志望理由書

明治法学部 志望理由|推薦の書き方と例文

学部別
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  1. 01よくある質問
  2. 02明治法学部の志望理由と建学精神の接続方法

明治法学部の志望理由|推薦の書き方と例文【3タイプ別】

「明治法学部の推薦、志望理由書に何を書けばいい?」——明治大学法学部の推薦入試(指定校・公募推薦)では、「法律に興味がある」という動機の表明だけでは評価されません

明治法学部は法律学科1学科で構成されており、建学精神「権利自由・独立自治」と法学部の使命(リーガルマインドの涵養)が直結しています。「法律の論理で権利を守り、自由な社会を設計する」という視点から、「どの法的問いを研究したいか」を示すことが合否を分けます。


この記事の結論

  • 明治法学部の核心は「リーガルマインド×権利自由の建学精神×具体的な法的問い
  • 「弁護士になりたい」「法律を学びたい」だけでは落ちる
  • 3タイプ(法曹実務型/政策・行政型/学術・社会問題型)から1つを深掘りする
  • 慶應法学部FITとの違い:明治は「権利自由の精神×指定校・公募推薦」、慶應は「論述力重視のFIT試験」

目次


明治法学部のAPと求められる学生像

明治法学部は「権利自由・独立自治」の建学精神のもと、リーガルマインド(法的思考力)を養い、民主主義社会を支える人材を育成します。法律学科1学科構成で、民法・刑法・憲法・商法・行政法・国際法を体系的に学びます。

入試の評価軸(傾向として):

  1. 具体的な法的問いがあるか——「法律に興味がある」ではなく「○○という法的問題を研究したい」
  2. 建学精神との接続——「権利を守る・自由を実現する」という視点が研究テーマにあるか
  3. 法学部を選ぶ主体的な理由——「法学部でなければ実現できない問い」を示せるか

指定校・公募推薦の選考内容

方式選考内容評定目安
指定校推薦志望理由書+面接4.0前後
公募推薦志望理由書+小論文+面接学校により

面接では「なぜ明治法学部か(他の法学部ではなく)」「入学後どんな研究をしたいか」「志望理由書に書いた問いをもう少し詳しく」が頻出です。


3タイプ別志望理由の書き方と例文

タイプA(法曹実務型):法律で権利を守り社会正義を実現したい

例文を見る(Before → After)

Before例(約100字)

私は法律に強い関心があり、将来は弁護士になりたいと思っています。明治大学法学部でリーガルマインドを身につけ、社会に貢献したいです。

なぜダメか:「法律に関心がある」「弁護士になりたい」は最も陳腐な表現。どの法分野・問いを研究するかが不明。「社会に貢献したい」は抽象語。


After例(改善版・約250字)

外国人技能実習生が雃働条件の違反を訴えられない実態を調べ、「法的救済へのアクセス格差」という問いを持ちました。言語・情報・費用の三重のバリアが存在し、法律の「知識がなければ権利は行使できない」という構造的問題です。

明治大学法学部では「労働法」「外国人法」「民事訴訟法」を通じてこの問いに必要なリーガルマインドを養い、3年次から外国人労働者支援を専門とするゼミへの参加を計画しています。「権利自由」の建学精神は「権利が行使できない人々のための法律家になる」という私の志望と直結しており、この精神のもとで学ぶことを志望しました。将来は弁護士として外国人労働者の権利保護に取り組みます。


タイプB(政策・行政型):法律と行政政策の接点で社会制度を設計したい

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

デジタル社会に興味があり、日本の個人情報保護の問題を解決したいと思っています。将来は官僚として政策立案に関わりたいです。

なぜダメか:「デジタル社会に興味がある」「官僚になりたい」は問いがない。「解決したい」と言いながら何が問題かが不明。法学部で学ぶ必然性が示されていない。


After例(改善版・約250字)

「なぜ日本の個人情報保護法はGDPRと比べて企業への制裁が弱いのか」——デジタル社会における個人の権利保護の限界を研究したいと考えています。法律の設計そのものに問題があるという仮説を持ち、比較法学×行政法の視点から分析したいと思っています。

明治大学法学部の「行政法」「情報法」「比較法学演習」を通じてこの問いを深め、3年次から情報法・プライバシー法を専攻するゼミへの参加を目指しています。「独立自治」の建学精神——自律した判断力で制度を問い直す——は、デジタル時代の法制度設計に携わるという私の志望と重なります。将来は国家公務員(法務系)として個人情報保護の法制度整備に携わることを目標とします。


タイプC(学術・社会問題型):法学研究×社会問題の構造分析に取り組みたい

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

社会問題に関心があります。特にハラスメント問題をなくしたいと思っており、法律で社会正義を実現するために明治大学法学部を志望しました。

なぜダメか:「社会問題に関心がある」「社会正義を実現したい」は誰でも書ける。どの法的問題を・どんな研究アプローチで分析するかが完全に欠落している。


After例(改善版・約240字)

「ハラスメント被害者がなぜ法的救済よりも沈黙を選ぶのか」——民事訴訟の高コスト性・立証責任の非対称性・二次被害リスクという構造問題を、法社会学と民法の接合点から研究したいと考えています。

明治大学法学部の「民法演習」「法社会学」「ジェンダーと法」を通じてこの問いに必要な理論的基礎を修め、フィールドワークを組み合わせた実証的な法学研究を行う計画です。「権利自由」精神のもと、「権利があっても行使できない社会構造」を法律学の視点から問い直すことを志望の核心としています。将来は法学研究者またはNGO専門職として活動することを目指します。


よくある失敗パターン3選と改善方法

パターン1:「弁護士になりたい」だけで終わる → 「どの法律問題を×どんな研究アプローチで」まで示す。

パターン2:「明治の自由な校風」に言及する → 「自由な校風」は建学精神「権利自由」の表面だけをなぞる表現。「権利自由の精神が私の研究テーマとどう繋がるか」を具体的に示す。

パターン3:慶應法・早稲田法との差別化がない → 「なぜ明治法学部か」の答えを「指定校推薦の選考スタイル」ではなく「明治法学部のカリキュラム・ゼミ・建学精神との接続」で示す。


パターン4:「権利自由の精神に共感した」だけで終わる → 「権利自由」への共感を示すだけでは評価されない。「権利自由の精神が、自分の研究テーマや将来像とどう具体的に繋がるか」を示す必要がある。

パターン5:志望理由書と面接で話す内容が矛盾する → 書き上げた志望理由書を声に出して読み、「面接でこのまま話せるか」を確認する。面接では「その問いに至った経緯をもう少し詳しく」と深掘りされるため、書いた内容を自分の言葉で説明できることが必須。

セルフチェックリスト10項目

#チェック項目
1法的な「問い」が問いの形で書かれているか
2「弁護士になりたい」だけで終わっていないか
3明治大学の建学精神「権利自由・独立自治」と研究テーマの接続があるか
4明治法学部固有のゼミ・科目名への言及があるか
5高校時代の経験から問いが導出されているか
6「社会に貢献したい」などの抽象語で終わっていないか
7「なぜ明治法学部か(慶應・早稲田ではなく)」の答えがあるか
8将来像が職業名+研究・業務内容まで書かれているか
9公募推薦受験者:小論文との整合性があるか
10明治大学法学部APを読み、それに応答しているか


よくある質問

Q1: 明治法学部と慶應法学部、志望理由書はどう変わるか 慶應法学部(FIT入試)はA方式(書類審査)とB方式(論述テスト)があり、自己分析と論述力が核心です。明治法学部(指定校・公募推薦)は「権利自由・独立自治」の建学精神との接続と、法律の問いの具体性が評価軸です。「法律のどの問いを研究したいか」の深さは共通ですが、明治は建学精神への接続が必須です。

Q2: 明治法学部と立教法学部(国際ビジネス法学科)の違いは何か 明治法学部は1学科(法律学科)で、憲法・民法・刑法・商法・行政法を体系的に学びます。立教法学部の国際ビジネス法学科は「国際取引・知財・仲裁」に特化した学際学科です。国内法体系を基礎から研究したいなら明治法学科、国際ビジネス法務を専門にしたいなら立教国際ビジネス法学科が向いています。

Q3: 公募推薦の小論文で注意すべきことは何か 明治法学部の公募推薦では小論文が課されます。「法律の問い」を志望理由書で示し、小論文ではその問いへのアプローチを論理的に展開することで一貫性を持たせましょう。小論文と志望理由書が矛盾する内容にならないよう、「研究したい問い」は両書類で統一することが重要です。


明治法学部の志望理由と建学精神の接続方法

明治大学の建学精神「権利自由・独立自治」は、「なぜ明治法学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。

3つの接続パターン

パターン1(問いの自律性型) 「法律は既存の条文をただ適用するものではなく、現実の問題に合わせて解釈し問い直すものだと考えています。私が研究したい問いは現行法の解釈論の限界を問うものであり、まさに『独立自治』——外部権威に依存せず自分の頭で法を問い直す——という明治の学風と重なります。」

パターン2(権利保護×研究テーマ型) 「私が研究したい問いは、法的権利が存在しながらも実際に行使できない社会構造を明らかにすることです。『権利自由』の精神——権利は持つだけでなく行使できてこそ意味がある——が、私の研究の根本的な問題意識と一致しています。法学部の4年間を通じてこの問いを深めることが、志望の核心です。」

パターン3(社会設計×建学精神型) 「将来、○○分野で制度設計・政策立案に携わりたい私にとって、『権利自由・独立自治』の精神は単なる大学の理念ではなく、『誰もが権利を行使できる社会を法律で設計する』という職業観の核心です。この精神に基づいた法学教育を受けられる明治法学部を選びました。」


明治全体の入試戦略は明治大学 志望理由ガイド、基礎は志望理由書の書き方 完全ガイドを参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず明治大学法学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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