志望理由書

法政グローバル教養学部(GIS) 志望理由|推薦の書き方と例文

学部別

法政グローバル教養学部(GIS)の志望理由|推薦の書き方と例文

法政大学グローバル教養学部(GIS: Global Institute for Social Sciences)は、**「全授業英語・少人数・社会科学×人文学の学際教育」**を特徴とする法政大学の国際教育学部です。1学科構成(グローバル教養学科)で、市ヶ谷キャンパスに設置されています。

「英語が得意」「グローバルに活躍したい」という動機では評価されません。**「英語で社会科学・人文学のどの問いを研究したいか、そしてGISの学際教育でなければならない理由」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • GISの核心は「英語×社会科学×人文学の学際的問い+少人数環境の必然性
  • 「英語が得意」「グローバルに活躍したい」だけでは立教GLAP・上智FLAと区別できない
  • 立教GLAP・上智FLAとの違い:GISは「社会科学×人文学」の学際研究が軸
  • 建学精神「自由と進歩」と「英語で自由に学術的探究をする」の接続が差別化軸

目次


学部の特徴とAPの核心

GISは「社会科学(政治学・経済学・社会学・法学)」と「人文学(歴史・哲学・文学・文化研究)」を英語で横断的に学ぶ少人数学際学部です。

研究領域代表的な問い例
国際関係・政治「なぜ民主主義国家間でも外交的対立は繰り返されるのか」
グローバル経済・社会「グローバル化は途上国の格差を拡大するのか縮小するのか」
文化・アイデンティティ「なぜポストコロニアル社会では文化的アイデンティティの再構築が起きるのか」
ジェンダー・多様性「なぜジェンダー規範は文化によって異なる形で制度化されるのか」

他英語プログラムとの違い

  • 立教GLAP:文理横断リベラルアーツ×少人数対話型教育が軸
  • 上智FLA:英語×4言語習得+リベラルアーツが軸
  • 早稲田SILS:英語×社会科学(開発・環境・国際関係)が軸
  • 法政GIS:社会科学×人文学の学際性+法政の「自由と進歩」建学精神との接続が軸

入試評価軸(傾向として):

  1. 英語での学術的問いがあるか——「英語で○○の問いを研究したい」という具体性
  2. 社会科学×人文学の学際性の必然性——なぜ複数の学問領域が必要か
  3. 英語力の証明——TOEFL/IELTSスコアまたは英語活動実績

選考内容

方式選考内容英語力目安
独自選抜(公募型)志望理由書(英語/日本語)+英語面接+英語筆記試験TOEFL iBT 72〜80程度(目安)

GISの選考は英語面接・英語試験が中心であり、英語での学術的コミュニケーション能力が問われます。


3タイプ別志望理由と例文

タイプA(国際関係・政治型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

国際政治に興味があります。英語でグローバルな問題を学べるGISを志望しました。

なぜNG:「国際政治に興味がある」「英語で学べるから」では問いがない。「GISの社会科学×人文学の学際性でなければ研究できない問い」の必然性がない。


After例(改善版・約260字)

「なぜ気候変動問題のような科学的コンセンサスがある課題でも、国際的な政策合意(パリ協定の実施)は各国の国内政治に左右され続けるのか」——気候変動と国際政治の接点を調べて持った問いです。この問いは政治学(国内政治×国際関係)と経済学(排出コストの分配)と社会学(環境意識と行動変容)を横断して分析する必要があります。

法政大学GISでは「国際関係論」「比較政治」「グローバル環境ガバナンス」を英語で学びながらこの問いを研究し、将来は気候変動政策の国際交渉官または研究者として活動することを目指します。建学精神「自由と進歩」のもと、自由な学際的探究で社会進歩に貢献することが志望の核心です。

タイプB(文化・アイデンティティ型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

文化とグローバル化の関係に興味があります。英語で異文化を研究したいと思っています。

なぜNG:「文化とグローバル化に興味がある」では問いがない。「GISの社会科学×人文学でなければ研究できない問い」が示されていない。


After例(改善版・約250字)

「なぜグローバル化が進む現代で、特定の地域・コミュニティがあえて「ローカルなアイデンティティ」への回帰を強める現象が起きるのか——ポストコロニアル理論はこれをどう説明するか」——韓国のK-POP×伝統文化の共存を調べて持った問いです。グローバルとローカルの緊張関係を文化人類学×社会学×ポストコロニアル理論で研究したいと考えています。

法政大学GISでは「Cultural Studies」「ポストコロニアル理論」「グローバル社会学」を英語で横断的に学び、将来は文化外交担当または比較文化研究者として活動することを目指します。

タイプC(ジェンダー・社会正義型)

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

ジェンダー問題や社会的不平等に関心があります。英語でこれらの問題を研究したいと思っています。

なぜNG:「ジェンダーに関心がある」「英語で研究したい」は問いではない。「なぜGISの学際性が必要なのか」の論理がない。


After例(改善版・約240字)

「なぜ北欧諸国ではジェンダー平等政策の成果が顕著なのに、日本・韓国・英国では同様の政策が異なる結果をもたらすのか——文化的文脈と制度設計の相互作用の問い」——比較ジェンダー政策を調べて持った問いです。政治学(制度設計)×社会学(文化規範)×経済学(労働市場)を横断する必要があります。

法政大学GISでは「Feminist Theory」「Comparative Social Policy」「グローバルジェンダー研究」を英語で横断的に研究し、将来は国際機関(UN Women)または政府のジェンダー政策担当として活動することを目指します。


よくある失敗パターン5選

パターン1:「英語が得意だから」「英語で授業を受けたい」で終わる → 英語力は前提。「英語で社会科学×人文学のどの問いを研究したいか」が志望理由の核心。

パターン2:立教GLAP・上智FLAと同じ内容を書く → GISは「社会科学×人文学の学際性」が軸。「なぜGLAP・FLAでなくGISか」——法政の「自由と進歩」建学精神との接続で書き分ける。

パターン3:社会科学×人文学の学際性の必然性がない → 「どうして1つの学問では答えられないのか」という学際的アプローチの必然性を示す。

パターン4:英語力の証明がない → GISは英語での試験・面接が中心。英語スコア(TOEFL/IELTS/英検)または英語活動実績を示す。

パターン5:少人数環境への言及がない → GISの少人数教育(ディスカッション・ゼミ形式)の特性と「自分の研究にとってなぜ少人数が必要か」を一文組み込む。


推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・「英語で社会科学×人文学のどの問いを研究したいか」を特定する
出願3ヶ月前志望理由書の骨子作成(英語/日本語両対応)・TOEFL/IELTSの受験計画
出願2ヶ月前第1稿完成・英語面接の練習開始(「なぜGISか」を英語で2分で話せるか)
出願1ヶ月前最終化・英語筆記試験対策(英語でのアカデミックライティング)
出願2週間前全書類最終確認

セルフチェックリスト

#チェック項目
1英語×社会科学・人文学の「問い」が問いの形で書かれているか
2「英語が得意だから」だけで終わっていないか
3立教GLAP・上智FLA・早稲田SILSでなくGISを選ぶ理由があるか
4社会科学×人文学の学際的アプローチの必然性が示されているか
5英語力の証明(スコア・活動実績)が示されているか
6建学精神「自由と進歩」との接続があるか
7将来像が職業名+取り組む問題まで書かれているか
8少人数・学際教育環境への言及があるか
9高校時代の経験から問いが導出されているか
10法政大学GISのAPを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: 法政GISと立教GLAP・上智FLA、何が違うか 立教GLAPは「文理横断のリベラルアーツ×少人数対話型教育」が軸。上智FLAは「英語×4言語+リベラルアーツ」が軸。法政GISは「社会科学×人文学の学際性」と法政の「自由と進歩」建学精神が差別化ポイントです。また法政の早稲田・法政のブランドの中でMARCHに位置することも選択肢の一つです。

Q2: 定員が少ないGISの難易度は高いか GISは少人数選抜のため競争率は高くなる傾向があります。英語面接・英語試験が中心のため、「英語での学術的コミュニケーション能力」と「社会科学×人文学の問いの明確さ」が選考の核心です。

Q3: GISから院進(大学院進学)は多いか GISからの大学院進学(国内外の社会科学・人文学系大学院)の実績はあります。英語での学術研究能力を身につけるため、研究者・国際機関職員を志向する学生には適した環境です。


法政GISの志望理由と建学精神の接続方法

法政大学の建学精神「自由と進歩」とGISの研究を接続する3パターン:

パターン1(学問の自由型) 「英語という言語を使い、社会科学と人文学の両方を自由に横断して研究する——これがGISで実現したい学びです。『自由と進歩』の精神——学問の自由な探究——は、既存の学問の枠を越えた学際的研究への意志と重なります。」

パターン2(社会進歩への貢献型) 「私が研究したい問いは、社会の進歩(気候変動対策・ジェンダー平等・国際協力)に直結しています。『自由と進歩』——自由な学問で社会を進歩させる——という精神が、私の研究動機の根本と重なります。」

パターン3(グローバルな進歩型) 「英語を使って国境を越えた学際的な研究を行うことで、グローバルな社会進歩に貢献したいと考えています。法政の『自由と進歩』の精神が、グローバルな学際研究への動機の核心です。」


法政大学全体の入試戦略は法政大学 志望理由ガイドを参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず法政大学グローバル教養学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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