志望理由書

立教経済学部 志望理由|推薦の書き方と3学科別例文

学部別
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  1. 01よくある質問
  2. 02立教経済学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教経済学部の志望理由|推薦の書き方と3学科別例文

「立教経済学部の推薦、何を書けばいい?」——立教大学経済学部は3学科構成(経済学科・経営学科・会計ファイナンス学科)です。

なかでも会計ファイナンス学科(会計学と金融工学・資本市場論を統合した学科)はMARCH経済学部の中でも独立学科として設置されている稀有な構成であり、立教経済学部の最大の差別化軸です。「経済に興味がある」という動機では評価されません。**「3学科のどれを・なぜ選ぶかの根拠と研究テーマ」**が合否を分けます。

なお、立教には「経済学部の経営学科」と「経営学部(別学部)」が存在します。志望するのがどちらかを明確にする必要があります。


この記事の結論

  • 立教経済学部の核心は「3学科選択の根拠+経済・経営・会計の問い
  • 会計ファイナンス学科はMARCH経済系で独立学科は稀——最大の差別化軸
  • 「経済学部の経営学科」と「経営学部(別学部)」は別物——混同しないこと
  • 「経済に興味がある」「会計士になりたい」だけでは全方式で落ちる

目次


3学科の特徴と選び方

学科学びの中心向いている問い立教固有の強み
経済学科ミクロ・マクロ・計量経済学・経済政策「最低賃金引き上げは雇用にどう影響するか」経済学の理論と実証の両方を重視するカリキュラム
経営学科(経済学部内)企業行動・産業組織・経営の経済学的分析「なぜ大企業はイノベーションに遅れるのか」経済学的視点からの経営分析(経営学部とは異なるアプローチ)
会計ファイナンス学科財務会計・管理会計・金融論・資本市場・コーポレートファイナンス「企業の資本構成はどう決まるのか」「ESG投資は財務パフォーマンスに影響するか」会計×金融を統合した学科はMARCHでも稀有

「経済学部の経営学科」と「経営学部」の違い

立教には「経済学部の経営学科」(経済学的手法で企業行動を分析)と「経営学部」(経営の理論と実践、国際経営)の両方があります。

  • 経済学部・経営学科向き:「企業の行動を経済学の理論(ゲーム理論・産業組織論)で分析したい」
  • 経営学部向き:「経営の実践・戦略・国際ビジネスを学びたい」(→詳細は立教経営学部 志望理由

指定校推薦の選考内容

項目内容
出願書類志望理由書・調査書・推薦書
選考書類審査+面接
評定目安3.8〜4.0程度
面接頻出「なぜこの学科か(他の2学科ではなく)」「どんな問いを研究したいか」「入学後の学習計画」

3学科別志望理由と例文

経済学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

私は経済学に強い関心があります。将来は経済の専門家として社会に貢献したいと考えており、立教大学経済学部で経済学を深く学びたいです。

なぜダメか:「経済学に関心がある」「経済の専門家になりたい」は最も陳腐なセット。研究テーマがなく、立教を選ぶ理由も不明。


After例(改善版・約240字)

「なぜ日本の賃金は30年間ほぼ横ばいなのに、欧米では着実に上昇してきたのか」——高校の現代社会で日本の賃金停滞を調べた際に持った問いです。労働市場の構造的硬直性(メインバンク制・終身雇用の残滓・賃金交渉力の弱さ)を、比較制度分析と労働経済学の視点から研究したいと考えています。

立教大学経済学部経済学科では「労働経済学」「比較経済制度論」「計量経済学」を通じてこの問いに必要な実証分析の基礎を修め、将来は経済系シンクタンクまたは政策立案部門で賃金・雇用政策の研究に携わることを目指します。


経営学科(経済学部内)向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

経営に興味があります。ビジネスを学んで将来は企業経営者になりたいと思っています。

なぜダメか:「経営に興味がある」「経営者になりたい」は問いではない。また「経済学部の経営学科」と「経営学部」の違いを理解できていない印象がある。


After例(改善版・約230字)

「なぜ日本の大企業は新規事業を社内で育てることが苦手なのか——既存事業の最適化バイアスが構造的に働くメカニズムとは何か」——産業組織論の視点からこの問いを研究したいと考えています。経営学部の「実践的な経営戦略」ではなく、経済学的なモデル(エージェンシー理論・取引費用理論)で企業行動を分析するアプローチが私の志望です。

立教大学経済学部経営学科では「産業組織論」「企業経済学」「ゲーム理論」を通じてこの問いを経済学的に分析し、将来は経済・経営コンサルタントまたは研究者として企業行動の実証分析に携わることを目指します。


会計ファイナンス学科向け(立教経済の最大差別化軸)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

会計や金融に興味があります。将来はファイナンスの専門家として活躍したいと思い、立教経済学部を志望しました。

なぜダメか:「会計・金融に興味がある」は問いではない。会計ファイナンス学科の固有性(MARCH経済系で稀有な独立学科)を活かした研究テーマが示されていない。


After例(改善版・約250字)

「ESG投資の拡大は企業の財務パフォーマンスを実際に改善するのか——それとも投資家への『シグナリング』にすぎないのか」——サステナビリティ経営に関する論文を読む中で持った問いです。財務会計データと資本市場の反応を統計的に分析するためには、会計と金融の両方の知識が必要と考えています。

立教大学経済学部会計ファイナンス学科は、会計学と金融論を統合して学べるMARCHでも稀有な学科です。「財務会計論」「コーポレートファイナンス」「資本市場論」を通じてこの問いに必要な分析ツールを修得し、将来は資産運用会社またはサステナビリティ評価機関での研究・実務に携わることを目指します。


よくある失敗パターン

パターン1:「経済学部の経営学科」を「経営学部」と混同する → 志望理由書に「経済学部」と「経営学部」を混在させると審査官に「学部を理解していない」と判断される。どちらを受けるかを明確にし、なぜそちらか(経済学的分析 vs 経営実践)の根拠を示す。

パターン2:会計ファイナンス学科を「会計士になるための学科」と書く → 会計ファイナンス学科は会計士養成学科ではなく「会計×金融の学術研究学科」。「資本市場・コーポレートファイナンスの問いを研究したい」という学術的動機が評価される。

パターン3:「経済に興味がある」「お金の仕組みを学びたい」で終わる → 3学科のどれかを選び、「その学科でなければ研究できない問い」を示す。


セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望学科(3学科のうち1つ)が明示されているか
2「経済学部の経営学科」か「経営学部」かが明確か
3経済・経営・会計の「問い」が問いの形で書かれているか
4会計ファイナンス学科志望者:他校にない固有学科の差別化を活かしているか
5「経済に興味がある」「会計士になりたい」だけで終わっていないか
6立教経済学部固有の科目への言及があるか
7立教の建学精神との接続があるか
8将来像が職業名+研究・業務まで書かれているか
9「なぜ立教経済学部か(明治・中央経済ではなく)」の答えがあるか
10立教大学経済学部APを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: 立教経済学部と明治政治経済学部、志望理由書はどう変わるか 明治政経は地域行政学科という固有学科が差別化軸。立教経済学部は会計ファイナンス学科(MARCH経済系では稀有な独立学科)と「奉仕と共生」の建学精神との接続が書き分けポイントです。「金融・会計の専門性を深めたい」なら立教経済の会計ファイナンス学科は強い選択理由になります。

Q2: 「経済学部の経営学科」と「経営学部」は入学後どう違うか 立教経営学部(池袋キャンパス)は経営学・国際経営学の2学科を持ち、経営に特化した学部です。立教経済学部経営学科は経済学部の中の経営学科であり、経済学科・会計ファイナンス学科と共に学際的・経済的アプローチで経営現象を分析します。「経営学を経済学と連携して学びたい」なら経済学部経営学科、「経営学に特化したい」なら経営学部が向いています。

Q3: 会計ファイナンス学科から公認会計士を目指せるか 会計ファイナンス学科では会計・財務・税務の専門教育が充実しており、公認会計士試験へのアクセスも良好です。「財務会計・監査の研究と資格取得の両立」を志望理由書の軸にすることで、この学科への強い志望動機を示すことができます。


立教経済学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教大学の建学精神(キリスト教精神に基づく「奉仕」と「共生」)は、「なぜ立教経済学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。

3つの接続パターン

パターン1(研究テーマ×共生型) 「私が研究したい問いは、社会的に弱い立場に置かれた人々が制度や社会から排除されるメカニズムを解明することです。立教の『共生』の精神——異なる背景を持つ人々が共に生きる社会をつくる——が私の研究の方向性と一致しています。」

パターン2(奉仕×キャリア型) 「将来、○○分野で○○として働く目標は、利益追求ではなく社会への貢献(奉仕)を軸にしたキャリア観に基づいています。この価値観を形成・強化できる環境として、立教の建学精神が息づく経済学部を選びました。」

パターン3(知的探究×共生型) 「私が研究したい問いは、異なる文化・立場・価値観を持つ人々がどのように理解し合えるかという問いです。立教の『共生』の精神と、多様な背景を持つ学生が共に学ぶキャンパス環境が、この問いを深めるうえで最も適した学習環境だと考えています。」


立教全体の入試戦略は立教大学 志望理由ガイド、慶應経済との比較は慶應経済学部 志望理由も参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立教大学経済学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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