青学文学部 志望理由|推薦と専攻別例文
青学文学部の志望理由|推薦と専攻別例文
青山学院大学文学部は6学科構成(英米文学科・フランス語文学科・日本文学科・史学科・比較芸術学科・教育学科)です。キリスト教(メソジスト・改革長老)建学精神「Be Faithful」のもと、テキスト・史料・芸術作品に誠実に向き合う研究姿勢が重視されます。
「文学が好き」「英語を使いたい」という動機では評価されません。**「どの学科・専攻を選ぶかの根拠と、テキスト・史料・作品から導かれた学術的問い」**が合否を分けます。
この記事の結論
- 青学文学部の核心は「学科選択の根拠+テキスト・作品・史料からの問い+Be Faithfulとの接続」
- 「文学が好き」「英語を使いたい」だけでは落ちる
- 英米文学科は「英語で文学を研究する必然性がある問い」が必要——語学留学志望とは違う
- 比較芸術学科は他大学に少ない固有の差別化軸
目次
6学科の特徴と選び方
| 学科 | 学びの中心 | 向いている問い |
|---|---|---|
| 英米文学科 | 英語圏の文学・文化・言語・批評理論 | 「なぜアメリカ南部文学は「南部神話」という地域的アイデンティティを強化してきたのか」 |
| フランス語文学科 | フランス語圏の文学・思想・文化史 | 「フランス実存主義はなぜ戦後日本の文学者に影響を与えたのか」 |
| 日本文学科 | 古典・近代・現代の日本文学・日本語学 | 「明治期の文語文と口語文の混在はどのような社会的文脈で起きたのか」 |
| 史学科 | 日本史・東洋史・西洋史・考古学 | 「なぜ19世紀の国際秩序は西洋中心の「文明化の使命」論で正当化されたのか」 |
| 比較芸術学科 | 音楽・美術・演劇・映像を比較文化・美学で研究 | 「なぜ現代アートは「作品の意味」を観客の解釈に委ねる手法を採用するのか」 |
| 教育学科 | 教育思想・教育制度・教育心理・幼児教育 | 「なぜ日本の小学校入学前教育は「遊び」を重視するのか」 ※教育人間科学部との違いも確認 |
比較芸術学科の特徴:音楽・美術・演劇・映像を「比較文化・美学・芸術理論」の視点で研究する学科で、実技習得ではなく学術研究が軸。
選考内容
| 方式 | 選考内容 | 評定目安 |
|---|---|---|
| 指定校推薦 | 志望理由書+面接(学科別) | 3.8〜4.0程度 |
| 公募推薦 | 志望理由書+面接 | 学校により |
面接では「なぜこの学科を選んだか」「入学後の研究テーマ」「先行研究への言及」が頻出です。
3タイプ別志望理由と例文
タイプA(文学・語学専攻型)
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
英語と文学が好きです。将来は英語を使う仕事がしたいと思い、青学文学部英米文学科を志望しました。
なぜNG:「英語と文学が好き」「英語を使う仕事がしたい」は語学留学と区別できない。英米文学科の「文学・文化の学術的研究」という軸がない。
After例(改善版・約250字)
「なぜヒップホップは1970年代のニューヨーク・ブロンクスという特定の場所・時代で生まれ、やがて世界で最も普及した音楽・文化形式になったのか——周縁化されたコミュニティの「声」は文学・文化理論でどう分析できるか」——アフリカ系アメリカ文学の授業で持った問いです。
青山学院大学文学部英米文学科では「アメリカ文学史」「ポストコロニアル批評」「カルチュラルスタディーズ」を通じてこの問いを研究し、将来はアメリカ文学・文化研究者またはメディア批評の分野で活動することを目指します。建学精神「Be Faithful」のもと、周縁化された声に誠実に向き合う研究を続けます。
タイプB(史学系専攻型)
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
歴史が好きで、特に日本史に関心があります。将来は歴史を活かした仕事がしたいと思っています。
なぜNG:「歴史が好き」「歴史を活かした仕事がしたい」は問いではない。どの時代・史料・問いを研究するかが示されていない。
After例(改善版・約240字)
「なぜ江戸時代の日本は鎖国政策をとりながらも、長崎・対馬・薩摩・松前という4つの「窓口」を通じて積極的な対外関係を維持したのか——「鎖国」というフレームは実態を正確に表しているのか」——日本史を再検討する授業から持った問いです。「鎖国」概念の再考を、一次史料から実証的に研究したいと考えています。
青山学院大学文学部史学科では「日本近世史演習」「古文書学」「比較史学」を通じてこの問いを研究し、将来は博物館学芸員または歴史研究者として活動することを目指します。
タイプC(比較芸術学科型)
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
音楽と美術が好きです。芸術を学べる学科として比較芸術学科を志望しました。
なぜNG:「芸術が好き」は問いではない。「比較芸術学科(実技でなく学術研究)でなければ研究できない問い」の必然性がない。
After例(改善版・約250字)
「なぜ戦後の前衛音楽(ケージ・武満徹・シュトックハウゼン等)は「演奏家の自律性」と「偶然性」を意図的に作品設計に組み込んだのか——それはどんな美学的・社会的文脈から生まれたのか」——現代音楽の授業で持った問いです。20世紀芸術の「作品の脱権威化」を音楽・美術の比較美学で研究したいと考えています。
青山学院大学文学部比較芸術学科では「現代音楽論」「芸術社会学」「表象文化研究」を通じてこの問いを研究し、将来は芸術批評・文化政策・音楽教育の分野で活動することを目指します。
よくある失敗パターン5選
パターン1:「文学が好き」「芸術が好き」で終わる → 好みの表明ではなく「テキスト・作品・史料から生まれた学術的問い」への昇華が必要。
パターン2:英米文学科を「英語留学の代わり」として選ぶ → 英米文学科の核心は「英語圏の文学・文化を学術的に研究すること」。英語習得を主目的にする場合は学科の軸と噛み合わない。
パターン3:比較芸術学科を「芸術実技の学科」と誤解する → 比較芸術学科は「芸術現象を比較文化・美学・芸術理論で研究する」学科。演奏・制作の習得が主目的ではない。
パターン4:学科と先行研究の接続がない → 文学・史学・芸術研究では先行研究(著書・研究者名)への言及が「研究への準備」の証拠になる。
パターン5:建学精神「Be Faithful」との接続がない → 「テキスト・作品・史料に誠実に向き合う」という接続が文学部の研究姿勢と建学精神を自然に繋げます。
推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
| 時期 | 取り組むこと |
|---|---|
| 出願4ヶ月前 | APを読む・6学科の違いを調べ・志望学科を特定する |
| 出願3ヶ月前 | 関連する先行研究を1冊読む・骨子作成 |
| 出願2ヶ月前 | 第1稿完成・「なぜ早稲田文学部・明治文学部でなく青学文学部か」を整理 |
| 出願1ヶ月前 | 最終化・面接練習(先行研究を自分の言葉で説明できるか) |
| 出願2週間前 | 全書類最終確認 |
セルフチェックリスト
| # | チェック項目 |
|---|---|
| 1 | 志望学科(6学科のうち1つ)が明示されているか |
| 2 | テキスト・作品・史料からの「問い」が問いの形で書かれているか |
| 3 | 「文学が好き」「芸術が好き」だけで終わっていないか |
| 4 | 先行研究(研究者名・著書)への言及が1つ以上あるか |
| 5 | 建学精神「Be Faithful」との接続があるか |
| 6 | 将来像が職業名+研究・活動内容まで書かれているか |
| 7 | 比較芸術学科志望者:「研究視点」の問いになっているか(実技志望でないか) |
| 8 | 英米文学科志望者:「文学・文化研究の問い」になっているか(語学留学志向でないか) |
| 9 | 高校時代の経験から問いが導出されているか |
| 10 | 青山学院大学文学部APを読み、応答しているか |
よくある質問
Q1: 青学文学部と早稲田文学部・明治文学部、志望理由書はどう変わるか 早稲田文学部は27専修×「学問の独立」精神が軸。明治文学部は心理社会学科という固有学科が差別化軸。青学文学部は比較芸術学科という固有学科と「Be Faithful(テキストに誠実に向き合う)」建学精神が書き分けポイントです。
Q2: 比較芸術学科から芸術系の仕事に就けるか 比較芸術学科卒業生の進路は文化・芸術機関(美術館・音楽機関)、メディア・出版・教育などがあります。「芸術を学術的に研究した知識」は文化批評・芸術教育・文化政策分野で活かせます。
Q3: 教育学科は青学文学部にあるが、教育人間科学部との違いは何か 青学には文学部に教育学科と、独立した教育人間科学部の両方があります。文学部教育学科は「教育思想・歴史・制度の人文学的研究」が中心。教育人間科学部は「教育学×心理学の学際的教育研究」が中心です。「教育現象の思想的・歴史的研究」なら文学部教育学科、「教育×心理の学際研究や教員養成」なら教育人間科学部が向いています。
青学文学部の志望理由と建学精神の接続方法
青山学院大学の建学精神「Be Faithful(神の前に誠実であれ)」と文学部の研究を接続する3パターン:
パターン1(テキストへの誠実さ型) 「文学・歴史・芸術の研究は、テキスト・史料・作品に誠実に向き合い、先入観を排して読み解くことが出発点です。『Be Faithful(誠実に)』——研究対象に誠実に向き合う——という精神は、文学部での研究姿勢の核心と重なります。」
パターン2(人間の声への誠実さ型) 「文学・歴史は「人間の声(テキスト・史料)」の記録です。過去・現在の多様な人間の声に誠実に耳を傾ける——この姿勢が『Be Faithful』の精神と私の研究動機を繋げています。」
パターン3(芸術の誠実な解釈型) 「芸術作品は誠実に向き合うことではじめて意味が開かれます。『Be Faithful』——作品の本質に誠実に近づく——という精神が、比較芸術の研究姿勢と重なります。」
青山学院大学全体の入試戦略は青山学院大学 志望理由ガイドを参照。
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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず青山学院大学文学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。
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