志望理由書

立教文学部 志望理由|推薦の書き方と3学科別例文

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  1. 01よくある質問
  2. 02立教文学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教文学部の志望理由|推薦の書き方と3学科別例文

「立教文学部の推薦、何を書けばいい?」——立教大学文学部は3学科構成(キリスト教学科・文学科・教育学科)です。

なかでもキリスト教学科は、聖公会を建学母体とする立教大学ならではの固有学科です。「信仰があるから」ではなく「キリスト教思想・宗教学・文化史を学術的に探究したい」という受験生に向いており、他大学にない差別化軸になります。「文学が好き」「歴史に興味がある」という動機の表明だけでは評価されません。


この記事の結論

  • 立教文学部の核心は「3学科から1つを選び+先行研究への言及+建学精神との接続
  • キリスト教学科は立教文学部の最大差別化軸(聖公会建学精神と直結)
  • 上智神学部との違い:立教キリスト教学科は「神学・司祭育成」ではなく「宗教学・文化思想の学術研究」
  • 文学科は各専攻(英米文学・日本文学等)の問いを先行研究と共に示すことが必須
  • 教育学科は「教育制度・学習理論・初等教育のどの問いか」を明示する

目次


3学科の特徴と選び方

学科主な専攻・コース立教固有の特徴
キリスト教学科聖書学・キリスト教思想・宗教哲学・宗教と社会聖公会建学精神と直結。宗教学×文化×社会の学際研究
文学科英米文学・ドイツ文学・フランス文学・日本文学・史学・比較芸術6専攻の幅広さ。比較芸術専攻(映像・音楽・舞台)は立教文学科固有
教育学科教育学専修・初等教育専修初等教育(小学校)に特化した専修が別設置されている

キリスト教学科を選ぶ場合の注意点:キリスト教信者でなくても入学できます。「キリスト教の思想・歴史・社会的影響を学術的に研究したい」という動機であれば、非信者でも十分に志望できます。

文学科の比較芸術専攻について:映像・音楽・舞台・美術を比較しながら研究する専攻は、文学部の中に「芸術学」を学べる場として他大学文学部との差別化軸になります。


指定校推薦の選考内容

項目内容
出願書類志望理由書・調査書・推薦書
選考書類審査+面接
評定目安3.8〜4.0程度(学科による)
面接頻出「なぜその学科を選んだか」「先行研究・作品を読んだか」「入学後の研究計画」

3学科別志望理由と例文

タイプA(キリスト教学科):宗教思想×社会×文化を学術的に探究したい

固有論点:立教大学の建学精神(聖公会)と最も直結する学科。「信仰の告白」としてではなく「宗教が社会・文化・歴史とどう関わってきたか」を学術研究として追究したい受験生に向いています。

例文を見る(Before → After)

Before例(約90字)

私はキリスト教に強い関心があり、立教大学のキリスト教学科でキリスト教について深く学びたいと思っています。将来は社会に貢献できる人間になりたいです。

なぜダメか:「キリスト教に関心がある」は動機の表明のみ。研究テーマがなく、「将来は社会に貢献」は何も言っていない。


After例(改善版・約250字)

「近代日本の社会変革運動(廃娼運動・社会福祉活動)は、なぜキリスト教の影響を強く受けたのか」——明治期の歴史を調べる中で持った問いです。信仰の論理が社会正義の実践とどう結びついたかを、宗教社会学×日本近代史の視点から研究したいと考えています。

立教大学文学部キリスト教学科では「キリスト教社会思想史」「宗教社会学」「日本キリスト教史」を通じてこの問いを深め、立教大学の聖公会の歴史的資料へのアクセスも活用する計画です。「奉仕と共生」の建学精神は、「宗教が社会正義にどう貢献するか」という私の問いと直結しており、この精神のもとで研究することに必然性を感じています。将来は宗教社会学の研究者として活動することを目指します。


タイプB(文学科):文学・史学・比較芸術のテキストから問いを立てたい

固有論点:文学科6専攻の中でも比較芸術専攻(映像・音楽・舞台・美術の比較研究)は立教文学科の固有の強みです。「文学だけでなく映像・舞台も含めた芸術表現の比較研究をしたい」受験生にとって、他大学文学部との差別化になります。

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

文学が好きで、将来は文学の研究者か教師になりたいと思っています。立教大学文学部で幅広く文学を学びたいです。

なぜダメか:「文学が好き」「教師になりたい」は研究テーマではない。「どの作品・時代を・どの批評理論で研究するか」という問いがない。


After例(改善版・約240字)

「20世紀初頭のアメリカ文学はなぜ自然主義的な暴力描写を多用するのか——それはフロンティア精神の喪失とどう関係するのか」——ジャック・ロンドンの作品を読んで持った問いです。ノーザン・ナチュラリズムの系譜をアメリカ文学史・社会史の文脈から研究したいと考えています。

立教大学文学部文学科英米文学専攻では「アメリカ文学演習」「文学理論」を通じて原典読解力を養い、先行研究(レオ・マルクス「機械の庭」等)と対話しながら自分の解釈を構築する計画です。将来はアメリカ文学・文化研究者として活動することを目指します。


タイプC(教育学科):教育制度・学習理論・初等教育を研究したい

固有論点:立教文学部教育学科は初等教育専修(小学校教員養成に特化)を別設置しています。「小学校教員を目指しながら教育学を学術的に研究したい」受験生には、この構成が強みになります。

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Before例(約80字)

子どもの教育に関心があります。将来は小学校の先生になりたいと思い、教育学科を志望しました。

なぜダメか:「教師になりたい」は多くの教育系学部で書ける内容。立教教育学科でなければ研究できない「教育現象の学術的問い」が示されていない。


After例(改善版・約240字)

「なぜ日本の小学校では『教科の学習』と『道徳教育』が分離されており、両者の接続が難しいのか」——教育実習のボランティアで感じた問いです。教科学習と人格形成の統合を目指した立教大学のキリスト教的全人教育の理念と、この問いは深く共鳴しています。

立教大学文学部教育学科では「教育課程論」「道徳教育論」「初等教育演習」を通じてこの問いを研究し、初等教育専修で小学校教員としての実践的スキルも同時に習得する計画です。将来は小学校教員として、教科と人格形成を統合した授業実践を目指します。


よくある失敗パターン3選

パターン1:キリスト教学科を「信仰告白」として書く → キリスト教学科は学術研究の場。「信仰があるから」ではなく「宗教×社会×文化の問いを研究したいから」が評価される軸。

パターン2:文学科の専攻を選ばずに「幅広く学びたい」と書く → 指定校推薦では専攻を明示することが望ましい。「どの文学・歴史・芸術の問いを研究したいか」を1つに絞ることで志望理由の説得力が増す。

パターン3:先行研究・作品への言及がない → 「作品が好き」ではなく「○○の作品(著作)から生まれた問いを、○○という批評的視点で研究したい」という形が評価される。


セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望学科(3学科のうち1つ)が明示されているか
2研究したい「問い」が問いの形で書かれているか
3先行研究・作品・著作への言及が1つ以上あるか
4立教大学の建学精神(奉仕・共生)と研究テーマの接続があるか
5キリスト教学科志望者:「信仰告白」ではなく「学術研究の問い」で書かれているか
6「文学が好き」「歴史に興味がある」で終わっていないか
7立教文学部固有の科目・専攻への言及があるか
8将来像が職業名+研究・業務まで書かれているか
9「なぜ他大学文学部ではなく立教文学部か」の答えがあるか
10立教大学文学部APを読み、応答しているか

よくある質問

Q1: 立教文学部と明治文学部・慶應文学部、志望理由書はどう変わるか 慶應文学部は17専攻と研究者養成の色が強く、論文型推薦が中心です。明治文学部は心理社会学科という固有学科が差別化軸。立教文学部はキリスト教学科という他に見られない学科と、「奉仕と共生」の建学精神との接続が書き分けポイントです。「なぜ立教文学部か」は建学精神を軸にした回答で差別化できます。

Q2: 立教文学部の教育学科は教員免許が取れるか 立教文学部教育学科では、中・高の教員免許(英語・国語・社会など)を取得できます。ただし「教師になる」ことを主目的とした学科ではなく、「教育現象を学術的に研究する」学科です。志望理由書では「教育の何を研究したいか」という問いが必須です。

Q3: キリスト教学科は信者でないと入学できないか キリスト教の信者であることは入学要件ではありません。「宗教が社会・文化・歴史とどう関わってきたか」という学術的関心から入学する学生が多い学科です。「キリスト教思想を宗教社会学・思想史の視点で研究したい」という問いがあれば、信者でなくても説得力のある志望理由書が書けます。


立教文学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教大学の建学精神(キリスト教精神に基づく「奉仕」と「共生」)は、「なぜ立教文学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。

3つの接続パターン

パターン1(研究テーマ×共生型) 「私が研究したい問いは、社会的に弱い立場に置かれた人々が制度や社会から排除されるメカニズムを解明することです。立教の『共生』の精神——異なる背景を持つ人々が共に生きる社会をつくる——が私の研究の方向性と一致しています。」

パターン2(奉仕×キャリア型) 「将来、○○分野で○○として働く目標は、利益追求ではなく社会への貢献(奉仕)を軸にしたキャリア観に基づいています。この価値観を形成・強化できる環境として、立教の建学精神が息づく文学部を選びました。」

パターン3(知的探究×共生型) 「私が研究したい問いは、異なる文化・立場・価値観を持つ人々がどのように理解し合えるかという問いです。立教の『共生』の精神と、多様な背景を持つ学生が共に学ぶキャンパス環境が、この問いを深めるうえで最も適した学習環境だと考えています。」


立教全体の入試戦略は立教大学 志望理由ガイド、基礎は志望理由書の書き方 完全ガイドを参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立教大学文学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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