志望理由書

青学地球社会共生学部 志望理由|推薦の書き方と例文

学部別

青学地球社会共生学部の志望理由|推薦の書き方と例文

青山学院大学地球社会共生学部は、**「地球規模の社会課題(貧困・難民・環境・格差・開発)を現場フィールドワーク×学際的学問で研究する」**学部です。1学科構成(地球社会共生学科)で、相模原キャンパスに設置されています。

「国際問題に関心がある」「グローバルに活躍したい」という動機では評価されません。**「特定の社会課題×フィールドワークの視点から生まれた問い」と「この学部でなければ研究できない理由」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • 地球社会共生学部の核心は「地球規模の課題×現場視点×共生という問いの軸
  • 「グローバルに活躍したい」「国際問題に関心がある」だけでは国際政治経済学部と区別できない
  • 国際政治経済学部との違い:国際政治経済は「政策・制度設計の学術研究」が軸、地球社会共生は「現場×共生のフィールドワーク」が軸
  • 建学精神「Be Faithful」と「地球上の他者と誠実に向き合う」の接続が差別化軸

目次


学部の特徴とAPの核心

地球社会共生学部の研究領域は「共生」というキーワードを中心に、社会学・国際関係・開発学・環境学・文化人類学を学際的に組み合わせます。

研究領域代表的な問い
国際開発・貧困研究「なぜ国際支援は持続しないことがあるのか」
難民・移住者研究「なぜ移住者の社会統合は特定の国で成功し他では失敗するのか」
環境・持続可能性「なぜローカルコミュニティは環境保全の主体になりにくいのか」
文化・アイデンティティ「なぜグローバル化が進むほど民族的アイデンティティへの回帰が起きるのか」

国際政治経済学部との違い

  • 国際政治経済学部:国際関係・外交・経済政策を「学術理論・政策設計」の視点で研究する
  • 地球社会共生学部:地球規模の社会課題を「現場(フィールドワーク)×共生(当事者視点)」で研究する

入試評価軸(傾向として):

  1. 「共生」の問いがあるか——「支援したい」ではなく「なぜ共生が難しいのか」という問い
  2. フィールドワーク意識——「現場から学ぶ」という姿勢が研究計画に組み込まれているか
  3. 建学精神との接続——「地球上の他者と誠実に向き合う(Be Faithful)」との接続

選考内容

方式選考内容評定目安
指定校推薦志望理由書+面接4.0前後
公募推薦志望理由書+面接(英語力証明書の提出を求める場合あり)学校により

面接では「なぜ国際政治経済学部・文学部・社会情報学部ではなくこの学部か」「フィールドワークでどの地域・課題を研究したいか」「英語力の現状と学習計画」が頻出です。


3タイプ別志望理由と例文

タイプA(国際開発・貧困・支援型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

途上国の貧困問題に関心があります。NGOや国際支援活動に携わりたいと思い、地球社会共生学部を志望しました。

なぜNG:「貧困問題に関心がある」「NGOに携わりたい」は動機の表明のみ。「なぜ共生や現場視点が必要なのか」という問いがなく、国際政治経済学部でも書ける内容。


After例(改善版・約260字)

「なぜ国際NGOによる農業支援プロジェクトは、撤退後に地域の自立につながらないことが多いのか」——フードバンク活動を通じて「支援する側の論理と支援される側の必要」のズレを感じた経験から持った問いです。外部支援が地域の当事者能力(エージェンシー)を弱める逆説を、開発社会学×フィールドワークで研究したいと考えています。

青山学院大学地球社会共生学部では「国際開発論」「フィールドワーク演習」「コミュニティ・エンパワメント論」を通じてこの問いを現場と理論の両面から研究し、将来は国際機関または現地NGOで、当事者主体の開発プログラム設計に携わることを目指します。

タイプB(環境・サステナビリティ型)

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Before例(約80字)

環境問題やSDGsに関心があります。地球環境を守るために何かしたいと思い、地球社会共生学部を志望しました。

なぜNG:「環境問題に関心がある」「SDGsに取り組みたい」は問いではない。「なぜ環境保全と共生を組み合わせた研究が必要なのか」という学術的問いがない。


After例(改善版・約250字)

「なぜ自然保護区の設定は、地元住民の生活を犠牲にしながらも持続可能な環境保全に繋がらないことがあるのか」——環境保全ボランティアで「保護と生活の矛盾」を目撃して持った問いです。環境問題は生態系の問題であると同時に「誰がどのように自然と共生するか」という社会的設計の問いです。

青山学院大学地球社会共生学部では「環境社会学」「地域コミュニティと自然資源管理」「フィールドワーク演習」を通じてこの問いを研究し、将来は環境省・地方自治体または国際環境NGOで、住民参加型の自然共生政策設計に携わることを目指します。

タイプC(難民・移住・多文化共生型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

難民問題やグローバルな移住の問題に関心があります。多様な文化が共生する社会をつくる仕事がしたいです。

なぜNG:「難民問題に関心がある」「多文化共生に関わりたい」は抽象的。「共生のどの問いを研究するか」という具体性がない。


After例(改善版・約250字)

「なぜ同じ難民受け入れ政策でも、ドイツと日本では社会統合の結果が大きく異なるのか」——在日外国人支援ボランティアで「制度ではなく文化的排除の壁」を感じた経験から持った問いです。受け入れ数や制度の問題より「ホスト社会の共生意識と当事者エージェンシー」が鍵という仮説を持っています。

青山学院大学地球社会共生学部では「移住・難民研究」「多文化共生論」「比較社会政策」を通じてこの問いを研究し、将来はUNHCRまたは外務省難民・移住関連部署で、当事者視点に基づく受け入れ政策の改善に携わることを目指します。


よくある失敗パターン5選

パターン1:「グローバルに活躍したい」で終わる → 「グローバルに活躍したい」は多くの学部・大学で書ける内容。「地球社会共生学部でなければ研究できない問い」の必然性を示す。

パターン2:国際政治経済学部と混同した内容を書く → 国際政治経済学部は政策・外交・制度を学術的に研究。地球社会共生学部は「現場×共生×フィールドワーク」が核心。「なぜ政策論より現場視点が必要な問いなのか」を説明する。

パターン3:「支援したい」という姿勢で終わる → 「支援する側」という一方向的な視点ではなく、「共生——対等な関係で学び合う」という視点が学部名に込められている。「当事者と共に問いを立てる研究」という姿勢を示す。

パターン4:フィールドワークへの言及がない → 地球社会共生学部の特徴の一つはフィールドワーク重視の教育。「どの地域・コミュニティでどんな調査をしたいか」を研究計画に組み込む。

パターン5:「英語が得意だから」で選ぶ → 英語力は授業への対応力として重要だが、「なぜこの学部か」の答えではない。共生・グローバル課題の「問い」が志望理由の核心。


推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・研究したい社会課題を1つ特定・フィールドワーク意識を持った問いの芽を探す
出願3ヶ月前骨子を作成(問い→体験→研究計画→将来像)・「共生」のキーワードを軸に問いを再設計
出願2ヶ月前第1稿完成・「なぜ国際政治経済学部でなくこの学部か」を面接で即答できるか確認
出願1ヶ月前最終化・面接練習(「共生とは何か」を自分の言葉で説明できるか)
出願2週間前全書類最終確認・字数・誤字脱字チェック

志望理由書に必ず入れる4つの要素

1. 問い:「なぜ○○の共生問題が起きているのか」という形の問い。

2. 体験:その問いを持つようになった国際交流・ボランティア・地域活動等の体験。

3. 研究計画:地球社会共生学部のフィールドワーク・学際的科目を活かした研究計画。

4. 将来像:国際機関・NGO・行政の具体的な役職と取り組む問題。


セルフチェックリスト

#チェック項目
1地球規模の「共生」に関わる問いが問いの形で書かれているか
2「グローバルに活躍したい」「国際問題に関心がある」だけで終わっていないか
3国際政治経済学部ではなくこの学部を選ぶ理由があるか
4フィールドワーク・現場視点への言及があるか
5地球社会共生学部固有の科目・研究領域への言及があるか
6建学精神「Be Faithful」との接続があるか
7将来像が職業名+取り組む問題まで書かれているか
8高校時代の経験(国際交流・ボランティア・環境活動等)から問いが導出されているか
9「支援する側」ではなく「共生・当事者視点」の研究姿勢が示されているか
10青山学院大学地球社会共生学部APを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: 地球社会共生学部と国際政治経済学部、どちらを選ぶべきか 「国際関係・外交・国際経済政策を理論・制度設計の視点で研究したい」→国際政治経済学部。「特定の地域・コミュニティの社会課題を現場視点・フィールドワークで研究したい」→地球社会共生学部が向いています。「共生」というキーワードに自分の問いが直結しているかで判断しましょう。

Q2: 相模原キャンパスは渋谷キャンパスと離れているが不便ではないか 相模原キャンパスは渋谷から約40分の立地です。キャンパスの場所を志望理由の否定的な要因にすることはNGですが、「相模原の多摩丘陵という自然環境でフィールドワークに取り組む」という肯定的な側面として捉えることができます。

Q3: 英語力が低い場合でも出願できるか 英語力の要件は入試方式・年度によって異なるため公式サイトを確認してください。ただし地球社会共生学部の授業では英語での文献・フィールドワークレポートが多いため、英語力向上の具体的な計画を志望理由書・面接で示すことが重要です。


青学地球社会共生学部の志望理由と建学精神の接続方法

青山学院大学の建学精神「Be Faithful(神の前に誠実であれ)」は、「なぜ青学地球社会共生学部か」を答える軸になります。

3つの接続パターン

パターン1(他者への誠実さ型) 「地球上の他者(貧困の当事者・難民・少数民族)の声に誠実に耳を傾け、一方的な「支援」ではなく「共生」の関係を築く研究をしたいと考えています。『Be Faithful(誠実に生きる)』という精神は、当事者の現実に誠実に向き合うフィールドワーク研究の姿勢と重なります。」

パターン2(社会課題への誠実な問い型) 「『なぜ共生が難しいのか』という問いに、感情論や表面的な解決策でなく誠実に(データ・理論・現場)向き合うことが私の研究の姿勢です。『Be Faithful』の精神が示す誠実さは、社会課題を学術的に追究する研究者の姿勢と一致しています。」

パターン3(地球的課題への責任型) 「地球規模の課題に対し、自分だけが豊かであることに誠実ではいられないという価値観があります。『神の前に誠実であれ』という精神は、地球上のすべての人が共に生きる社会を目指すという研究動機と一致しています。」


青山学院大学全体の入試戦略は青山学院大学 志望理由ガイドを参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず青山学院大学地球社会共生学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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