志望理由書

同志社大学 社会学部の志望理由【改善例文】推薦・総合型選抜の書き方

学部別

「同志社社会学部の推薦、何を書けばいい?」——同志社大学社会学部は社会学科・メディア学科・産業関係学科・社会福祉学科など複数の学科・専攻から構成される。「社会問題に興味がある」という動機だけでは合格できない。

評価の核心は**「どの社会現象を、どんな研究方法で解明するのか」**の明確さと、同志社の建学精神「良心教育・自由主義」との接続だ。

この記事の結論

  • 社会学部は「社会現象を実証的・批判的に解明する」方法論への問いが出発点
  • 「社会問題に興味がある」は入口。「どの問いを、どの方法論で」が評価軸
  • 専攻(社会学科/メディア学科/産業関係/社会福祉等)を明確にして志望理由を書くこと
  • 「良心教育」は「社会的弱者・周縁化された人々に誠実に向き合う姿勢」で接続できる

公式情報の確認先

入試方式・出願資格・募集人員・学科構成は年度により変わります。出願前に必ず下記の公式ページで最新情報をご確認ください。

目次

  1. 社会学部のAP・特徴と専攻選び
  2. 選考内容・入試方式
  3. タイプ別志望理由と例文
  4. よくある失敗パターン
  5. セルフチェックリスト
  6. よくある質問
  7. 「良心教育」との接続方法

社会学部のAP・特徴と専攻選び

同志社社会学部の独自性

以下は本記事の解釈であり、同志社大学の公式見解ではありません。正確な情報は公式ページで確認してください。

同志社社会学部の特徴として、単に「社会学を学ぶ場」ではなく、社会的弱者・マイノリティ・周縁化された人々の問題に誠実に向き合うという良心教育の精神が社会学研究と結びついている点が挙げられる。

また、メディア学科はデジタル社会・SNS・ジャーナリズムを批判的に分析する視点、産業関係学科は労働問題・社会政策を実践的に研究する視点を提供する。

専攻別の問いの立て方

専攻代表的な問いの方向「良心教育」との接続軸
社会学科社会の不平等・差別・文化変動をフィールドワーク・統計で解明社会的弱者への誠実な視点
メディア学科SNS・ジャーナリズム・メディア産業の社会的影響を批判的に分析情報の力を誠実に使う責任
産業関係学科労働問題・社会政策・産業構造を経済学・社会学で分析労働者の尊厳への誠実な視点
社会福祉学科貧困・障がい・高齢化問題を政策・実践の両面で研究「弱者に寄り添う」が良心教育の直接体現

選考内容・入試方式

同志社社会学部の主な推薦・総合型入試として、自己推薦入試・推薦入学試験があります。

一般的な選考要素(公式要項で必ず確認)

  • 志望理由書(問いの明確さ・専攻との接続)
  • 面接(研究テーマへの理解・社会問題への視点)
  • 学業成績・調査書

選考内容・提出書類は年度・専攻により変わります。必ず公式サイトで確認してください。


タイプ別志望理由と例文

タイプA:学際派(社会現象を複数の方法論で横断的に研究したい)

Before例(約85字)

社会問題に興味があり、特に貧困や格差の問題を深く学びたいと思っています。同志社大学社会学部は充実した研究環境があると聞いたため志望します。

なぜダメか:「社会問題に興味がある」「充実した研究環境」は差別化にならない。「どの問いを、どの方法論で」がない。


After例(改善版・約250字)

「なぜ同じ地域に住む子どもたちの間で、受ける教育の質に格差が生まれるのか」——高校のボランティア活動で低所得家庭の子ども向け学習支援をした際、教育格差の「再生産構造」に問いを感じました。ブルデューの社会的再生産論を読み、理論と現場の乖離を研究したいと考えています。

同志社大学社会学部社会学科では、量的・質的研究方法を組み合わせてフィールドワークを行う研究環境が整っており、「社会的弱者に誠実に向き合う」という良心教育の精神と、私の問いの方向性が一致しています。将来は教育政策の立案に関わり、教育格差の構造的解消に貢献したいと考えています。

改善ポイント:学習支援ボランティアという具体的経験 → ブルデューという理論的問い → 同志社の研究方法論 → 良心教育との接続 → 教育政策という将来。


タイプB:探究派(特定の社会現象をメディア・労働・福祉の視点で深く掘り下げたい)

Before例(約80字)

メディアが社会に与える影響に興味があります。SNSやインターネットが普及した現代で、メディアと社会の関係を学びたいと考えています。

なぜダメか:「メディアと社会の関係を学びたい」は漠然としている。「どのメディア現象の、どの問いを」が不明。


After例(改善版・約250字)

「SNSでのヘイトスピーチは、なぜ規制しても別のプラットフォームで再発するのか」——高校のメディアリテラシー授業でこの問いが生まれ、プラットフォーム企業の自主規制とコンテンツモデレーションの限界について論文を読み込みました。ヘイトスピーチを「技術的問題」ではなく「社会構造的問題」として分析する必要があると考えています。

同志社大学社会学部メディア学科では、メディア批評・デジタル社会学・ジャーナリズム研究を横断して学べます。「情報の力を誠実に使う社会的責任(良心教育)」という視点から、SNS規制の社会学的研究を進め、将来はジャーナリスト・メディア政策立案者として貢献したいと考えています。

改善ポイント:ヘイトスピーチという具体的問い → 論文調査という探究経験 → 同志社メディア学科の研究環境 → 良心教育との接続。


タイプC:スキル派(社会学的知見を福祉・政策の実践に活かしたい)

Before例(約80字)

福祉の仕事をしたいと思っています。高齢化が進む日本で、社会福祉の専門知識を身につけ、将来は高齢者支援の仕事に就きたいです。

なぜダメか:「福祉の仕事をしたい」という目標はあるが、「なぜそう思ったか」の問いがない。「同志社でなければならない理由」がない。


After例(改善版・約250字)

「高齢者が自宅で最期を迎えたいという希望は、なぜ医療制度の設計によって阻まれるのか」——祖父の在宅介護を家族で経験し、在宅医療体制の「制度的限界」に問いを感じました。「看取り文化」と医療制度の関係を、社会福祉学と医療社会学の視点から研究したいと考えています。

同志社大学社会学部社会福祉学科では、福祉の実践と政策・理論を統合した研究が可能で、現場実習・フィールドワークを通じた実践的学習環境が整っています。「社会的弱者に寄り添う(良心教育)」精神のもと、在宅医療・介護の政策設計に貢献する研究者・福祉政策立案者を目指したいと考えています。

改善ポイント:祖父の介護という具体的経験 → 在宅医療制度という問い → 同志社の研究環境 → 良心教育との接続。


よくある失敗パターン

失敗パターン1:「社会問題に興味がある」型

NG例:社会問題に関心があるので社会学部を選んだ。

「興味がある」だけでは「なぜ社会学の方法論が必要か」が伝わらない。社会学固有のアプローチ(フィールドワーク・統計分析・批判的分析)との接続を示す必要がある。

失敗パターン2:専攻を明記しない

NG例:社会学部で社会のことを幅広く学びたい。

「幅広く」は評価されにくい。「社会学科・メディア学科・社会福祉学科」などの学科名と、その学科を選んだ理由を明記することが必要。

失敗パターン3:「貢献したい」で終わる

NG例:社会に貢献できる人材になりたいです。

将来像が「貢献したい人材」では具体性がゼロ。「○○という問題に対して、□□という方法で貢献する○○職」まで書く。


セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望する専攻名(社会学科・メディア学科等)が明記されているか
2「〜か?」という問いの形で研究動機を提示しているか
3その問いが生まれた高校時代の具体的経験が書かれているか
4同志社社会学部の固有性(特定の研究手法・教員・プログラム等)に言及しているか
5「社会問題に興味がある」「幅広く学びたい」だけで終わっていないか
6「良心教育(社会的弱者への誠実な視点)」と自分の問いが接続しているか
7将来像が職業名+具体的な活動・貢献内容まで書かれているか
8社会学的な方法論(フィールドワーク・統計・批判的分析等)への言及があるか
9他大学の社会学部でも通用する内容になっていないか
10公式APを読んで、自分の志望理由と照合したか

よくある質問

Q1. 同志社社会学部と立命館産業社会学部の違いは?

同志社は「良心教育(誠実さ・倫理的判断)× 社会学的探究」という軸、立命館産業社会は「自由と清新(社会変革の進取の精神)× 産業・メディア・スポーツの現場」という軸で差別化できます。「社会的弱者に誠実に向き合う研究がしたい」なら同志社、「メディア・産業の現場で変革を起こしたい」なら立命館という傾向があります(本記事の解釈です)。

Q2. 社会学部は就職に強いですか?

就職は専攻や個人の活動によって異なります。社会学的思考・調査・分析能力はマーケティング・人事・政策立案・NPO等で評価される場合があります。詳細は同志社大学 就職情報で確認してください。


「良心教育」との接続方法(Pattern 1/2/3)

以下は本記事の解釈であり、同志社大学の公式見解ではありません。正確な情報は公式ページで確認してください。

Pattern 1:社会的弱者への誠実な視点

社会学・社会福祉の研究が「周縁化・抑圧された人々に誠実に向き合う」という良心教育と直接接続する。

例:「貧困・格差問題に実証的に向き合うことは、同志社の『良心の全身に充満したる丈夫の養成』が問う『誠実に社会に向き合う姿勢』の学術的実践です」

Pattern 2:情報の責任ある使い方

メディア学的アプローチと「情報を誠実に扱う倫理(良心)」が接続する。

例:「フェイクニュースやヘイトスピーチの社会的影響を批判的に研究することは、メディアが持つ力を誠実に使う責任(良心教育)への問いと直結しています」

Pattern 3:制度設計への良心的判断

産業関係・政策研究と「公共の利益のための誠実な判断(良心)」が接続する。

例:「労働者の権利を守る社会政策の設計は、同志社の『良心教育』が問いかける『誠実な公共への奉仕』の実践形態だと理解しています」


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