志望理由書

中央法学部 志望理由|推薦と3学科別例文

学部別

中央法学部の志望理由|推薦と3学科別例文

中央大学法学部は3学科構成(法律学科・国際企業関係法学科・政治学科)です。中央法学部は私立大学の中でもトップクラスの司法試験合格実績を誇り、「法学の中央」として知られています。

「弁護士になりたい」「法律に興味がある」という動機では評価されません。**「3学科のどれを選ぶかの根拠と、法・政治の学術的問い+実学主義との接続」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • 中央法学部の核心は「3学科選択の根拠+法的問い+実学主義(Act on Conviction)との接続
  • 「司法試験に合格したいから」だけでは落ちる——「どの法的問題を研究したいか」が必要
  • 国際企業関係法学科:国際取引法×企業法務——立教国際ビジネス法学科と並ぶ固有軸
  • 政治学科:中央法学部内に政治学科があることは他の大学法学部にはない特徴

目次


3学科の特徴と選び方

学科学びの中心向いている問い
法律学科民法・刑法・憲法・商法・行政法・国際法・法理論「デジタル時代の個人情報権をどう法的に保護するか」「刑事司法における量刑の合理性とは何か」
国際企業関係法学科国際取引法・国際商事仲裁・企業法・知的財産法・グローバルビジネス法「なぜ国際M&Aは法制度の違いで統合に失敗するのか」「クロスボーダー取引の紛争をどう解決するか」
政治学科政治理論・比較政治・行政学・政策過程・地方政治「なぜ民主主義国家でも行政の政策失敗が繰り返されるのか」「選挙制度は政治的代表をどう形成するか」

国際企業関係法学科の特徴:国内六法中心の法律学科と異なり、「国際取引・企業法務・知財・仲裁」に特化した学科です。将来、外資系法律事務所・多国籍企業法務部門・国際機関を志向する受験生に向いています。


選考内容

方式選考内容評定目安
指定校推薦志望理由書+面接(学科別)4.0前後
公募推薦志望理由書+面接学校により
フェローシップ(法学部固有)志望理由書+活動実績+面接学部独自基準

面接では「なぜ3学科のこの学科を選んだか」「入学後の研究テーマ」「なぜ中央法学部か(他の法学部ではなく)」が頻出です。


3学科別志望理由と例文

法律学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

中央大学法学部は司法試験合格者が多いと聞いて憧れています。将来は弁護士になって社会正義を実現したいです。

なぜNG:「司法試験合格者が多いから」は合格実績を選択理由にする典型的NGパターン。「どの法律問題を研究したいか」という問いがない。


After例(改善版・約260字)

「なぜ刑事司法では、冤罪が判明した後も国家賠償の請求が困難になるケースがあるのか」——冤罪事件の調査から持った問いです。無実の人が証明の困難さゆえに救済されない「証明責任と救済の非対称性」という問題を、刑事手続法×民事責任法の観点から研究したいと考えています。

中央大学法学部法律学科では「刑事手続法」「国家補償法」「法社会学」を通じてこの問いを研究し、将来は刑事系弁護士として無実の人を守る活動と、制度改革のための立法提言に携わることを目指します。実学主義「Act on Conviction」——確信を持って行動する——は、「正義のために法律を実践的に使う」という私の志望と重なります。

国際企業関係法学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

国際的なビジネスと法律に興味があります。将来は外資系の法律事務所で活躍したいと思っています。

なぜNG:「国際ビジネスと法に興味がある」「外資系で活躍したい」は問いではない。「国際取引のどの法的問題を研究するか」という具体的な問いが欠落している。


After例(改善版・約250字)

「日本企業が海外スタートアップに対してM&Aを実施する際、なぜ統合後の知的財産帰属問題が頻繁に紛争化するのか」——国際ビジネスのケーススタディを読んで持った問いです。国内法と国際条約の間の解釈齟齬と、デュー・ディリジェンスの不備が主因という仮説があります。

中央大学法学部国際企業関係法学科では「国際知的財産法」「M&A法制」「国際商事仲裁」を通じてこの問いを研究し、将来は外資系法律事務所または日系大手企業の国際法務部門で、クロスボーダー取引の法的リスク管理に携わることを目指します。

政治学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

政治に興味があります。将来は政治家か官僚として日本をよくする仕事がしたいと思っています。

なぜNG:「政治に興味がある」「政治家になりたい」では問いがない。中央法学部政治学科でなければ研究できない問いの必然性がない。


After例(改善版・約240字)

「なぜ日本の行政改革は法律として制定された後も、官僚組織の抵抗によって形骸化することがあるのか」——政策過程の研究から持った問いです。政策の「立法段階」と「実施段階」の乖離が、組織的インセンティブと情報非対称性によって起きるという行政学的問題意識があります。

中央大学法学部政治学科では「行政学」「政策過程論」「比較行政学」を通じてこの問いを研究し、将来は総務省または政策シンクタンクで、行政改革の制度設計・評価に携わることを目指します。


よくある失敗パターン5選

パターン1:「司法試験合格者が多いから」で選ぶ → 合格実績は環境の評価であって志望理由ではない。「中央法学部でなければ研究できない法的問い」が必要。

パターン2:「弁護士になりたい」だけで終わる → 3学科のどれかを選び、「どの法分野の問いを研究するか」を具体的に示す。

パターン3:国際企業関係法学科を「英語×法律学科」と単純化する → 国際企業関係法学科の核心は「国際取引・企業法務・知財・仲裁」の実務的法律学習。英語は手段であって目的ではない。

パターン4:政治学科が法学部内にある意味を説明できない → 中央法学部の政治学科は、「法と政治の関係」「法律制度と政策過程」という接点を意識した研究が可能。「法的視点を持った政治研究者・政策立案者」という軸で書くと差別化できる。

パターン5:実学主義との接続がない → 「Act on Conviction(確信をもって行動する)」は、研究した法律知識を社会で実践することへの意志と接続できます。「研究→実践→社会変革」の流れを志望理由書に示す。


推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・3学科の違いを調べ・自分の問いがどの学科と整合するかを確認
出願3ヶ月前骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像)・「なぜ中央法か」の根拠を整理
出願2ヶ月前第1稿完成・「なぜ青学法・明治法・立教法でなく中央法か」を面接で即答できるか確認
出願1ヶ月前最終化・面接練習(3学科の違いと自分の選択理由を30秒で説明できるか)
出願2週間前全書類最終確認・字数・誤字脱字チェック

志望理由書に必ず入れる4つの要素

1. 問い:法律・政治の学術的問い(「なぜ○○が起きているのか」の形で)。

2. 経験:その問いを持つようになった体験(法律相談・社会問題調査・ケーススタディ等)。

3. 研究計画:志望学科の固有科目・ゼミを活かした研究計画。固有名詞を2つ以上。

4. 将来像:法曹・行政・国際機関等の具体的な職種と取り組む問題。


セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望学科(3学科のうち1つ)が明示されているか
2法・政治の「問い」が問いの形で書かれているか
3「司法試験合格者が多いから」だけで終わっていないか
4「弁護士になりたい」だけで終わっていないか
5実学主義「Act on Conviction」との接続があるか
6青学法・明治法・立教法との書き分けができているか
7将来像が職業名+取り組む問題まで書かれているか
8学部固有の科目への言及があるか
9高校時代の経験から問いが導出されているか
10中央大学法学部APを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: 中央法学部の推薦と一般入試、どちらが有利か 推薦入試では「法的問いの具体性と実学主義との接続」が評価されます。推薦は「学術的問いの深さ」を書類・面接で示すチャンスです。一般入試と比べ、「なぜ中央法か」という動機の明確さがより重要です。

Q2: 中央法学部と青学法学部(ヒューマンライツ学科)、どう選ぶか 中央法は「法体系の伝統的な深さと司法試験への強さ」が軸。青学法ヒューマンライツ学科は「人権・社会正義×法×社会科学」という学際的アプローチが軸。「六法を体系的に深く学びたい・法曹を目指したい」なら中央法、「人権問題を法と社会科学で研究したい」なら青学ヒューマンライツが向いています。

Q3: 法学部フェローシップとは何か 中央法学部の一部の推薦入試で「フェローシップ」という特別推薦枠があります。活動実績(課外活動・研究実績等)が評価される方式です。詳細は最新の公式募集要項で確認してください。


中央法学部の志望理由と建学精神の接続方法

中央大学の建学精神「實地應用ノ學術(実学主義)/Act on Conviction」と法学部の研究を接続する3パターン:

パターン1(法律の実践型) 「法律は条文を覚えるためではなく、現実の社会問題を解決するために学ぶべきものだと考えています。『Act on Conviction(確信をもって行動する)』——習得した法律知識を確信を持って社会で実践する——という精神が、私の法学研究の動機と重なります。」

パターン2(社会変革への確信型) 「私が研究したい法的問いは、制度の欠陥によって権利を侵害される人々を救済するための実践的な研究です。『Act on Conviction』——自分の確信に基づいて行動する——という精神は、法学研究を社会変革に繋げるという志望の核心と一致しています。」

パターン3(実学的キャリア型) 「法律を学ぶ目的は資格取得ではなく、その知識を使って○○の問題に実際に取り組むことです。『実地応用の学術』という中央の建学精神は、理論を社会で活かすという私のキャリア観の根本にあります。」


中央大学全体の入試戦略は中央大学 志望理由ガイド、基礎は志望理由書の書き方 完全ガイドを参照。

同系統の学部全体で比較する

本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず中央大学法学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

無料添削キャンペーン実施中

志望理由書の無料診断を受ける

新卒採用10年・1,000人以上の志望動機を評価した講師が、あなたの志望理由書を無料で添削します。

無料で相談する

3分で完了|LINEで結果が届く|無料添削サンプル付き