志望理由書

上智大学 志望理由|学部別・入試方式の完全ガイド

ハブ記事
目次を開く(3項目)
  1. 01この記事のポイント
  2. 02学部別詳細記事
  3. 03志望理由書の基礎を確認したい方へ

上智大学の志望理由|学部別・入試方式の完全ガイド

「上智の志望理由書、何を書けばいい?」——この問いは、受ける学部によって答えが根本から変わります。上智大学は「カトリック建学の精神(For Others, With Others)」を全学に掲げながら、FLAの英語完全授業・法学部の3学科体制・外国語学部の6言語構成と、学部ごとに求める学生像がまったく異なります

さらに上智独自の「公募制推薦入試」は、上智が独自に作成する学力テスト+志望理由書+面接のセット審査で、「なぜ他の大学ではなく上智か」という問いへの明確な答えを求めます。「上智の雰囲気が好き」「カトリックに憧れた」だけでは通過しません。

この記事では、①上智に合う学部タイプを診断、②学部別×入試方式のマトリクス表、③受かる理由と落ちる理由の対比、④上智固有のNG例——を一覧で提供します。

この記事のポイント

  • 上智の志望理由は**「学部AP × 建学精神への接続 × 自分の問い」**の3軸で組み立てる
  • FLAは英語SoP(Statement of Purpose)+日本語志望理由書の二重提出が必要
  • 法学部は法律・国際関係法・地球環境法の3学科を明確に選んで出願する
  • 外国語学部は「語学が好き」で終わらず「言語×研究テーマの接続」が必須
  • 「上智でなければならない理由」(他大学との差別化)が全方式で問われる

目次


上智の建学精神と入試の特徴

「For Others, With Others」——上智の根幹

上智大学はイエズス会を建学母体とするカトリック大学です。建学の理念「For Others, With Others(他者のために、他者とともに)」は、単なるスローガンではなく、各学部のAP(アドミッションポリシー)に明確に反映されています。

志望理由書でこの精神を引用するだけでは評価されません。大切なのは「この精神が自分の問いや経験とどう繋がるか」を示すことです。

建学精神の要素志望理由への接続例
For Others(他者のために)「地域コミュニティの問題解決に関わった経験」「国際支援・NPO活動」
With Others(他者とともに)「異なる文化・価値観を持つ人との協働経験」「対話を通じた問いの深化」
全人教育(知性×人格×社会性)「学問と社会貢献の接続」「専門知識の社会実装」

上智の入試方式の特徴

上智大学の推薦・AO入試で最も重要なのが公募制推薦入試です。他大学の「学校長推薦+書類」と異なり、上智の公募推薦は上智が独自に作成する学力テストが課される点が大きな特徴です。

入試方式学力テスト志望理由書面接評定要件
公募制推薦入試あり(上智独自)ありあり学科により異なる
カトリック高校推薦なしありあり学科により異なる
指定校推薦なしありあり(学科による)4.0以上が多い

学部タイプ診断|あなたはどの上智学部向き?

STEP1:あなたの「問いの方向性」はどれ?

A. 英語で社会・文化・国際問題を研究したい。留学も必修でよい国際教養学部(FLA)向き

  • 例:「移民政策と社会統合を比較政治学で研究したい」「気候変動の倫理的側面を英語文献で探究したい」
  • 必須条件:英語でのアカデミックライティング(SoP)が書けること

B. 法律・国際関係・環境法で社会制度を設計・研究したい法学部向き

  • 例:「国際環境法と国内法の整合性を研究したい」「難民保護の法的フレームを研究したい」
  • 3学科(法律・国際関係法・地球環境法)を明確に選ぶこと

C. 特定の言語を軸に、文学・言語学・文化・社会を探究したい外国語学部向き

  • 例:「スペイン語圏の移民文学と文化アイデンティティを研究したい」「ドイツ語圏の現代演劇と社会変容の関係を研究したい」
  • 「語学が好き」ではなく「言語×研究テーマの接続」が必要

D. 教育・社会福祉・心理・看護を通じて社会貢献したい総合人間科学部向き

  • 例:「インクルーシブ教育の実践モデルを研究したい」「高齢者の社会的孤立への支援モデルを研究したい」

E. 哲学・神学・文化を通じて人間の本質を深く問いたい文学部向き

  • 例:「メルロ=ポンティの身体論を現代医療倫理に接続したい」「近代日本のキリスト教文学を研究したい」

STEP2:英語力の自己確認

上智大学では、FLA以外の学部でも英語力は重要です。特に公募推薦では学力テストに英語が含まれます。

英語力の目安向いている選択
TOEFL iBT 80以上 / IELTS 6.0以上FLA公募推薦・FLA指定校推薦
英検2級〜準1級法学部・外国語学部・文学部・総合人間
英語が得意ではない上智の一般選抜(TEAP利用型)が有利

学部別×入試方式 早見マトリクス表

学部入試方式主な選考内容志望理由の特徴
国際教養(FLA)公募制推薦学力テスト+英語SoP+面接英語SoPに研究構想を記述
国際教養(FLA)指定校推薦書類+面接英語SoP+日本語志望理由
法学部(法律)公募制推薦学力テスト+志望理由書+面接法律問題への問いと論拠
法学部(国際関係法)公募制推薦学力テスト+志望理由書+面接国際法・条約への問い
法学部(地球環境法)公募制推薦学力テスト+志望理由書+面接環境×法律の接続
外国語学部公募制推薦学力テスト+志望理由書+面接言語×研究テーマの接続
文学部公募制推薦学力テスト+志望理由書+面接専攻分野の先行研究への言及
総合人間科学部公募制推薦学力テスト+志望理由書+面接社会貢献×研究テーマの接続

※定員・選考内容は年度により変更されます。上智大学公式サイトで最新要項を確認してください。


上智の公募制推薦入試とは

上智大学の公募制推薦入試は、他大学の推薦入試とは異なる3つの特徴があります。

特徴1:上智独自の学力テストが必須

一般的な公募推薦は「学校長推薦+書類+面接」ですが、上智の公募推薦は上智大学が独自に作成する学力テスト(英語+学部関連科目)が課されます。つまり「推薦だから学力は不要」ではなく、学力+志望理由書の両方で評価されます。

特徴2:志望理由書に「研究・探究の具体性」が求められる

上智の公募推薦の志望理由書では、「なぜ上智のこの学部でなければならないか」に加え、「入学後にどんな問いをどう研究するか」の具体性が評価されます。他大学の公募推薦より研究指向が強い点が特徴です。

特徴3:面接は「学力テスト+志望理由書」の深掘り

面接は学力テストと志望理由書の両方に基づいた深掘り質問が中心です。「志望理由書に書いた研究テーマについて詳しく説明してください」「学力テストで○○を選んだ理由を教えてください」のような質問が典型です。


受かる理由⇔落ちる理由|対比で見る上智の志望理由

軸1:「上智でなければならない理由」——最重要軸

受かる志望理由落ちる志望理由
「FLAで全授業を英語で受け、留学先で集めたフィールドデータを学際的に分析する研究環境が必要だから」「上智はキャンパスの雰囲気が好きで、カトリックの校風に惹かれました」
「地球環境法学科でしか学べない環境条約の法的拘束力研究を、○○教授の指導のもと行いたい」「法律に興味があり、上智は就職に強いと聞きました」

軸2:「問いの具体性」——全学部共通

受かる志望理由落ちる志望理由
「なぜ国際難民法は難民認定率の国家間格差を是正できないのか、という問いを国際関係法の視点から研究したい」「国際問題に強い関心があり、世界平和に貢献したいと思っています」
「スペイン語圏における移民作家の文学表現が、移民社会の統合と排除をどう可視化するかを研究したい」「スペイン語が好きで、ラテンアメリカの文化に興味があります」

軸3:「建学精神との接続」——上智固有の評価軸

受かる接続落ちる接続
「高校時代のフードバンク活動で『構造的貧困』の問題を実感し、社会福祉の制度設計を研究することが『For Others』の精神の実践だと考えた」「カトリックの精神に深く共感しており、上智で学ぶことに使命感を感じています(具体的な経験なし)」

軸4:「FLA固有」——英語SoPの質

受かるSoP落ちるSoP
研究テーマ(RQ)が明確で、アカデミックな文体・段落構成で書かれている「I want to study global issues because I am interested in them」のような個人的関心の表明のみ

よくある質問(FAQ)

Q1. 早慶と上智を比較したとき、上智を選ぶ積極的な理由は何ですか?

学部・研究テーマによって異なりますが、以下の点で「上智でなければならない理由」が立てやすいです。

  • FLA:全授業英語×留学必修の環境は早稲田SILSとも異なる(SILSは日英混合)
  • 地球環境法学科:環境法専門の独立学科は日本の私立大学でもきわめて珍しい
  • 外国語学部のマイナー言語:ロシア語・ポルトガル語学科は大規模私立では稀
  • イエズス会のネットワーク:世界200以上の大学との交流・留学プログラム

Q2. 上智FLAと早稲田SILSの違いは何ですか?どちらを受けるべきですか?

上智FLA早稲田SILS
授業言語全授業が英語英語科目が中心(日本語科目もあり)
留学必修(1年間)任意
志望理由書英語SoP+日本語志望理由書英語SoP(AO入試)
キャンパスの規模小規模・密度が高い大規模・選択肢が多い

「英語完全環境で少人数教育を受けたい」→FLA。「日英両方の選択肢を持ちながら研究を深めたい」→SILSが向いています。詳しくは早稲田SILS 志望理由も参照ください。

Q3. 上智の公募推薦は評定平均が低いと受けられませんか?

学科によって評定要件が異なります。一般的には3.5〜4.0程度が目安ですが、上智の公募推薦は学力テストの比重が大きいため、評定が要件を満たせば「学力テスト+志望理由書の質」が合否の中心になります。最新の要件は上智大学公式サイトでご確認ください。

Q4. 上智の公募推薦の学力テストはどんな内容ですか?

学部・学科ごとに異なります。英語は全学科共通で課されることが多く、加えて学部関連科目(法学部なら現代文・小論文、外国語学部なら英語強化、FLAなら英語学術読解等)が課される傾向があります。上智大学公式サイトおよび過去問集で最新の出題傾向を確認してください。

Q5. 上智と慶應では、志望理由書のスタイルはどう違いますか?

上智慶應
建学精神との接続必須(「For Others」との接続が評価軸)「実学精神」への言及は加点要素
研究テーマの深さ問い+先行研究への言及が必要SFC:RQ必須 / 法・経済:問いの形が必要
英語力の位置づけFLAは英語SoP必須SFCは英語課題選択可

慶應との詳しい比較は慶應義塾大学 志望理由ガイドも参照ください。


学部別詳細記事

各学部の志望理由書・入試方式の詳細はこちらをご覧ください。

学部記事主な入試方式
国際教養学部(FLA)上智FLA国際教養 志望理由|公募推薦の書き方と例文公募推薦・指定校推薦
法学部上智法学部 志望理由|公募推薦の書き方と3学科別例文公募推薦・指定校推薦
外国語学部上智外国語学部 志望理由|公募推薦の書き方と例文公募推薦・指定校推薦
文学部上智文学部 志望理由|公募推薦の書き方と7学科別例文公募推薦・指定校推薦
総合人間科学部上智総合人間科学部 志望理由|公募推薦と4学科別例文公募推薦・指定校推薦
総合グローバル学部上智総合グローバル学部 志望理由|公募推薦の書き方と例文公募推薦・指定校推薦
経済学部上智経済学部 志望理由|公募推薦の書き方と例文公募推薦・指定校推薦
神学部上智神学部 志望理由|公募推薦の書き方と例文公募推薦
理工学部上智理工学部 志望理由|公募推薦の書き方と5学科別例文公募推薦・指定校推薦

志望理由書の基礎を確認したい方へ


本記事の情報は2026年5月時点のものです。入試方式・選考内容は年度により変更されることがあります。必ず上智大学公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

無料添削キャンペーン実施中

志望理由書の無料診断を受ける

新卒採用10年・1,000人以上の志望動機を評価した講師が、あなたの志望理由書を無料で添削します。

無料で相談する

3分で完了|LINEで結果が届く|無料添削サンプル付き