立教GLAP 志望理由|独自選抜の書き方と例文
立教GLAPの志望理由|独自選抜の書き方と例文
立教大学グローバル・リベラルアーツ・プログラム(GLAP)は、全授業が英語で行われるリベラルアーツ型プログラムです。文系・理系の枠を越えた学際的学習と、少人数・対話重視の教育スタイルが特徴です。
「英語が得意」「グローバルに活躍したい」という動機では評価されません。**「英語で何を・なぜ探究したいか、そしてリベラルアーツ教育でなければならない理由」**が合否を分けます。
この記事の結論
- GLAPの核心は「英語×リベラルアーツ×自己の探究テーマの一貫した物語」
- 「英語が流暢」「帰国子女」は条件の一つに過ぎない——「英語で何を探究するか」が問われる
- 異文化コミュニケーション学部との違い:GLAPは「リベラルアーツ(文理横断)」が軸、異コミュは「コミュニケーション研究」が軸
- 上智FLA・早稲田SILSとの書き分け:立教GLAPの少人数・対話・フィールドワーク重視の特性を活かす
目次
GLAPの特徴と対策軸
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 授業言語 | 全授業英語(日本語授業なし) |
| 教育スタイル | 少人数・対話・フィールドワーク・学際的カリキュラム |
| 研究の自由度 | 文理横断・自分でテーマ設計する自律型学習 |
| 求める学生像 | 英語で自分の探究テーマを深め、複数の学問領域を横断できる人 |
GLAPで探究できる主なテーマ:
- 環境・気候変動と社会政策の学際的分析
- ジェンダー・マイノリティ・人権の理論と実践
- アジアのポスト植民地的文化アイデンティティ
- デジタル技術と民主主義・情報の権力構造
- グローバルヘルスと社会的決定要因
独自選抜の選考内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願書類 | 志望理由書・活動報告書・調査書・英語力証明書(TOEFL/IELTS等) |
| 選考 | 書類審査+英語面接・プレゼンテーション(または小論文) |
| 英語力目安 | TOEFL iBT 80〜100・IELTS 6.0〜7.0程度(目安) |
| 評価の核心 | 探究テーマの独自性×英語発信力×リベラルアーツ教育への適性 |
3タイプ別志望理由と例文
タイプA(社会課題・政策型)
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例文(約260字)
「なぜ気候変動対策は科学的コンセンサスがあるにもかかわらず、国家間の政策合意が遅れ続けるのか」——国際環境政策を調べる中で持った問いです。問題の核心は「科学的知識と政治的意思決定の間の断絶」だと考え、環境政策・政治経済学・倫理学を横断する視点が必要です。
立教GLAPでは文理横断のリベラルアーツ教育と少人数での対話型学習を通じて、「科学と政策の橋渡し」という問いを複数の学問領域から深めます。将来は気候変動政策の国際交渉官または研究者として、科学的根拠に基づく政策形成に携わることを目指します。
タイプB(文化・アイデンティティ型)
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例文(約250字)
「なぜアジアの若者は欧米の文化的価値観を内面化しながら、同時に自国の文化的アイデンティティへの回帰も求めるのか」——韓国・台湾・日本のポップカルチャーを研究した際に持った問いです。ポスト植民地的アイデンティティの矛盾と再構築を、文化研究×歴史学×社会学の視点から分析したいと考えています。
立教GLAPでは学際的カリキュラムとフィールドワークを通じてこの問いを多角的に探究し、将来は文化政策研究者または国際文化機関での職員として活動することを目指します。
タイプC(テクノロジー・倫理型)
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例文(約250字)
「AIによる意思決定システムはなぜ特定の社会集団に対して不公正な結果を生む傾向があり、それを倫理的・制度的にどう修正できるのか」——アルゴリズムバイアスの問題を調べる中で持った問いです。技術的な解決だけでなく、社会学・倫理学・法学を横断した分析が不可欠です。
立教GLAPのリベラルアーツ教育では、技術・倫理・社会科学を横断する思考力を養い、将来はAI倫理・デジタル政策の研究者または国際機関のテクノロジー政策担当として活動することを目指します。
よくある失敗パターン
パターン1:「英語で授業を受けたい」「帰国子女だから」で終わる → 英語力は前提。「英語で何を・なぜ探究するか」が志望理由の核心。
パターン2:「グローバルに活躍したい」「国際的なキャリアを積みたい」で終わる → これは多くの大学・学部で実現できる。「GLAPのリベラルアーツ×少人数対話教育でなければならない理由」を示す。
パターン3:異文化コミュニケーション学部と同じ内容を書く → GLAPは「文理横断のリベラルアーツ探究」が核心。異コミュは「異文化コミュニケーション現象の研究」が核心。自分がなぜGLAPか(異コミュではなく)を説明できるようにする。
他プログラムとの書き分け
| プログラム | 核心の違い | 書き分けポイント |
|---|---|---|
| 立教GLAP | リベラルアーツ×文理横断×少人数対話 | 「複数の学問領域を横断して1つの問いを深めたい」 |
| 立教異コミュ | 異文化コミュニケーション研究が主軸 | 「コミュニケーション現象そのものを研究したい」 |
| 上智FLA | 英語×リベラルアーツ(4言語も選択可) | 「多言語習得×リベラルアーツの組み合わせ」 |
| 早稲田SILS | 英語×社会科学(開発・環境・国際関係) | 「社会科学的アプローチで国際問題を研究したい」 |
パターン4:「グローバルに活躍できる人材になりたい」で終わる → 「グローバル人材」は多くの大学・プログラムで聞かれる表現。「GLAPの文理横断リベラルアーツ×少人数対話教育でなければ深められない問い」という必然性が必要。
パターン5:探究テーマが1つの学問分野に収まっている → GLAPのリベラルアーツ教育の強みは「複数学問領域を横断して1つの問いを深める」こと。テーマが1学問内で完結している場合、「なぜGLAPの学際教育が必要か」という説明ができなくなる。
セルフチェックリスト
| # | チェック項目 |
|---|---|
| 1 | 探究テーマが「問い」の形で書かれているか |
| 2 | 「英語が得意」「帰国子女」だけで終わっていないか |
| 3 | リベラルアーツ(文理横断)教育でなければならない理由があるか |
| 4 | 異コミュ・上智FLA・早稲田SILSではなくGLAPを選ぶ理由があるか |
| 5 | 英語力証明(スコア・英語活動実績)が示されているか |
| 6 | 立教の建学精神との接続があるか |
| 7 | 将来像が職業名+研究・業務まで書かれているか |
| 8 | 活動報告書と志望理由書が整合しているか |
| 9 | 高校時代の探究活動・国際経験から問いが導出されているか |
| 10 | 立教大学GLAPのAPを読み、応答しているか |
推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
| 時期 | 取り組むこと |
|---|---|
| 出願4ヶ月前 | APを読む・志望学科の研究内容・科目を調べる・問いの芽を見つける |
| 出願3ヶ月前 | 志望理由書の骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像の4要素) |
| 出願2ヶ月前 | 第1稿を完成・信頼できる教員や添削サービスでフィードバックを受ける |
| 出願1ヶ月前 | 志望理由書を最終化・面接練習開始(問いを30秒で口頭説明できるか) |
| 出願2週間前 | 全書類の最終確認・提出書類のコピー保管・字数・誤字脱字のチェック |
志望理由書に必ず入れる4つの要素
1. 問い:「なぜ○○なのか」という形の学術的な問い。動機の表明(「○○に興味がある」)ではなく問いの形で書く。
2. 経験:その問いを持つようになった高校時代の体験・活動・出来事。「経験→問い」の論理的な接続が重要。
3. 研究計画:その学部・学科の固有の科目・ゼミ・環境を使って問いをどう研究するか。固有名詞(科目名・ゼミ名)を最低2つ入れる。
4. 将来像:職業名だけでなく「その職種で何の問題に取り組むか」まで書く。「弁護士になりたい」ではなく「○○分野の弁護士として○○問題に取り組みたい」。
よくある質問
Q1: GLAPと早稲田SILS・上智FLA、志望理由書の書き分けは何か 早稲田SILSは「英語×社会科学系(開発・環境・国際関係)」の学際教育が中心。上智FLAは「英語×4言語×リベラルアーツ(多言語習得込み)」が特徴。立教GLAPは「英語×文理横断のリベラルアーツ×少人数対話型教育」が核心です。詳細な比較は志望理由書の書き方 完全ガイドも参照してください。
Q2: GLAPの授業はすべて英語か。日本語の授業は一切ないか GLAPは全授業英語を基本としています。英語でのアカデミックライティング・ディスカッション・プレゼンテーションが日常的に行われます。TOEFL iBT 80〜100程度の英語力が推奨ラインとされています(年度によって変わる可能性があるため要確認)。
Q3: GLAPは4年間のプログラムか。学位は何になるか GLAPは立教大学の正規学部プログラムではなく、学部横断型プログラムです(所属学部は文学部等になる場合があります。最新情報は公式サイトで確認を)。4年間の全学英語教育を通じてリベラルアーツの素養を身につけ、国際的な学術・ビジネス環境への適性を高めることが目的です。
立教GLAPの志望理由と建学精神の接続方法
立教大学の建学精神(キリスト教精神に基づく「奉仕」と「共生」)は、「なぜ立教GLAPか」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。
3つの接続パターン
パターン1(研究テーマ×共生型) 「私が研究したい問いは、社会的に弱い立場に置かれた人々が制度や社会から排除されるメカニズムを解明することです。立教の『共生』の精神——異なる背景を持つ人々が共に生きる社会をつくる——が私の研究の方向性と一致しています。」
パターン2(奉仕×キャリア型) 「将来、○○分野で○○として働く目標は、利益追求ではなく社会への貢献(奉仕)を軸にしたキャリア観に基づいています。この価値観を形成・強化できる環境として、立教の建学精神が息づくGLAPを選びました。」
パターン3(知的探究×共生型) 「私が研究したい問いは、異なる文化・立場・価値観を持つ人々がどのように理解し合えるかという問いです。立教の『共生』の精神と、多様な背景を持つ学生が共に学ぶキャンパス環境が、この問いを深めるうえで最も適した学習環境だと考えています。」
立教全体の入試戦略は立教大学 志望理由ガイドを参照。異文化コミュニケーション学部との違いは立教異文化コミュニケーション学部 志望理由|自由選抜も参照。
同系統の学部全体で比較する
本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立教大学GLAP公式サイトの最新募集要項をご確認ください。
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