志望理由書

明治国際日本学部 志望理由|推薦の書き方と例文

学部別
目次を開く(3項目)
  1. 01推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
  2. 02よくある質問
  3. 03明治国際日本学部の志望理由と建学精神の接続方法

明治国際日本学部の志望理由|推薦の書き方と例文【3タイプ別】

「明治国際日本学部の推薦、何を書けばいい?」——明治大学国際日本学部(中野キャンパス)の特徴は**「英語×日本研究」**の学際的アプローチです。日本の文化・社会・メディア・歴史を、英語と日本語の両方で研究します。

「英語が得意」「日本文化が好き」という動機では評価されません。**「英語という言語と日本研究を組み合わせなければ答えられない問い」**を持つことが合否を分けます。


この記事の結論

  • 明治国際日本学部の核心は「英語×日本研究の必然性がある問い
  • 「日本文化が好き」「英語が得意」だけでは落ちる
  • 上智FLAとの違い:FLAは「英語で学際的な国際問題を研究」、明治国際日本は「英語で日本そのものを研究」
  • 3タイプ(日本文化×国際発信型/比較研究型/メディア・コンテンツ型)から選ぶ

目次


国際日本学部のAPと特徴

明治大学国際日本学部は中野キャンパスに位置し、「日本を英語で研究・発信できる人材育成」を目的とします。国際日本学科1学科で、以下が特徴です。

特徴内容
英語×日本語のバイリンガル教育英語科目と日本語科目を組み合わせた履修
日本研究の多様な領域日本の文化・歴史・社会・メディア・文学・芸術を対象
留学プログラム海外提携校への留学で「外から見た日本」を体験
多国籍な学生構成外国人留学生も多く、日本研究を英語で議論できる環境

評価軸(傾向として):

  1. 「英語で日本研究をする必然性のある問い」—— 日本語だけでも答えられる問いでは差別化できない
  2. 留学経験や英語での学術コミュニケーション能力への適性・意欲
  3. 「なぜ明治国際日本学部か(上智FLA・早稲田SILSではなく)」への答え

選考内容

方式選考内容
指定校推薦志望理由書+面接(英語面接を含む場合あり)
公募推薦志望理由書+英語力証明(英検等)+面接

3タイプ別志望理由と例文

タイプA(日本文化×国際発信型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

日本文化が好きで、日本の良さを海外に伝えたいと思っています。英語も得意なので国際日本学部を志望しました。

なぜダメか:「日本文化が好き」「英語が得意」は条件の表明。「なぜ英語で日本研究をする必要があるのか」という問いの必然性がない。


After例(改善版・約240字)

「日本のアニメ・マンガはなぜ特定の欧米諸国では『サブカルチャー』として扱われ、別の地域では正統な文化として受容されるのか」——この問いは、英語圏と非英語圏の日本コンテンツの受容差異を調べた際に生まれました。受容の文脈差異は「国際発信の言語戦略」の問題でもあります。

明治大学国際日本学部では「日本文化論」「文化外交研究」を英語と日本語の両方で学び、留学先での参与観察で現地の日本文化受容を直接調査する計画です。「英語で日本文化を発信する」という問いは、日本語だけでは解けない問いです。将来は文化外交・コンテンツ産業の国際展開に携わることを目指します。

タイプB(比較研究型)

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Before例(約80字)

日本と海外の文化の違いに関心があります。比較文化を学んで国際理解を深めたいと思っています。

なぜダメか:「文化の違いに関心がある」は多くの国際系学部で書ける内容。「英語×日本研究でなければ答えられない問い」が示されていない。


After例(改善版・約230字)

「日本の少子高齢化対策は、同じ課題を抱えるドイツ・韓国と比べてなぜ成果が出にくいのか」——比較政策研究の視点から日本を外部から照射したいと考えています。「外から見た日本」を英語文献と日本語文献の両方から分析する必要があります。

明治大学国際日本学部では「比較社会論」「日本政策研究」を英語で学び、留学先で日本の社会政策を外国語で説明し議論する経験を積む計画です。将来は国際政策比較の研究者または国際機関職員として活動することを目指します。

タイプC(メディア・コンテンツ型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

日本のアニメやポップカルチャーが海外で人気なことに興味があります。クールジャパンについて研究したいです。

なぜダメか:「クールジャパンに興味がある」では研究テーマとして弱い。「なぜ日本のコンテンツは海外で特定の受容をされるのか」という分析的問いがない。


After例(改善版・約220字)

「日本のメディア報道はなぜ国際的な出来事を『日本への影響』という視点でフレーミングする傾向があるのか」——英語メディアと日本語メディアの比較分析で持った問いです。この問いは英語と日本語の両方のメディアを批判的に読む能力がなければ答えられません。

明治大学国際日本学部では「メディア研究」「日本のジャーナリズム論」を英語で学び、日英バイリンガルのメディア分析手法を習得する計画です。将来は国際ジャーナリスト・メディア研究者として活動することを目指します。


よくある失敗パターン

パターン1:「日本文化が好き」「英語が得意」で終わる → 「英語で日本を研究しなければ答えられない問い」を提示することが必須。

パターン2:FLAや早稲田SILSとの差別化がない → FLAは「英語で学際的な国際問題を研究」、国際日本学部は「英語で日本そのものを研究」という根本的な差異を示す。

パターン3:留学を「英語力向上のため」と書く → 留学は「日本研究のフィールドワーク」として位置づける。「現地で日本文化受容を調査する」等の具体的な研究目的と接続する。


パターン4:「日本について英語で発信したい」だけで終わる → 「英語で発信したい」は手段の表明。「なぜ英語で日本のどの問いを研究しなければならないか」という必然性が求められる。

パターン5:英語力への言及がない → 国際日本学部は授業の多くが英語で行われる。英語力の証明(スコア・英語活動実績)と「英語で学ぶことの必然性」を志望理由書に組み込まないと、入学への準備不足と見なされる。

セルフチェックリスト

#チェック項目
1「英語×日本研究の必然性がある問い」が示されているか
2「英語が得意」「日本文化が好き」だけで終わっていないか
3留学を「研究フィールドワーク」として位置づけているか
4「なぜFLA・SILSではなく明治国際日本学部か」の答えがあるか
5英語と日本語両方の文献・メディアを活用する計画があるか
6明治国際日本学部固有の科目・研究領域への言及があるか
7将来像が職業名+研究まで書かれているか
8明治の建学精神との接続があるか
9英語力の証明(英検・TOEFL等)と志望理由の整合性があるか
10明治大学国際日本学部APを読み、応答しているか

推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・志望学科の研究内容・科目を調べる・問いの芽を見つける
出願3ヶ月前志望理由書の骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像の4要素)
出願2ヶ月前第1稿を完成・信頼できる教員や添削サービスでフィードバックを受ける
出願1ヶ月前志望理由書を最終化・面接練習開始(問いを30秒で口頭説明できるか)
出願2週間前全書類の最終確認・提出書類のコピー保管・字数・誤字脱字のチェック

志望理由書に必ず入れる4つの要素

1. 問い:「なぜ○○なのか」という形の学術的な問い。動機の表明(「○○に興味がある」)ではなく問いの形で書く。

2. 経験:その問いを持つようになった高校時代の体験・活動・出来事。「経験→問い」の論理的な接続が重要。

3. 研究計画:その学部・学科の固有の科目・ゼミ・環境を使って問いをどう研究するか。固有名詞(科目名・ゼミ名)を最低2つ入れる。

4. 将来像:職業名だけでなく「その職種で何の問題に取り組むか」まで書く。「弁護士になりたい」ではなく「○○分野の弁護士として○○問題に取り組みたい」。


よくある質問

Q1: 明治国際日本学部と上智外国語学部・FLA学部、志望理由書はどう変わるか 上智外国語学部は「外国語運用能力×異文化理解」が核心。FLAは「英語×リベラルアーツ」が軸です。明治国際日本学部は「英語で日本研究・日本発信を行う」点が最大の差別化です。「日本そのものを英語で深く研究したい」という問いを持つなら、明治国際日本学部が最もフィットします。

Q2: 日本語ネイティブが「英語で日本研究をする」必要性とは何か 「英語で日本を研究する」ことの意義は、英語圏のアカデミアや国際社会に向けて日本文化・社会の知見を発信できる人材になることです。英語を使って「外側から日本を見る視点」を鍛えることで、日本語だけでは気づけない問いが生まれます。この視点の必然性を志望理由書で示すことが重要です。

Q3: 国際日本学部と外国語学部・グローバル学部系、就職に違いはあるか 国際日本学部卒業生は広告・メディア・出版・観光・外資系企業など、日本文化・コンテンツを海外に発信する分野での就職実績があります。語学力よりも「日本×世界の視点で価値を生む」人材としての軸が評価されます。就職で重要なのは学部名より「何を研究し、何を語れるか」です。


明治国際日本学部の志望理由と建学精神の接続方法

明治大学の建学精神「権利自由・独立自治」は、「なぜ明治国際日本学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。

3つの接続パターン

パターン1(問いの自律性型) 「私が研究したい問いは、既存の学説や制度の前提を問い直すものです。権威ある答えをそのまま受け取るのではなく、自分の頭で問いを立て検証する——『独立自治』の精神が私の研究姿勢と重なります。」

パターン2(権利・自由×研究テーマ型) 「私が研究したい問いは、本来持つべき権利や自由が何らかの構造によって実現できない現象を解明することです。『権利自由』の精神——権利は持つだけでなく行使できてこそ意味がある——が研究の根本的な問題意識と一致しています。」

パターン3(社会変革×建学精神型) 「将来、○○の分野で制度設計・政策立案に携わりたい私にとって、『権利自由・独立自治』の精神は単なる大学の理念ではなく、『誰もがその権利を行使できる社会を設計する』という職業観の核心です。この精神を体現する明治大学で学ぶことを選びました。」


明治全体の入試戦略は明治大学 志望理由ガイドを参照。

本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず明治大学国際日本学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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