推薦書の先生への頼み方|依頼メール例文・タイミング・断られたら
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推薦書の先生への頼み方|依頼メール例文・タイミング・断られたら
「推薦書を先生にお願いしたいけど、どう切り出せばいいかわからない」——総合型選抜・推薦入試の準備で、特に自分から声をかけるのが苦手な受験生が直面する悩みです。
競合記事の多くは「早めに担任に相談しましょう」という一言で終わっていますが、この記事では対面での最初の切り出し方・依頼メールの例文・断られた場合の対処法・受け取り後のチェックリストまで、実際のシナリオを想定した実践的な内容を解説します。
この記事のポイント
- 依頼のベストタイミングは「高3の5〜6月」(遅くとも出願7週間前)
- 最初のアプローチは「相談」から——「書いてください」と最初から頼まない
- メールより対面の方が望ましい(メールは補足・確認用に使う)
- 依頼するときに「自分の志望理由・活動実績の要点メモ」を渡すと先生が書きやすい
- 断られても次の先生を探せる——焦らず対処する
目次
推薦書とは:誰が書き・何が求められるか
推薦書(推薦状)は、高校の担任・学校長・特定の教員が受験生の人物・実績・適性を大学に推薦する文書です。
推薦書の書き手(誰に頼むか)
| 書き手 | よく使われる入試方式 |
|---|---|
| 学校長(校長・教頭) | 指定校推薦・公募推薦 |
| 担任の先生 | 総合型選抜・公募推薦 |
| 教科担当の先生 | 総合型選抜(研究テーマに関連する科目の先生) |
| 部活の顧問 | 一部の総合型選抜(活動実績が主な評価軸の場合) |
重要: 大学の募集要項で「誰の推薦書が必要か」を必ず確認してください。「学校長推薦」が必要なのか「担任推薦」で良いのかで、お願いする先生が変わります。
推薦書に書かれること
推薦書の内容は先生が書くため、受験生は直接コントロールできません。ただし、依頼時に「伝えたい情報」を整理して渡すことで、推薦書の質を高めることができます。
一般的に推薦書に含まれる内容:
- 受験生の人物評(性格・誠実さ・主体性)
- 学習への取り組み・成績の評価
- 課外活動・特筆すべき実績
- この大学・学部に向いていると考える理由
タイミング:いつ依頼するか
推奨タイミング:高3の5〜6月
| 時期 | タイミングの評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 高3・4〜5月 | ◎ 最良 | 先生への相談を「夏前に」完了できる |
| 高3・6月 | ○ 良い | 余裕を持って書いてもらえる |
| 高3・7月 | △ ギリギリ | 夏休み中の連絡が困難になる可能性 |
| 高3・8月 | × 遅すぎ | 夏休み中・先生の繁忙期・推薦書が間に合わないリスク |
逆算の計算式:
- 出願締切 = X月○日
- 推薦書を受け取るべき日 = 出願締切の2週間前
- 推薦書の依頼日 = 受け取り希望日の3〜4週間前
例:9月15日出願締切 → 9月1日までに受け取り → 8月初旬には依頼完了
→ ということは7月中旬が実質の「依頼最終リミット」。5〜6月の余裕ある時期に動き始めることを強く推奨します。
依頼の手順:5ステップ
ステップ1:最初の「相談」アプローチ
最初から「推薦書を書いてください」とお願いするのではなく、「総合型選抜を受けようと考えているので相談したい」という形で切り出します。
対面での切り出し方(例文):
「先生、少しよろしいですか?○○大学の総合型選抜を受験しようと考えているのですが、推薦書が必要な入試方式で、先生にお願いできればと思っています。まだ準備の途中ですが、一度相談させていただけますか?」
ポイント:
- 「5分だけ時間をもらえますか?」と先に聞くとベター
- 「書いてほしい」とすぐに頼まず「相談したい」から入る
- 放課後・昼休みなど、先生が比較的余裕のある時間帯を選ぶ
ステップ2:志望の説明と要点メモの渡し方
相談の場では、以下の情報を口頭で伝え、同時に**要点をまとめたメモ(A4用紙1枚)**を渡します。
メモに書く内容:
【推薦書依頼メモ】(A4・1枚)
■ 志望大学・学部・入試方式
○○大学 □□学部 総合型選抜(〜方式)
■ 提出期限
○月○日(大学への書類提出締切)
→ 先生から受け取りたい日:○月○日
■ 推薦書の形式
・様式指定 or 自由書式
・字数制限:○○字以内
・封筒密封 or 開封提出
■ 志望理由の要点(先生に使っていただける情報)
・高校での主な活動:○○(3年間継続)、〜
・探究テーマ:〜
・志望の核心:○○という問いを○○大学□□学部で研究したい
■ 先生に書いていただきたい内容(参考)
・○○という観点から見た私の特徴
・〜
ステップ3:正式な依頼と締切の確認
相談後、先生が引き受けてくれた場合は正式な依頼を口頭+メールで行います。
口頭での正式依頼(例):
「先日相談させていただいた件ですが、ぜひ先生に推薦書をお書きいただけますか。締切は〇月○日で、△△日前には先生からいただければ幸いです。改めてよろしくお願いいたします。」
ステップ4:依頼メールの送り方
対面での依頼後、内容をメールで確認・記録に残します。
依頼メール例文:
件名:総合型選抜の推薦書依頼(○年○組 ○○○○)
○○先生
いつもお世話になっております。○年○組の○○○○です。
先日、総合型選抜の受験についてご相談させていただきました。
その際にご了承いただいた推薦書について、改めてお願いのご連絡を差し上げます。
【依頼内容】
・志望校:○○大学 □□学部 総合型選抜
・推薦書の様式:別紙添付のとおり(様式指定の場合)
・字数制限:○○字以内
・受け取り希望日:○月○日(木)
・大学への提出締切:○月○日(月)
【参考資料】
・志望理由書の現時点の下書き(別紙)
・主な活動実績メモ(別紙)
ご多忙の中、誠に恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ご不明点や追加情報が必要な場合は、いつでも申し付けください。
○年○組 ○○○○
(連絡先:○○○○@○○.jp)
ステップ5:進捗の確認リマインド
依頼から2〜3週間後に、進捗を確認するリマインドを入れます。
リマインドの例(対面):
「先日依頼した推薦書の件ですが、進捗はいかがでしょうか。締切まで○週間となりましたので、ご確認させていただければ幸いです。何か追加でご要望等ありましたらお知らせください。」
断られた場合の対処法
「お断りします」と言われた場合、最もよくある理由と対処法を整理します。
理由1:「私はあなたのことをよく知らないので書けない」
→ 対処:よく知っている別の先生に依頼する。担任でなくても、3年間授業を受けた教科担当・部活顧問・ホームルーム担当など、自分のことを知っている先生を探してください。
理由2:「忙しくて書く時間がない」
→ 対処:締切を十分余裕を持って設定し直して依頼し直す。または別の先生に依頼する。
理由3:「推薦書の書き方がわからない」
→ 対処:大学の様式(フォーマット)と一緒に「参考情報メモ」を渡すことで先生の負担を下げる。「自由書式」の場合は参考文例(学校の進路指導室にある場合も)を添付する。
断られた後の代替先生候補
担任に断られた場合でも以下の方に依頼できる可能性があります:
- 1年次または2年次の担任(以前から知ってもらっている場合)
- 一番関係が良い教科担当の先生
- 部活の顧問(活動実績が主な推薦ポイントの場合)
- 探究活動の担当教員
受け取り後のチェックリスト
推薦書を受け取った後、以下を確認してください。
形式確認(先生に返却をお願いできる場合):
- 学校名・先生の氏名・押印が正しくあるか
- 封筒の場合:封がされているか(大学によって開封厳禁のことがある)
- 日付が入っているか
- 指定字数内に収まっているか
手続き確認:
- 封筒に入れて封をするか、そのまま提出するか(大学指定に従う)
- 出願書類一式に同封するか、別途郵送するか(大学の指定を確認)
先生へのお礼:
- 受け取り後、必ず「ありがとうございました」の一言を伝える
- 合格後にも報告する(推薦書を書いてもらった先生への報告は、礼儀として重要)
推薦書タイムライン(標準例)
| 時期 | アクション |
|---|---|
| 5月 | 志望大学・学部・方式の確定 → 推薦書の様式確認 |
| 6月上旬 | 担任への最初の相談(「総合型選抜を受けたいので相談したい」) |
| 6月中旬 | 要点メモを渡して正式依頼 → 依頼メール送信 |
| 7月末 | 進捗確認のリマインド |
| 8月中旬 | 推薦書の受け取り |
| 9月初旬 | 出願書類と一緒に提出 |
よくある質問
Q1. 推薦書は先生が書くのに、自分は何をするの?
依頼・情報提供・進捗確認・受け取り確認が受験生の役割です。「先生任せ」では内容が薄くなる可能性があります。「自分の志望理由・活動実績のメモ」を渡すことで、先生が書きやすくなります。
Q2. 推薦書の内容を事前に確認できる?
多くの場合「開封無効」で、先生が直接封をした状態で提出します。内容を受験生が確認することは通常できません。事前にどんな内容を書いてもらえるか不安な場合は、依頼メモで「書いてほしいポイント」を伝えることが唯一の対策です。
Q3. 複数の大学に同時出願する場合、同じ先生に複数の推薦書を頼んでいい?
可能です。ただし先生の負担を考え、「○校分お願いします」と最初からまとめて依頼するほうが先生に親切です。出願校が多い場合は、最も重要な2〜3校に絞ることも検討してください。
Q4. 学校長推薦が必要な場合は、どうやって頼む?
学校長(校長・教頭)への直接依頼ではなく、担任→学校長のルートが一般的です。担任に「学校長推薦書が必要なのですが、どう手続きすればいいですか」と相談することから始めてください。
まとめ:推薦書依頼の3原則
- 5〜6月に動く(夏休み前に依頼を完了させる)
- 相談→メモ渡し→正式依頼の順番で進める(最初から「書いてください」は負担感が大きい)
- リマインドを怠らない(先生も忙しい——2〜3週間後の確認は失礼ではない)
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本記事の情報は2026年5月時点のものです。各大学の推薦書の様式・要件は募集要項で必ずご確認ください。
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