面接対策

面接の逆質問|総合型選抜で使える質問15選とNG例

目次を開く(7項目)
  1. 01なぜ逆質問の時間があるのか:面接官の意図
  2. 02絶対NGな逆質問 5パターン
  3. 03使える逆質問 15選(カテゴリ別)
  4. 04学部別の逆質問アレンジ例
  5. 05逆質問から会話を広げる技法
  6. 06よくある質問
  7. 07まとめ:逆質問は「面接の最後の自己PR」

面接の逆質問|総合型選抜で使える質問15選とNG例

「何か質問はありますか?」——面接の最後に必ずと言っていいほど出てくるこの一言。多くの受験生が「特にありません」と答えて場を終わらせますが、これは大きな機会損失です。

逆質問は「受験生が大学・学部への関心と理解の深さを示す最後のチャンス」です。適切な逆質問は面接全体の印象を底上げし、不適切な逆質問や無回答は「入学意欲が低い」という印象を与えます。

この記事では、総合型選抜・推薦入試の面接における逆質問の意義・NG例・カテゴリ別の使える質問15選・学部別アレンジ・会話を広げる技法を解説します。

この記事のポイント

  • 「特にありません」は逆質問の機会を捨てている
  • 逆質問は「入学後の姿勢・関心の深さ・準備の量」が透けて見える
  • 調べればわかることを聞くのは最大のNG
  • 使える質問は「授業系・ゼミ系・キャンパス系・将来系」の4カテゴリで準備
  • 逆質問の後に「実は私も〜」と自分との接続を語ると会話が深まる

目次

なぜ逆質問の時間があるのか:面接官の意図

面接官が逆質問で評価していること

逆質問の時間は「受験生に親切にしてあげる時間」ではありません。面接官にとっては受験生のリサーチ力・入学意欲・思考の深さを最後に確認する時間です。

面接官が逆質問で見ているポイント:

評価ポイント良い逆質問の例意図
事前リサーチの深さ「○○教授の論文を読んで〜と感じたのですが、授業でもそのテーマを扱いますか?」大学の研究を調べてきた証拠
具体的な入学後ビジョン「入学後すぐに〇〇ゼミの見学はできますか?」入学後をイメージしている
学問への本質的な関心「現在の○○研究の最前線では、どのような問いが注目されていますか?」学問そのものへの興味
コミュニケーション力前の答えを受けて「先ほどおっしゃった○○について、もう少し聞かせていただけますか?」話を聞いて発展させる力

絶対NGな逆質問 5パターン

NG①:「ホームページを見れば分かること」を聞く

「入学後はどんな科目が必修ですか?」 「年間の学費はいくらですか?」

公式サイトや募集要項に明記されていることを聞くのは「調べていません」と宣言するのと同じです。面接直前にホームページ・シラバス・募集要項を確認し、「書いていないこと」を質問する習慣をつけましょう。

NG②:合否・選考に関する質問

「自分の面接、うまくいきましたか?」 「合格の可能性はありますか?」

選考に関する直接的な質問は場を凍らせます。面接官が答えられない質問であり、場の空気を著しく悪くします。

NG③:「特にありません」

「何か質問はありますか?」 「特にありません」

逆質問の機会を活かさない答えは「大学への関心が低い」「準備不足」という印象を与えます。最低1問は用意してください。

NG④:個人的すぎる質問

「先生は普段どんな研究をされているんですか?」(調べれば分かることを素朴に聞く形) 「面接官の先生はどんな学生時代でしたか?」

面接の場にそぐわない個人的な質問は、「場の空気が読めない」という印象につながります。

NG⑤:答えが「はい/いいえ」だけの質問

「○○の授業はありますか?」(→「はい」で終わる)

答えが一言で終わる質問は会話が広がりません。「○○の授業では具体的にどのようなことを学びますか?」のようにオープンな質問にすることで、面接官との対話が生まれます。


使える逆質問 15選(カテゴリ別)

カテゴリ1:授業・カリキュラム系(4問)

大学での学びの具体的なイメージを持っていることを示す質問です。

Q1. 「私は入学後に○○分野を中心に学びたいと考えているのですが、1・2年次の授業でその準備として特に重要な科目はどれでしょうか?」

意図:入学後の学びを具体的にイメージしていること + 自分の関心分野を再度アピール

Q2. 「シラバスで○○という科目が気になったのですが、授業の進め方(講義形式かディスカッション形式か等)を教えていただけますか?」

意図:シラバスまで調べてきた準備の深さを示す

Q3. 「留学・海外研修のプログラムについて、実際に参加した学生の声(どのような変化があったか)を教えていただけますか?」

意図:公式サイトには出てこない「リアルな経験」を求める質問

Q4. 「他学部・他学科の授業を受講する機会はありますか?もしあれば、どのような形で活用している学生が多いでしょうか?」

意図:学際的な学びへの関心を示す


カテゴリ2:ゼミ・研究系(4問)

研究への本質的な関心を示す、最も評価されやすいカテゴリです。

Q5. 「○○教授(ゼミ)に興味を持っているのですが、1・2年生のうちから研究室の活動に参加できる機会はありますか?」

意図:特定の教員・ゼミを調べていること + 早期から研究したい意欲

Q6. 「現在の○○研究において、学部生が実際に貢献できるフィールドワークや調査はどのようなものがありますか?」

意図:「授業で学ぶ」だけでなく「研究に参加したい」という積極性

Q7. 「ゼミの選考(配属)はどのように行われますか?1年生のうちに準備しておくべきことがあれば教えていただけますか?」

意図:入学後の具体的な行動計画をすでに考えている

Q8. 「先生の研究で最近特に注目されている問いや発見があれば、学部生にもわかる範囲で教えていただけますか?」

意図:面接官の専門への敬意と知的好奇心を示す(面接官が教員の場合に特に有効)


カテゴリ3:キャンパスライフ系(3問)

学習環境への関心を示しつつ、「ここで4年間を過ごしたい」という意欲を伝えます。

Q9. 「入学後すぐに使えるリソース(図書館・データベース・研究施設等)の中で、特に学部生に活用してほしいものがあれば教えてください。」

意図:受け身の姿勢ではなく、自分から学びを深める意欲

Q10. 「同じ学部の学生同士の交流(授業外での研究会・勉強会等)は活発ですか?」

意図:学部のコミュニティへの関心と、同じ志を持つ仲間との学びへの期待

Q11. 「総合型選抜・推薦で入学した先輩は、入学後どのような形で活躍されている方が多いですか?」

意図:自分と同じ方式で入学した先輩への関心 + 入学後の自分像を重ねている


カテゴリ4:将来・キャリア系(4問)

学問と将来のつながりへの思慮深さを示す質問です。

Q12. 「○○学部の卒業生で、在学中の研究テーマが卒業後のキャリアに直接影響した事例があれば教えていただけますか?」

意図:「学んだことが将来に活きる」という大学教育観を持っている

Q13. 「大学院進学を視野に入れている場合、学部のうちに意識しておくべきことはありますか?」

意図:4年で終わらない長期的な学びの計画を持っている(研究志向の受験生に有効)

Q14. 「先生ご自身の研究者としてのキャリアの中で、学部生時代にやっておけばよかったと感じることがあれば、ぜひ教えてください。」

意図:面接官個人の経験を引き出す質問。関係が和んでいる場合に特に有効

Q15. 「○○分野は社会的な変化(AI・グローバル化・政策変更等)の影響を受けやすい分野だと思うのですが、学部のカリキュラムはそのような変化にどう対応していますか?」

意図:学問を社会変化の中で捉えている思考の幅を示す


学部別の逆質問アレンジ例

法学部向け

「法学部では判例の研究が中心と理解していますが、現在進行形の立法プロセスや政策立案に関わる授業・演習はありますか?」

→ 「法律を学ぶ」だけでなく「法がどう作られるか」への関心を示す

経済学部向け

「計量経済学の分析で使うデータは、学内のデータベースから入手できますか?もし外部データを使う場合、学部生はどのようにアクセスしていますか?」

→ 実証研究への具体的な関心と、データへのアクセス方法まで考えていることを示す

国際系(SILS・FLA・GLAP等)向け

「授業内での多国籍の学生との議論で、価値観の衝突が起きた場合、どのように授業が進行するのでしょうか?教員やTAがどう関わるのかが気になっています。」

→ 「英語が話せる」だけでなく、異文化の摩擦を学びとして捉えていることを示す

文学部向け

「研究対象のテキストは古典から現代作品まで幅広いと思いますが、学部生が自分でテーマを設定してアーカイブ調査を行う機会はありますか?」

→ 受動的な「テキストを読む」だけでなく、研究者としての主体性を示す


逆質問から会話を広げる技法

逆質問の後、面接官が答えてくれたことに対して一言「自分との接続」を語ると、対話が深まります。

例:

面接官:「○○ゼミでは主にフィールドワークを中心に研究を進めています。」

受験生:「ありがとうございます。私自身、高校の探究活動でフィールドに出てインタビューをした経験があり、現場から得られるデータの質の高さを実感しました。貴学でもその方法を発展させたいと思っていたので、とても参考になりました。」

これにより、逆質問が「一問一答」で終わらず、「受験生の経験 × 大学の環境」の接点として会話が展開します。


よくある質問

Q1. 逆質問は何問用意すればよい?

3〜4問を用意し、本番では2問程度を選んで聞くのが目安です。面接の時間や流れによって1問で終わることもあります。多すぎると「質問のための質問」に見えるため、本当に聞きたいことを優先してください。

Q2. すでに面接の中で触れたことを改めて逆質問してもよい?

「面接の中でおっしゃっていた○○について、もう少し詳しく教えていただけますか?」という形で面接の内容に基づく逆質問は、「話をちゃんと聞いていた」という証拠になり、好印象です。

Q3. 緊張して逆質問が思い出せなかった場合は?

「先ほどの面接を通じていくつかの疑問が解消されたため、本日は以上です。ありがとうございました。」という形でまとめてもいいでしょう。ただし「特にありません」より、「面接の中で多くを学んだ」という形で終わる方が印象は良いです。

Q4. 面接官が教員かどうかわからない場合、質問の内容を変えるべきか?

面接官が教員か職員かがわからない場合は、どちらにも答えられる「カリキュラム・学習環境系」の質問が安全です。「○○教授の研究について」という質問は、その教授が面接官であれば非常に有効ですが、関係のない面接官には答えにくいこともあります。

Q5. オンライン面接でも逆質問の準備は同じでよい?

基本的に同じです。オンライン面接では時間が短縮される傾向があるため、逆質問は「最も聞きたい1問」に絞ることを推奨します。また通信環境の問題で聞き取れない場合に備えて、「もう一度お聞きしてもよいですか?」と聞き返す準備もしておいてください。


まとめ:逆質問は「面接の最後の自己PR」

逆質問の時間を「面接官への質疑応答」ではなく、**「自分の関心・準備・入学意欲を最後にもう一度示す場」**として捉えてください。

3つの準備:

  1. 3〜4問を事前に用意する(カテゴリ別に1問ずつ)
  2. ホームページや募集要項に書いてあることは質問しない(必ず事前確認)
  3. 回答を受けて「自分との接続」を一言添える(対話を生む)

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監修者プロフィール 新卒採用10年・1,000人以上の志望動機を評価|総合型選抜専門塾4年・100名以上指導|早慶上智MARCH多数合格。企業が将来求める人材像から逆算した指導と、人事担当者・現役大学生との直接接点で得た独自の知見を添削に反映。

本記事の情報は2026年5月時点のものです。各大学の面接形式・出願要件は募集要項で必ずご確認ください。

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