法政経済学部 志望理由|推薦と2学科別例文
法政経済学部の志望理由|推薦と2学科別例文
法政大学経済学部は2学科構成(経済学科・国際経済学科)です。市ヶ谷キャンパス(都心)に設置されており、「自由と進歩」の建学精神のもと、経済現象を理論と実証の両面から研究します。
「経済に興味がある」という動機では評価されません。**「2学科のどちらを選ぶかの根拠と、経済の学術的問い+「自由と進歩」建学精神との接続」**が合否を分けます。
この記事の結論
- 法政経済学部の核心は「2学科選択の根拠+経済の問い+「自由と進歩」建学精神との接続」
- 「経済に興味がある」「将来は経済の仕事がしたい」だけでは落ちる
- 明治政経(地域行政学科)・青学経済(現代経済デザイン)・立教経済(会計ファイナンス)との書き分けが必要
目次
2学科の特徴と選び方
| 学科 | 学びの中心 | 向いている問い |
|---|---|---|
| 経済学科 | ミクロ・マクロ・計量・財政・金融・労働・環境経済 | 「なぜ日本の生産性は先進国の中で低い水準が続いているのか」 |
| 国際経済学科 | 国際貿易・国際金融・開発経済・地域経済統合・グローバル経済問題 | 「なぜ新興国の輸出主導型成長モデルは先進国水準に到達した後に機能しにくくなるのか」 |
法政経済学部の特徴:市ヶ谷キャンパス(都心)設置で、政治・法律・経営など隣接学問との交流がしやすい環境。「自由と進歩」の建学精神のもと、自由な経済研究と社会進歩への貢献を重視します。
選考内容
| 方式 | 選考内容 | 評定目安 |
|---|---|---|
| 指定校推薦 | 志望理由書+面接(学科別) | 3.8〜4.0程度 |
| 公募推薦 | 志望理由書+面接 | 学校により |
面接では「なぜ経済学科か国際経済学科か」「入学後の研究テーマ」「なぜ法政経済学部か(他MARCH経済学部ではなく)」が頻出です。
2学科別志望理由と例文
経済学科向け
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
経済に興味があります。将来は金融や経済の分野で社会に貢献したいと思い、法政大学経済学部を志望しました。
なぜNG:「経済に興味がある」「金融で貢献したい」は問いではない。2学科のどちらかの根拠と研究テーマが示されていない。
After例(改善版・約240字)
「なぜ日本の企業内留保(内部留保)は世界最高水準にあるのに、設備投資・賃金引き上げに回らないのか——株主還元と内部留保の蓄積はどんな企業ガバナンスの問題を示しているのか」——コーポレートガバナンスと日本経済を調べる中で持った問いです。株主・経営者・従業員の利害対立という経済学的問題意識があります。
法政大学経済学部経済学科では「コーポレートファイナンス」「産業組織論」「計量経済学」を通じてこの問いを実証的に研究し、将来は財務省・経済産業省または経済系シンクタンクで政策設計に携わることを目指します。「自由と進歩」のもと、自由な経済の実現に向けた政策研究を志します。
国際経済学科向け
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
国際経済に興味があります。グローバルな問題を経済学で研究して、国際的な仕事に就きたいです。
なぜNG:「国際経済に興味がある」「国際的な仕事に就きたい」は問いではない。「国際経済学科でなければ研究できない問い」の必然性がない。
After例(改善版・約240字)
「なぜIMFや世界銀行の構造調整プログラムは、融資条件として財政緊縮を課すことで、途上国の経済成長を長期的に阻害するケースがあるのか」——開発経済学の批判的研究を調べる中で持った問いです。国際機関の政策設計における「経済効率vs.社会的公正のトレードオフ」を研究したいと考えています。
法政大学経済学部国際経済学科では「開発経済学」「国際金融論」「比較経済制度」を通じてこの問いを研究し、将来は国際機関(IMF・世界銀行)または外務省経済担当として、持続可能な国際開発政策の設計に携わることを目指します。
よくある失敗パターン5選
パターン1:2学科を選ばずに「経済学部」全体を志望する → 2学科のどちらかを選び、「その学科でなければ研究できない問い」を示す。
パターン2:青学・現代経済デザイン学科との差別化ができない → 青学現代経済デザインは「経済×社会デザイン×行動経済学」が軸。法政経済は「経済理論×計量分析×「自由と進歩」建学精神」が軸。「政策設計への実践志向」が法政の差別化に使えます。
パターン3:明治政経(地域行政学科)との書き分けができない → 明治政経は「地域行政学科」という固有学科が差別化軸。法政経済は「国際経済学科×自由と進歩」が軸。研究の対象(地域行政か国際経済か)と建学精神の違いで書き分ける。
パターン4:建学精神「自由と進歩」との接続がない → 「自由な市場と経済的自由の研究、そして社会進歩への政策的貢献」という接続が法政経済学部に自然に組み込める。
パターン5:将来像が「経済の仕事に就きたい」で止まる → 「財務省の○○政策担当として」「国際機関の○○プログラムに携わる」など職種と取り組む問題まで絞り込む。
推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
| 時期 | 取り組むこと |
|---|---|
| 出願4ヶ月前 | APを読む・2学科の違いを調べ・自分の問いがどちらに合うかを確認 |
| 出願3ヶ月前 | 骨子を作成・「なぜ明治政経・青学経済・立教経済でなく法政経済か」を整理 |
| 出願2ヶ月前 | 第1稿完成・「自由と進歩」との接続を一文追加 |
| 出願1ヶ月前 | 最終化・面接練習 |
| 出願2週間前 | 全書類最終確認 |
セルフチェックリスト
| # | チェック項目 |
|---|---|
| 1 | 志望学科(経済学科 or 国際経済学科)が明示されているか |
| 2 | 経済の「問い」が問いの形で書かれているか |
| 3 | 「経済に興味がある」だけで終わっていないか |
| 4 | 建学精神「自由と進歩」との接続があるか |
| 5 | 明治政経・青学経済・立教経済との書き分けができているか |
| 6 | 将来像が職業名+取り組む問題まで書かれているか |
| 7 | 学部固有の科目への言及があるか |
| 8 | 高校時代の経験から問いが導出されているか |
| 9 | 経済学(数学的・統計的)アプローチへの意識があるか |
| 10 | 法政大学経済学部APを読み、応答しているか |
よくある質問
Q1: 法政経済学部と明治政治経済学部・立教経済学部、何が違うか 明治政経は「地域行政学科」という固有学科が最大差別化軸。立教経済は「会計ファイナンス学科(MARCH経済で稀有な独立学科)」が固有軸。法政経済は「2学科構成(経済・国際経済)×自由と進歩建学精神」が差別化ポイントです。
Q2: 経済学部で数学・統計は必要か 経済学は数学・統計を使う学問です。マクロ・ミクロ経済学では微積分、計量経済学では統計学・回帰分析が必要です。高校数学ⅡB以上の準備と、経済学への数学的アプローチへの意欲を志望理由書で示すことが重要です。
Q3: 法政経済学部と法政社会学部の社会政策科学科、どちらを選ぶか 「経済理論・金融・貿易を体系的に研究したい」→経済学部。「社会政策・公共政策・労働政策を社会科学的に研究したい」→社会学部社会政策科学科が向いています。「政策」という共通点がありますが、研究アプローチ(経済学的 vs 社会科学的)で判断できます。
Q4: 経済学部の指定校推薦と公募推薦で、志望理由書の書き方は変わるか 基本構造(問い→学科選択根拠→科目→将来像→建学精神接続)は同じです。ただし指定校推薦では「高校の成績(評定4.0前後)が前提の選抜」であるため、志望理由書では「成績の高さ」ではなく「経済の問いの深さ・研究への準備」を示すことが差別化になります。「経済学部に入ってから学ぶのでなく、すでに問いを持っている」という姿勢を示せるかが合否の分岐点です。公募推薦では活動実績の有無よりも「問いの質と学科選択の根拠の深さ」が重視される傾向があります。
法政経済学部の志望理由と建学精神の接続方法
法政大学の建学精神「自由と進歩」と経済学部の研究を接続する3パターン:
パターン1(経済的自由の研究型) 「市場の自由と経済的自由は、人々が豊かに生きるための基盤です。なぜ市場の失敗(独占・情報非対称性)が自由を阻害するのかを経済学で研究し、自由な経済の実現に貢献したい——『自由と進歩』の精神が研究動機の核心です。」
パターン2(社会進歩のための経済政策型) 「経済政策の改革は社会の進歩に直結します。財政政策・労働政策・国際貿易政策の設計に、誠実な実証研究で貢献したい——『自由と進歩』の建学精神が研究動機と重なります。」
パターン3(国際的な経済進歩型) 「グローバル経済の進歩——途上国の経済成長・国際貿易の公正化——に、国際経済学の研究で貢献したい。『自由と進歩』の精神が、国際経済学科での研究動機の根本です。」
法政大学全体の入試戦略は法政大学 志望理由ガイドを参照。
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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず法政大学経済学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。
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