志望理由書

中央商学部 志望理由|推薦と3学科別例文

学部別

中央商学部の志望理由|推薦と3学科別例文

中央大学商学部は3学科構成(経営学科・会計学科・国際マーケティング学科)です。商学部内に国際マーケティング学科(マーケティングを国際・グローバル視点で研究)を独立学科として設置しているのは商学部の差別化軸の一つです。

「商学に興味がある」という動機では評価されません。**「3学科のどれを選ぶかの根拠と、経営・会計・マーケティングの学術的問い」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • 中央商学部の核心は「3学科選択の根拠+商学の問い+実学主義との接続
  • 「ビジネスに興味がある」「就職に強いから」だけでは落ちる
  • 明治商学部(フレックス制)・青学経営(マーケティング学科)との書き分けが必要

目次


3学科の特徴と選び方

学科学びの中心向いている問い
経営学科経営戦略・組織行動・人事・イノベーション・起業「なぜ日本企業のDX推進は大企業で特に遅れているのか」
会計学科財務会計・管理会計・税務・監査・会計士受験支援「ESG情報の開示は現行会計基準でどこまで義務化できるか」
国際マーケティング学科国際市場参入・グローバルブランド・消費者行動(国際)・デジタルマーケティング「なぜ同じ商品が市場によってブランドポジションの再設計が必要なのか」

選考内容

方式選考内容評定目安
指定校推薦志望理由書+面接(学科別)3.8〜4.0程度
公募推薦志望理由書+面接学校により

3学科別志望理由と例文

経営学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

経営に興味があります。将来は起業してビジネスで社会に貢献したいと思い、中央大学商学部を志望しました。

なぜNG:「経営に興味がある」「起業したい」は動機の表明のみ。どの経営現象を研究したいかという問いがない。


After例(改善版・約240字)

「なぜ日本の中小製造業は高い技術力を持ちながら、海外展開や新規市場開拓に失敗するケースが多いのか」——家業の製造業を観察して持った問いです。技術力と市場設計能力の乖離——「技術優位だが顧客理解が弱い」という経営戦略的問題意識があります。

中央大学商学部経営学科では「経営戦略論」「マーケティング管理論」「中小企業経営論」を通じてこの問いを研究し、将来は中小企業の経営コンサルタントまたは経営支援機関で、技術企業の市場参入戦略設計に携わることを目指します。実学主義のもと、研究を現場に活かすことを志します。

会計学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

将来は公認会計士を目指しており、中央大学商学部の会計士受験サポートが充実していると聞いて志望しました。

なぜNG:「会計士サポートがあるから」は施設の評価であって志望理由ではない。「会計のどの問いを研究したいか」が欠落している。


After例(改善版・約230字)

「ESG経営が企業に求められる中で、環境・社会への影響をどう財務諸表に組み込めるのか——現行の会計基準はなぜESG情報の定量化に対応できていないのか」——サステナビリティ報告書を調べて持った問いです。非財務情報の財務化という会計学の新たなフロンティアを研究したいと考えています。

中央大学商学部会計学科では「財務会計論」「管理会計」「国際会計基準」を通じてこの問いを研究し、公認会計士試験に挑戦しながら、ESG会計の理論と実務の架橋を研究者・実務家として担うことを目指します。

国際マーケティング学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

マーケティングと海外展開に興味があります。グローバルなマーケティングの仕事がしたいと思っています。

なぜNG:「マーケティングと海外に興味がある」では問いがない。国際マーケティング学科でなければ研究できない問いの必然性がない。


After例(改善版・約240字)

「なぜ日本のアニメ・ゲームIPは欧米市場では成功するのに、東南アジア市場では異なる戦略が必要なのか」——海外のポップカルチャーコミュニティを調査して持った問いです。文化的文脈の違いによってブランドの「意味」が変容するメカニズムを、国際マーケティング論×文化研究の視点から研究したいと考えています。

中央大学商学部国際マーケティング学科では「国際マーケティング」「ブランド論」「消費者行動(異文化)」を通じてこの問いを研究し、将来はコンテンツ業界のグローバル事業担当として海外市場への文化的適応戦略設計に携わることを目指します。


よくある失敗パターン5選

パターン1:学科を決めずに「商学部」全体を志望する → 3学科のいずれかを選択する。「商学を幅広く学びたい」は学科研究ができていない印象を与える。

パターン2:「会計士サポートが充実しているから」で選ぶ → 環境の評価ではなく「会計のどの問いを研究したいか」が志望理由の核心。

パターン3:明治商学部(フレックス制)との差別化ができない → 明治商はフレックス制×実践的インターン連携が差別化軸。中央商は「国際マーケティング学科」と「実学主義」が軸。

パターン4:青学経営(マーケティング学科)との差別化ができない → 青学経営マーケティング学科は消費者行動・国内ブランド研究が中心。中央商の国際マーケティング学科はグローバル市場参入・国際ブランド戦略が軸。

パターン5:実学主義との接続がない → 「研究した商学知識を実際のビジネス課題解決に活かす」という実践への意志が実学主義との接続軸。


推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・3学科の違いを調べ・自分の問いがどの学科と整合するかを確認
出願3ヶ月前骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像)・「なぜ中央商か」を整理
出願2ヶ月前第1稿完成・「なぜ明治商・青学経営でなく中央商か」を面接で即答できるか確認
出願1ヶ月前最終化・面接練習
出願2週間前全書類最終確認

セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望学科(3学科のうち1つ)が明示されているか
2経営・会計・マーケティングの「問い」が問いの形で書かれているか
3「ビジネスに興味がある」だけで終わっていないか
4実学主義「Act on Conviction」との接続があるか
5明治商・青学経営との書き分けができているか
6将来像が職業名+取り組む問題まで書かれているか
7学部固有の科目への言及があるか
8高校時代の経験から問いが導出されているか
9会計学科志望者:「会計サポートがあるから」だけで終わっていないか
10中央大学商学部APを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: 中央商学部と明治商学部・慶應商学部、何が違うか 明治商はフレックス制×実践インターン連携が軸。慶應商は論文テスト×ゼミ制度が特徴。中央商は「国際マーケティング学科×会計士受験サポート×実学主義」が軸。「商学の理論を国際市場や会計で実践したい」なら中央商の選択理由が整理しやすいです。

Q2: 会計学科から公認会計士を目指す場合の実績は 中央大学は公認会計士試験合格者数で全国上位の実績があります。会計学科では会計士受験支援カリキュラムが整備されており、在学中合格を目指しやすい環境です。ただし「会計士合格者が多いから」を志望理由にするのはNGです。

Q3: 国際マーケティング学科は英語力が必要か 国際マーケティングの授業・研究では英語文献・グローバル事例を扱います。高い英語力が必須条件というわけではありませんが、グローバル市場の研究に取り組む意欲と英語力向上の計画を志望理由書・面接で示すことが重要です。


中央商学部の志望理由と建学精神の接続方法

中央大学の建学精神「Act on Conviction(確信をもって行動する)」と商学部の研究を接続する3パターン:

パターン1(実践的商学型) 「商学の知識は机上の研究にとどまらず、実際のビジネス課題解決に活かされるべきです。『Act on Conviction』——研究した確信を行動に移す——という精神が、商学を実践に繋げるという私の研究動機と重なります。」

パターン2(会計の社会的責任型) 「会計は企業の透明性を社会に示す手段です。ESG・非財務情報の適切な開示が求められる現代において、『確信をもって社会に誠実な会計基準を設計する』という姿勢が会計研究者の使命です。Act on Convictionの精神がこの使命感と重なります。」

パターン3(グローバル実践型) 「国際マーケティングの研究は、グローバル市場の実態を理解し実際の市場参入戦略として活かすことで完結します。『Act on Conviction(確信をもって行動する)』という精神が、研究を国際ビジネスの現場で実践するという志望と重なります。」


中央大学全体の入試戦略は中央大学 志望理由ガイドを参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず中央大学商学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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