志望理由書

早稲田教育学部 志望理由|推薦の書き方と合格者例文

学部別
目次を開く(4項目)
  1. 01この記事のポイント
  2. 02まとめ:教育学部の志望理由で差をつける核心
  3. 03サービスのご案内
  4. 04関連記事

早稲田大学教育学部の志望理由|推薦の書き方と合格者例文

「早稲田教育学部の推薦、志望理由書に何を書けばいい?」「7学科あるけどどう書き分けるの?」「教員を目指していないのに教育学部を志望する理由、うまく説明できない」——早稲田大学教育学部は7学科という多様な構成が特徴であり、志望理由書の書き方が学科によって大きく異なります。

教育学部だからといって「教師になりたい」という志望理由しか書けないと思っている受験生が多くいますが、これは大きな誤解です。教育学部の国語国文・英語英文・社会科・数学・理学・複合文化の各学科は、それぞれ専門の学問研究を深める学科であり、教職課程はあくまで選択肢の一つです。

この記事では、教育学部のアドミッションポリシーと7学科の特徴を整理したうえで、入試方式ごとの志望理由書の構造を合格者例文・NG例を交えて解説します。

この記事のポイント

  • 教育学部の志望理由は「教師になりたい」だけでは不十分。**「7学科のどの専門分野を、なぜ早稲田教育で学ぶか」**が問われる
  • 7学科はそれぞれ独立した専門学科。志望学科の専門性・APに合致した問いを持っているかが選考の核心
  • 他学部との書き分け:国語国文→文学部との差別化、英語英文→SILSとの差別化、社会科→政経との差別化など学科ごとに比較対象が変わる
  • 指定校・系属校推薦では「早稲田教育でなければならない理由」に加えて「その学科でなければならない理由」の二段構成が必須
  • 英語英文学科は英語入試(TOEFL等のスコア提出)が推薦条件に関わる場合あり。要公式確認

目次


早稲田教育学部とは|志望理由を書く前に押さえる3点

アドミッションポリシー:求められる「専門への探究心と教育的視座」

教育学部は公式サイトで求める学生像を明示しています。

教育学部が求める学生像(公式の趣旨を本記事用に要約)

  • 各学科の専門分野(教育学・国語国文・英語英文・社会科・理学・数学・複合文化)への強い関心と基礎学力を持つこと
  • 学問・教育・人間への深い関心と探究心を持ち、主体的に学び続ける意欲があること
  • 社会や文化の諸問題を多様な視点から考察し、表現・発信できる力を身につけようとすること
  • 将来、教育・研究・社会の各分野で主体的に貢献しようとする志を持つこと

出典:早稲田大学教育学部公式 アドミッションポリシー(正確な表現と最新版は必ず公式で確認してください)

監修者からのアドバイス:教育学部のAPで重要なのは「教育への関心」だけでなく「各学科の専門分野への探究心」が同等に強調されている点です。志望理由書では「教師になりたい」という出口のキャリアよりも、「○○学科の専門を、なぜ深く研究したいのか」という入学動機の強さを伝えることが高評価につながります。

学部の特徴:7学科の専門性と教職課程の選択肢

教育学部は7つの専門学科で構成されており、それぞれが独立した専門学問を持ちます。

学科専門分野志望理由書での核心比較される他学部
教育学科教育学・教育心理学・教育社会学教育現象・制度を学術的に研究したい人間科学部との差別化
国語国文学科日本語学・日本文学・国語教育日本語・日本文学を深く研究したい文学部・文化構想との差別化
英語英文学科英語学・英米文学・英語教育英語・英文学を学術的に研究したいSILSとの差別化
社会科学科地理学・歴史学・社会科教育地理・歴史・社会を学術研究したい政経・社学との差別化
理学科(生物・地球科学専修)生物学・地球科学生物・地球科学の専門研究理工学部との差別化
数学科数学・数学教育数学の理論研究・数学教育の研究理工学部との差別化
複合文化学科文化・社会・表現の学際研究文化を多角的に研究したい文化構想・社学との差別化

教職課程は全学科で選択可能ですが必修ではありません。「教員になりたい」という動機は有効な志望動機の一つですが、それだけで志望理由書が成立するのは教育学科のみです。他の6学科では専門学問への探究心が主軸になります。

公式情報の確認:各学科の詳細・教職課程の履修条件・英語英文学科の英語入試要件は年度ごとに変更される場合があります。最新版は早稲田大学教育学部公式を確認してください。

卒業後のキャリア:教育学部生の強みと評価されるポイント

教育学部生のキャリアは教員・教育行政・出版・メディア・研究者・一般企業と多岐にわたります。指導を通じて合格後のキャリアを追ってきた中で、教育学部生は「専門的な知識と、それを人に伝える・教えるという実践的な視点を持ち合わせている」点が評価される傾向があります。特に国語・英語・数学など各教科の専門性は、教育業界だけでなく出版・コンテンツ・研究開発など幅広い分野で活きます。志望理由書の段階から「専門の学問を深め、それをどう社会に還元するか」を書けると、入学後の伸びまで見通せている受験生として評価されます。


教育学部に響く志望理由のキーワード

カテゴリキーワード使い方の例
教育学科教育制度 / 教育心理 / 学習理論 / 教育格差 / 比較教育「教育現象を社会学・心理学の視点から研究したい」
国語国文学科言語学 / テクスト分析 / 近代文学 / 古典文学 / 国語教育「日本語の構造・変遷を言語学的に研究したい」
英語英文学科英語学 / 英米文学 / 言語習得 / 第二言語教育 / 文学批評「英語を言語として学術的に分析したい」
社会科学科地政学 / 歴史学 / 社会地理 / 地域研究 / 社会科教育「地理・歴史を学術研究として深めたい」
複合文化学科学際研究 / 比較文化 / 文化表現 / 社会と文化「文化を複数の視点で横断的に研究したい」
共通探究学習 / 教職への関心 / 学問と実践の往復「専門知識を教育・研究・社会に還元したい」

教育学部の入試方式別|志望理由書の要件と書き分け

一般選抜

教育学部の一般選抜は出願時に志望理由書の提出は不要です。ただし英語英文学科など一部の学科では英語外部スコア(TOEFL・英検等)が参考とされる場合があります。最新の入試方式は公式要項で確認してください。

公式要項の確認は必須 学科ごとに試験科目・配点が異なります。最新版は早稲田大学教育学部公式 入試情報を確認してください。

指定校推薦

字数・形式の目安

  • 校内選考:800〜1,500字(学校により異なる)
  • 大学提出用:志望理由書(指定校用フォーマット)+活動記録

評価される構成(全学科共通)

  1. 志望学科の「どの専門分野」を「なぜ」研究したいか
  2. 高校3年間の学習・活動でその問いがどう深まったか
  3. 入学後の具体的な学習計画(演習・ゼミ・科目)
  4. 教職課程への関心(取得予定なら記載、不要なら触れなくてよい)
  5. 卒業後のキャリア(教員・研究者・一般企業など)

最も差がつくのは「他学科や他学部ではなくなぜこの学科か」の説明です。学科ごとの差別化ポイントを押さえておくことが必須です。

学科別・他学部との差別化の核心

学科「なぜこの学科か」の核心
教育学科「教育現象を学術的に研究したい」+「教員養成だけでなく研究者・政策立案者としての教育専門家を目指す」
国語国文学科「日本語・日本文学を精読・研究したい(文学部との差別化:教育との接続)」
英語英文学科「英語を言語・文学として研究したい(SILSとの差別化:英語を使う場ではなく研究する場)」
社会科学科「地理・歴史を学術的に専門研究したい(政経・社学との差別化:社会科の専門深化)」
複合文化学科「文化を学際的に研究したい(文構との差別化:教育的視点も持ちながら文化研究)」

系属校・付属校推薦

系属校生の共通論点は「なぜ早稲田の他学部ではなく教育学部の○○学科か」です。系属校の場合は特に「学院・実業の授業や活動が志望学科の専門とどう接続するか」を具体的に書けると強みになります。


教育学部の合格者例文と評価ポイント

:以下の例文は実際の指導経験をもとに本記事用に作成したサンプルです。出願時は必ず学校・専門講師の添削を受けてください。

例文1:指定校推薦・教育学科志望(約1,000字・抜粋) ▼クリックで開く

早稲田大学教育学部教育学科を志望する理由は、「不登校・長期欠席の増加という教育課題」を、教育心理学と教育社会学の両方の視点から研究したいからです。

高校2年次に、中学校の職場体験ボランティアに参加しました。担当した学年に不登校の生徒が複数おり、担任教員が個別対応に苦慮している場面を目の当たりにしました。文部科学省の統計を調べると、2022年度の不登校児童生徒数は過去最多を更新していました。この問題が「個人の心理的な問題」なのか「学校制度・教師との関係の問題」なのかは、一つの視点からでは答えられないと感じました。

教育学部教育学科では、教育心理学(不登校の心理的背景)と教育社会学(制度・関係の構造的要因)を横断的に学べます。3年次以降は、学校環境と不登校の関係を実証研究するゼミに進み、質問紙調査とインタビューを組み合わせた研究に取り組みたいと考えています。

人間科学部ではなく教育学科を選ぶ理由を説明します。人科は人間・社会・環境を理系・文系横断で幅広く扱いますが、私の問いは「学校という制度の中で起きる教育現象」に特化しています。教育学科の教育学・教育心理学・教育社会学の体系的な専門訓練が、この問いへの最短ルートだと判断しました。

卒業後は教育行政(文部科学省または自治体の教育委員会)または教育系シンクタンクで、不登校支援の政策設計に携わりたいと考えています。将来的には大学院(教育学研究科)への進学も視野に入れています。

監修者コメント

職場体験ボランティアという具体的な経験と文科省統計という一次データを組み合わせており、問題意識の根拠が立体的。②「心理的問題か制度的問題か」という二項対立の問いの立て方が教育学科のAPと直結している。③人間科学部との差別化を「教育現象への特化」という言葉で説明しており、「教育学科でなければならない」が伝わる。

例文2:系属校推薦・英語英文学科志望(約900字・抜粋) ▼クリックで開く

私が早稲田大学教育学部英語英文学科を志望する理由は、学院3年間で深めてきた「英語という言語の構造と変容」への関心を、英語学(言語学)と英米文学の両軸で研究したいからです。

学院の英語クラスで英語史を取り上げた授業を受け、現代英語が中英語・古英語から音韻・語彙・文法の三レベルで大きく変容していることを知りました。特に「なぜ英語は世界語になったのか」という問いを追って、英語の標準化とイギリス植民地主義の関係を調べるうちに、「言語は中立的なコミュニケーション手段ではなく、権力・歴史・文化が刻み込まれた構造物だ」という視点を持つようになりました。

英語英文学科では、英語学(言語構造・変化)と英米文学(テクストと社会・文化の関係)を一体的に学べます。1〜2年次に英語学・英文学の基礎を固め、3年次以降は「英語圏植民地文学における言語表現と権力構造」をテーマとする演習に進みたいと考えています。

SILSではなく教育学部英語英文学科を選ぶ理由は明確です。SILSは英語を「学習・議論の媒体」として使いながら国際的なテーマを学ぶ場ですが、私がやりたいのは「英語という言語そのものの構造・歴史・文学的表現を学術的に研究すること」です。英語を「使う」ではなく「研究対象として分析する」という視点で、英語英文学科のカリキュラムが最適だと判断しました。

卒業後は英語教員資格を取得しながら、英語教育学の大学院へ進学し、「言語権力論を踏まえた批判的英語教育(Critical ELT)」を研究したいと考えています。

監修者コメント

①「英語史の授業がきっかけ」という授業での知的発見から「言語と権力」という学術的な問いへの展開が鮮明。②SILSとの差別化を「英語を使う(SILS)」vs「英語を研究対象として分析する(英語英文学科)」という一文で端的に説明しており、選考担当者に刺さる。③教職課程と大学院進学を組み合わせた長期キャリア設計も説得力がある。英語英文学科志望者の差別化の教科書的な例。

例文3:指定校推薦・社会科学科・地理学専修志望(約900字・抜粋) ▼クリックで開く

早稲田大学教育学部社会科学科地理学専修を志望する理由は、「気候変動と農業生産の地域格差」という問いを、地理学の空間分析と社会学的アプローチを組み合わせて研究したいからです。

高校の地理総合の授業で、サヘル地帯の食料危機と気候変動の関係を調べるうちに、同じ「干ばつ」でも国・地域によって農業被害の深刻さが全く異なることに気づきました。気温・降水量の変化という物理的要因だけでなく、土地利用の歴史・農業政策・インフラ格差という社会的要因が複合していることを知りました。この問いを自然地理学と人文地理学の両面から分析するには、地理学の専門的な訓練が必要だと感じました。

社会科学科地理学専修では、自然地理学(気候・地形の分析)と人文地理学(社会・経済・政策の空間分析)を統合して学べます。3年次以降は、アフリカの農業地域の気候脆弱性と社会的適応能力を比較研究するゼミに進み、GISを使った空間データ分析を習得したいと考えています。

政経や社学ではなく社会科学科地理学専修を選ぶ理由は、私の問いが「空間的な分布とその社会的文脈」という地理学固有の問いだからです。政経・社学は政治・経済・社会学の視点で社会問題を分析しますが、「空間的な不均等と地域の固有性」を核心に置く分析は、地理学という専門なしには成立しません。

卒業後は国際協力機構(JICA)または国際機関で、農業・食料安全保障の地域開発プロジェクトに関わりたいと考えています。

監修者コメント

①「地理総合の授業から問いへ」という授業起点の志望動機が自然で高校生らしい誠実さがある。②「自然地理(物理要因)×人文地理(社会要因)の複合」という地理学固有の問いの立て方が専門性の理解を示している。③GIS(地理情報システム)の習得・JICAへのキャリア接続まで具体的で、「地理学専修でなければならない」理由が一貫している。政経・社学との差別化も明確。


教育学部のNG例と改善例|講師が指摘する落ちパターン

NG1:「教師になりたいから教育学部」だけで終わる

NG例

将来は中学校の国語教師になりたいと思っており、教育学部に進んで教員免許を取得したいと考えています。

なぜダメか: 教員免許は教育学部以外(文学部・法学部等でも教職課程で)取得できます。「教師になりたい→教育学部」という単純な論理は、「なぜ早稲田の教育学部の国語国文学科か」に答えていません。「教師になりたい」という出口は記述してよいですが、入学動機(国語国文学の専門研究への関心)が主軸でなければなりません。

改善例

私が国語国文学科を志望するのは、近代日本文学が明治期の西洋化・近代化の文脈でどのように書かれたかを、文学研究として精読・分析したいからです。教職課程で国語教員資格も取得予定ですが、専門研究を深めることが私の最優先です。

NG2:学科を曖昧にしたまま「教育学部全体」を志望する

NG例

教育に関心があり、教育学部でさまざまな学問を幅広く学びたいと考えています。

なぜダメか: 教育学部の7学科はそれぞれ独立した専門学科です。「幅広く学びたい」という志望動機は、どの学科を志望しているのかが不明であり、志望学科の専門APに何も答えていません。指定校・系属校の選考担当者は必ず「あなたは○○学科の何を研究したいのですか」と問い返します。

改善例

私は教育学部の中で教育学科を志望します。「不登校の増加」という社会問題を、教育心理学と教育社会学の両視点から研究することが、入学後の最大の目標です。

NG3:英語英文学科なのに「英語が得意だから」で終わる

NG例

英語が得意で、英語に関わる仕事がしたいため、英語英文学科を志望しました。

なぜダメか: 英語英文学科は「英語が得意な人が英語を使う学科」ではなく、「英語・英文学を学術的に研究する学科」です。「英語が得意」は入学の条件の一つに過ぎず、「英語・英文学の何を研究したいか」が問われています。また「英語に関わる仕事」ならSILSのほうが適切であり、なぜ英語英文学科かの差別化になっていません。

改善例

英語英文学科を志望する理由は、「英語という言語の構造と歴史的変容」を言語学の視点から研究したいからです。英語を「使う」ではなく「研究対象として分析する」という視点で、SILSの国際教育環境よりも英語英文学科の言語学・文学の専門訓練が私の目標に合致していると判断しました。

NG4:複合文化学科を「文構と同じ」と思って書く

NG例

文化を幅広く学べる複合文化学科を志望します。文化構想学部と迷いましたが、文化について深く学べそうな点が魅力でした。

なぜダメか: 「文構と迷ったが複合文化を選んだ」という消極的な選択では、選考担当者に「文構に落ちたから複合文化にしたのでは?」と読まれます。複合文化学科固有の強み(教育的視点も含む学際研究)と文構との差別化を明確に示す必要があります。

改善例

複合文化学科を志望するのは、「文化の研究」に加えて「それを教育としてどう伝えるか」という視点まで持ちたいからです。文化構想学部は文化研究・批評の専門性が強みですが、複合文化学科は教育との接続という実践的な視点を持てる点で、私のキャリア目標(高校の社会科・現代文教員として文化研究を伝える)に合致しています。


面接で「なぜ教育学部か」を1分で答える構成

指定校・系属校推薦の面接、入学後のゼミ選考など、教育学部でも口頭で志望理由を語る場面が訪れます

1分回答テンプレ

【0-10秒】結論
「私が教育学部の○○学科を志望する理由は、
 □□という問いを○○学として研究したいからです」

【10-30秒】問いの根拠となる経験
「高校時代の××という経験・授業から、
 △△という問いを持ちました」

【30-50秒】教育学部での学び
「○○学科の専門科目・演習で□□を研究し、
 △△ゼミに進みたい」

【50-60秒】他学部との差別化+将来像
「○○(他学部)ではなく教育学部を選ぶ理由は〜。
 卒業後は◇◇を目指したい」

1分回答例(教育学科)

私が教育学部教育学科を志望する理由は、「不登校増加」という教育課題を教育心理学と教育社会学の両視点から研究したいからです。

中学校でのボランティアで不登校の生徒を支援する場面を見て、この問題が心理的要因と社会的要因の複合であることを感じました。

教育学科では両分野を横断して学び、学校環境と不登校の関係を実証研究するゼミに進みたいと考えています。

人間科学部ではなく教育学科を選んだのは、「学校という制度の中の教育現象」に特化した専門訓練が必要だからです。卒業後は教育行政で不登校支援の政策設計に携わりたいです。

→ 詳細: 面接の志望動機、どう話す?1分で伝わる回答術


教育学部のよくある質問(FAQ)

Q. 教育学部の7学科、どれを選ぶべきか迷っています。決め方は?

自分が高校で最も深く学んだ・学びたい教科や学問は何か」で選ぶのが最も自然です。国語が好き→国語国文学科、英語で言語・文学を研究したい→英語英文学科、地理・歴史の専門を深めたい→社会科学科、数学の理論を研究したい→数学科、というシンプルな対応が多い学部です。「教育そのものを研究したい」なら教育学科、「文化を学際的に研究したい(かつ教育的視点も持ちたい)」なら複合文化学科を検討してください。

Q. 教員になりたくなくても教育学部を志望していいですか?

問題ありません。教育学部は7学科それぞれが専門の学問研究学科であり、教職課程は選択です。「教員になりたい」という動機がなくても、各学科の専門(英語学・地理学・日本文学等)への探究心があれば十分な志望理由になります。ただし「教員になりたくないのになぜ教育学部か」を面接で聞かれることがあるため、「教育的な視点も持ちながら○○を研究したい」という接続を用意しておくと安心です。

Q. 英語英文学科とSILS(国際教養学部)の違いは?

英語で国際的なテーマを議論・研究する(SILS)」か「英語・英文学そのものを学術研究対象にする(英語英文学科)」かの違いです。英語を学問の媒体として使いたいならSILS、英語という言語・英米文学を研究対象にしたいなら英語英文学科が向いています。

Q. 教育学部の指定校推薦で評定の目安は?

公式には明示されていないため学校の進路担当に確認してください。当塾の把握では学科により異なりますが概ね評定3.8〜4.2以上が実質的な目安になることが多いです。評定が同水準の場合は志望理由書の「学科の専門性への理解の深さ」が決め手になります。

Q. 複合文化学科と文化構想学部はどう書き分ければいいですか?

教育との接続(複合文化)」vs「文化研究・批評への特化(文構)」で書き分けます。複合文化は教職課程との組み合わせで「文化を研究し、教育で伝える」というキャリアが描けます。文構は文化研究・批評・メディア論の専門深化が強みです。自分のキャリア目標が「文化を教える側に立ちたい」なら複合文化、「文化の研究者・批評家・メディア専門家になりたい」なら文構が合います。

Q. 添削は誰に頼めばいいですか?

教育学部の志望理由書は「学科の専門分野への理解の深さ」と「他学科・他学部との差別化の明確さ」の2点が核心です。

  1. 志望学科の研究テーマを1つ決める(「○○学で△△を研究したい」のレベルまで)
  2. 推薦指導の経験がある講師に「これは○○学科の志望動機として成立しているか」を確認
  3. 他学部との差別化が明確になっているかを第三者に確認
  4. 字数調整・表現の推敲を最後に行う

まとめ:教育学部の志望理由で差をつける核心

早稲田大学教育学部の志望理由書は、「教育に関心がある」から一歩進んで、「7学科のうち○○学科の専門分野で、△△という問いを研究したい」というレベルまで学科と研究テーマを特定することが最大のポイントです。

  • 指定校推薦:志望学科の専門研究への問い+他学部・他学科との差別化を明確に
  • 系属校推薦:「なぜ早稲田の他学部ではなく教育学部の○○学科か」の二段構成
  • 共通NG:「教師になりたいから」だけ、学科を曖昧にする、「英語が得意だから」だけ
  • 英語英文学科:SILSとの差別化「英語を使う vs 英語を研究する」が最重要
  • 準備期間:学科の専門分野を調べ、研究テーマを決めることから始めて最低半年が望ましい

総合型選抜の指導現場で何百人もの志望理由書を見てきた経験から断言できるのは、「志望学科の専門研究への問いを一つ持っている受験生」が最後まで強いということです。「教育学部」という枠で考えるのをやめ、「○○学科で△△を研究する」という視点で志望理由書を書き直してみてください。


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  • 指定校推薦:学科ごとの専門性と他学部差別化を重点添削
  • 系属校推薦:学院・実業の学びと志望学科の接続をサポート
  • 英語英文学科:SILSとの差別化論理の構築

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