志望理由書

法政スポーツ健康学部 志望理由|推薦の書き方と例文

学部別

法政スポーツ健康学部の志望理由|推薦の書き方と例文

法政大学スポーツ健康学部は、**「スポーツを健康・社会・政策・コーチングの視点から研究する」**法政大学の専門学部です。1学科構成(スポーツ健康学科)で、多摩キャンパスに設置されています。

「スポーツが好き」「アスリートを続けたい」という動機では評価されません。**「スポーツ×健康・社会のどの問いを研究したいか、体育系専門学校との違いを理解した上での学術的問い」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • スポーツ健康学部の核心は「スポーツ×健康・社会政策・コーチングの学術的問い
  • 「スポーツが好き」「体を動かしたい」だけでは体育系専門学校と区別できない
  • 立教コミュニティ福祉(スポーツウエルネス学科)との違い:法政は「スポーツ科学×コーチング×健康政策」、立教は「スポーツ×福祉・地域共生政策」
  • 建学精神「自由と進歩」と「スポーツを通じた社会進歩」の接続が差別化軸

目次


学部の特徴とAPの核心

スポーツ健康学部では3つの軸でスポーツを研究します。

研究軸具体的なテーマ例
スポーツ科学・コーチング「最適なトレーニング設計と怪我予防の関係」「コーチングの言語化が選手の技術習得に与える影響」
健康科学・スポーツ医学「運動習慣が慢性疾患リスクを低下させるメカニズム」「高齢者の転倒予防と筋力トレーニングの関係」
スポーツ社会学・政策「なぜスポーツイベントは地域経済活性化に繋がりにくいのか」「障害者スポーツへのアクセス格差はなぜ起きるのか」

体育系専門学校との違い

  • 専門学校型:競技力向上・インストラクター養成などの「実践スキル」中心
  • スポーツ健康学部:「スポーツ現象のメカニズムを学術的に解明する」研究中心

立教コミュニティ福祉(スポーツウエルネス学科)との違い

  • 立教:スポーツ×福祉・地域共生政策が核心
  • 法政:スポーツ科学×コーチング×健康政策の三軸が核心

入試評価軸(傾向として):

  1. 「スポーツの学術的問い」があるか——「スポーツが好き」ではなく「スポーツ現象のどの問いを研究したいか」
  2. スポーツ体験の昇華——競技経験や指導経験から「問い」を形成しているか
  3. 建学精神との接続——「自由と進歩」とスポーツ研究の接続

選考内容

方式選考内容評定目安
指定校推薦志望理由書+面接3.5〜3.8程度
公募推薦志望理由書+面接(スポーツ活動実績の提出を求める場合あり)学校により
スポーツ推薦(課外活動)競技実績+志望理由書+面接学部独自基準

面接では「なぜ体育系専門学校・体育学部でなくこの学部か」「研究したいスポーツの問い」「スポーツ経験と研究テーマの接続」が頻出です。


3タイプ別志望理由と例文

タイプA(スポーツ科学・コーチング型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

バスケットボールを10年続けており、コーチングに興味があります。将来はコーチとして選手を育てたいと思います。

なぜNG:「コーチになりたい」は動機の表明のみ。「スポーツ科学的・学術的な問い」がなく、体育系専門学校・大学体育会との区別ができない。


After例(改善版・約260字)

「なぜ同じトレーニングメニューでも、選手ごとに技術習得速度と怪我のリスクがこれほど異なるのか」——10年間のバスケットボール経験で同じ練習をしていても上達の個人差を観察してきた問いです。身体的な個人差だけでなく「コーチの言語化の仕方と選手の認知的理解」という心理的要因が鍵という仮説を持っています。

法政大学スポーツ健康学部では「スポーツバイオメカニクス」「コーチング学」「運動学習論」を通じてこの問いを実験・分析的に研究し、将来はスポーツ科学の研究者またはナショナルチームのスポーツ科学担当として、科学的根拠に基づいたコーチングシステムの開発に携わることを目指します。

タイプB(健康・スポーツ医学型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

スポーツと健康に興味があります。将来はスポーツトレーナーとして人々の健康をサポートしたいです。

なぜNG:「スポーツと健康に興味がある」「トレーナーになりたい」では学術的問いがない。「健康科学のどの問いを研究したいか」が示されていない。


After例(改善版・約250字)

「なぜ健康的な生活を目指す高齢者でも、定期的な運動習慣の維持が難しいのか——心理的・社会的障壁の構造はどうなっているのか」——地域の健康増進活動で「来る人はいつも同じ」という課題を観察して持った問いです。運動の「意欲」と「実行」の間のギャップを運動行動科学の視点から研究したいと考えています。

法政大学スポーツ健康学部では「運動疫学」「運動行動変容論」「健康政策論」を通じてこの問いを研究し、将来は厚生労働省の健康増進担当または保健医療機関で、行動変容を促す健康政策の設計に携わることを目指します。

タイプC(スポーツ社会学・政策型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

スポーツと社会の関係に興味があります。スポーツを通じて社会をよくしたいと思っています。

なぜNG:「スポーツと社会に関心がある」「社会をよくしたい」は問いではない。「スポーツ社会学的・政策的な問い」がない。


After例(改善版・約250字)

「なぜパラリンピック開催後も、日本で障害者スポーツへのアクセス(施設・指導者・費用)は健常者スポーツと比べて大幅に限定されたままなのか」——パラスポーツを調べる中で持った問いです。制度設計の不備より「スポーツの「主流」から障害者を暗黙のうちに排除する社会構造」が問題の核心という仮説を持っています。

法政大学スポーツ健康学部では「スポーツ社会学」「スポーツ政策論」「障害者スポーツ論」を通じてこの問いを研究し、将来はスポーツ庁または障害者スポーツ支援NPOで、インクルーシブなスポーツ政策設計に携わることを目指します。


よくある失敗パターン5選

パターン1:「スポーツが好き」「体を動かしたい」で終わる → スポーツが好きなだけでは体育系専門学校・大学体育会と区別できない。「スポーツ現象のどの問いを研究したいか」への昇華が必要。

パターン2:「スポーツで活躍したから」だけで選ぶ → 競技実績は活動歴として評価されるが、「その経験から生まれた学術的問い」がなければ研究動機として弱い。

パターン3:立教コミュニティ福祉(スポーツウエルネス学科)との違いを説明できない → 法政は「スポーツ科学×コーチング×健康政策」が軸。立教は「スポーツ×福祉・地域共生政策」が軸。「なぜ立教でなく法政か」を自分の問いと照合して整理する。

パターン4:「アスリートとして活躍したい(だけ)」 → 競技者としての目標と研究者・専門家としての目標を区別する。「スポーツを研究対象として分析したい」という視点が必要。

パターン5:建学精神との接続がない → 「スポーツを通じた社会の進歩——健康で自由なスポーツ活動が社会全体に広がる社会」という文脈でBe Faithfulと接続できます。


推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・「スポーツのどの問いを研究したいか」を特定・学術的問いへの昇華
出願3ヶ月前骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像)・「なぜ体育系専門学校・他大学スポーツ系でなくここか」を整理
出願2ヶ月前第1稿完成・「スポーツを学術研究として研究する」視点の整合性を確認
出願1ヶ月前最終化・面接練習
出願2週間前全書類最終確認

セルフチェックリスト

#チェック項目
1スポーツ×健康・社会・コーチングの「問い」が問いの形で書かれているか
2「スポーツが好き」「アスリートになりたい」だけで終わっていないか
3体育系専門学校・他大学体育学部でなく法政スポーツ健康学部を選ぶ理由があるか
4立教コミュニティ福祉との違いを理解して書かれているか
5建学精神「自由と進歩」との接続があるか
6将来像が職業名+取り組む問題まで書かれているか
7学部固有の科目への言及があるか
8スポーツ経験から学術的問いが導出されているか
9「スポーツを研究対象とする」視点が示されているか
10法政大学スポーツ健康学部APを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: スポーツ健康学部と立教コミュニティ福祉(スポーツウエルネス学科)、どちらを選ぶか 法政スポーツ健康学部は「スポーツ科学×コーチング×健康科学×スポーツ社会学」の総合的スポーツ研究が軸。立教スポーツウエルネス学科は「スポーツ×福祉・地域共生政策」が軸。「コーチング・スポーツ科学の問いを中心に研究したい」→法政、「スポーツを福祉・地域コミュニティと繋げて研究したい」→立教が向いています。

Q2: 競技選手でなくてもスポーツ健康学部に入れるか 入学要件として競技者である必要はありませんが、「スポーツとの何らかの関わり(観戦・指導・地域スポーツ活動等)から生まれた問い」を志望理由書で示すことが重要です。競技実績がある場合はそれを活用し、ない場合はスポーツへの関わりの質を重視してください。

Q3: 多摩キャンパスは体育施設が充実しているか 法政大学多摩キャンパスのスポーツ施設(体育館・グラウンド・プール等)は充実しています。ただし都心からの距離があるため、市ヶ谷キャンパスとの往来を含む学習計画を立てることも考慮してください。


法政スポーツ健康学部の志望理由と建学精神の接続方法

法政大学の建学精神「自由と進歩」とスポーツ健康学部の研究を接続する3パターン:

パターン1(スポーツの自由型) 「すべての人がスポーツを自由に楽しめる社会をつくりたいという問いがあります。障害者・高齢者・経済的に困難な人々のスポーツへのアクセスが制限されているという現実を、『自由と進歩』の精神——自由なスポーツ活動の実現——という視点から研究したいと考えています。」

パターン2(科学的進歩型) 「スポーツ科学の進歩は、アスリートの競技力向上だけでなく、すべての人の健康と生活の質を向上させます。『自由と進歩』の精神——科学的進歩を通じた社会への貢献——という視点が、スポーツ健康学部での研究動機と重なります。」

パターン3(社会進歩としてのスポーツ型) 「スポーツは単なる競技ではなく、社会的孤立の解消・健康格差の是正・インクルーシブな社会の実現に貢献するツールです。『自由と進歩』の精神は、スポーツを通じた社会進歩という私の研究動機の根本と重なっています。」


法政大学全体の入試戦略は法政大学 志望理由ガイドを参照。

本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず法政大学スポーツ健康学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

無料添削キャンペーン実施中

志望理由書の無料診断を受ける

新卒採用10年・1,000人以上の志望動機を評価した講師が、あなたの志望理由書を無料で添削します。

無料で相談する

3分で完了|LINEで結果が届く|無料添削サンプル付き