志望理由書

立教現代心理学部 志望理由|推薦と2学科別例文

学部別
目次を開く(3項目)
  1. 01推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
  2. 02よくある質問
  3. 03立教現代心理学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教現代心理学部の志望理由|推薦と2学科別例文

立教大学現代心理学部は2学科構成(心理学科・映像身体学科)です。映像身体学科(映像・身体表現を人文学・心理学・芸術学の視点から研究する)は私立大学の中でも珍しい学科構成です。

「心理学に興味がある」「映像が好き」という動機では評価されません。**「2学科のどちらを選ぶかの根拠と、心理・映像・身体の具体的な問い」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • 立教現代心理学部の核心は「2学科選択の根拠+実証的・人文学的な問い
  • 映像身体学科:映像×身体×人文学——「映像が好き」「演技がしたい」だけでは落ちる
  • 心理学科:実証科学としての心理学——「人の心に興味がある」では弱い
  • 2学科は研究アプローチが根本的に異なる(実証科学 vs 人文学的・芸術的分析)

目次


2学科の特徴と選び方

学科学びの中心向いている問い例
心理学科認知心理学・社会心理学・臨床心理学・実験・統計「なぜ人は合理的に判断できるはずなのにバイアスに陥るのか」
映像身体学科映像論・身体表現論・文化研究・表象文化・パフォーマンス研究「なぜ映像メディアは同じ出来事でも見る人の感情に異なる影響を与えるのか」

映像身体学科の特徴:映画製作・俳優養成を目的とした専門学校とは異なり、「映像・身体表現を人文学・心理学・文化理論で分析する」研究学科です。「映像を作りたい(制作)」ではなく「映像・身体表現がなぜそのように機能するのかを研究したい(分析)」受験生に向いています。


指定校推薦の選考内容

項目内容
出願書類志望理由書・調査書・推薦書
選考書類審査+面接
評定目安3.8〜4.0程度
面接頻出「なぜ心理学/映像身体学を学びたいか」「研究したいテーマ」「2学科選択の根拠」

2学科別志望理由と例文

心理学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

人の心に興味があります。将来はカウンセラーとして困っている人を助けたいと思い、現代心理学部心理学科を志望しました。

なぜダメか:「人の心に興味がある」「カウンセラーになりたい」は問いではない。実証科学としての心理学で「どの心理現象を研究したいか」という問いが欠落している。


After例(改善版・約240字)

「なぜ同じ出来事を経験しても、ストレス反応が人によって大きく異なるのか」——家族の中でのストレス対処の違いを観察し続けて持った問いです。認知的評価理論(ラザルスのモデル)では「出来事そのもの」ではなく「出来事の解釈の仕方」がストレス反応を規定するという仮説を読み、実証的に検証したいと考えています。

立教大学現代心理学部心理学科では「認知心理学」「ストレス心理学」「心理統計法」を通じてこの問いを実験・統計的に研究し、将来は産業カウンセラーまたは心理学研究者として職場・学校のメンタルヘルス改善に携わることを目指します。

映像身体学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

映像が好きで、映画やドキュメンタリーの制作に興味があります。映像身体学科で映像制作を学びたいです。

なぜダメか:映像身体学科は映像制作の学科ではなく「映像・身体表現を人文学・批評的に研究する」学科。「映像を作りたい」志向は学科の研究軸と合わない。


After例(改善版・約240字)

「なぜドキュメンタリー映像は同じ事実を記録しているはずなのに、制作者の視点によって『現実』の解釈が全く異なって見えるのか」——複数の震災ドキュメンタリーを見比べて持った問いです。映像は「現実の記録」ではなく「現実の構築」であるという表象文化論的な問題意識があります。

立教大学現代心理学部映像身体学科では「映像論」「表象文化研究」「メディア人類学」を通じてこの問いを人文学的に研究し、将来はドキュメンタリー研究者またはメディア批評・映像教育の領域で活動することを目指します。


よくある失敗パターン

パターン1:映像身体学科を「映像制作の学科」と誤解する → 映像身体学科の核心は「映像・身体表現の人文学的・批判的研究」。「映像を作る技術を学びたい」なら映像系専門学校や芸術系大学が向いている。「映像がなぜそのように機能するのかを研究したい」なら映像身体学科。

パターン2:心理学科を「カウンセラー養成学科」と誤解する → 心理学科の学部段階は実証科学としての心理学研究が中心。「話を聞くのが得意」「人の悩みを解決したい」では弱い。「なぜ人の心はそのように動くのか」という科学的な問いが必要。

パターン3:2学科の違いを説明できない → 心理学科(実証科学)と映像身体学科(人文学・芸術)は研究アプローチが根本的に異なる。自分がどちらのアプローチで研究したいかを明確にする。面接では「なぜ心理学科か(映像身体学科ではなく)」または「なぜ映像身体学科か(心理学科ではなく)」が必ず問われるため、即答できる準備が必要です。


パターン4:映像身体学科を「心理学と映像の両方を学べるから」で書く → 映像身体学科は「映像・身体表現を人文学的に研究する」学科。心理学と映像を「両方学べるから」という理由は学科の研究軸と噛み合わない。「映像・身体表現の批評的研究」が核心。

パターン5:心理学科志望で「カウンセラー志望」のみを書く → 公認心理師・臨床心理士になるには大学院修了が必要。「学部4年間でどんな研究をしたいか」という問いを示さずに職業名だけを書くと、研究への準備不足と見なされる。

セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望学科(心理学科 or 映像身体学科)が明示されているか
2心理・映像・身体の「問い」が問いの形で書かれているか
3映像身体学科志望者:「研究・分析」視点の問いがあるか(制作志望でないか)
4心理学科志望者:実証的・科学的な問いになっているか
5立教現代心理学部固有の科目への言及があるか
6立教の建学精神との接続があるか
7将来像が職業名+研究・業務まで書かれているか
8「なぜ立教現代心理学部か」の答えがあるか
9高校時代の経験から問いが導出されているか
10立教大学現代心理学部APを読み、応答しているか

推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・志望学科の研究内容・科目を調べる・問いの芽を見つける
出願3ヶ月前志望理由書の骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像の4要素)
出願2ヶ月前第1稿を完成・信頼できる教員や添削サービスでフィードバックを受ける
出願1ヶ月前志望理由書を最終化・面接練習開始(問いを30秒で口頭説明できるか)
出願2週間前全書類の最終確認・提出書類のコピー保管・字数・誤字脱字のチェック

志望理由書に必ず入れる4つの要素

1. 問い:「なぜ○○なのか」という形の学術的な問い。動機の表明(「○○に興味がある」)ではなく問いの形で書く。

2. 経験:その問いを持つようになった高校時代の体験・活動・出来事。「経験→問い」の論理的な接続が重要。

3. 研究計画:その学部・学科の固有の科目・ゼミ・環境を使って問いをどう研究するか。固有名詞(科目名・ゼミ名)を最低2つ入れる。

4. 将来像:職業名だけでなく「その職種で何の問題に取り組むか」まで書く。「弁護士になりたい」ではなく「○○分野の弁護士として○○問題に取り組みたい」。


よくある質問

Q1: 立教現代心理学部と慶應文学部(人間科学コース)・早稲田人間科学部、どう違うか 早稲田人間科学部は人間科学の幅広い学際教育(心理・健康・情報・環境)が特徴。慶應文学部人間科学コースは哲学・社会学との連携が強い。立教現代心理学部は「映像身体学科」という他大学にない固有学科と、「奉仕と共生」の建学精神が書き分けポイントです。

Q2: 心理学科で公認心理師を目指せるか 立教大学現代心理学部心理学科は公認心理師・臨床心理士の受験資格を得るための大学院進学に向けたカリキュラムを提供しています(学部卒業だけでは受験資格を得られません。大学院修了が必要)。「公認心理師になりたい」なら大学院進学を前提にした4年間の学習計画が必要です。

Q3: 映像身体学科の卒業後の進路は何が多いか 映像身体学科卒業生はメディア・出版・映像制作・舞台・教育・研究者など多岐にわたります。「映像・身体表現を批評・研究する視点」は、映像系企業での企画・編集・メディア批評、映像教育分野で活かせます。「映像を作ることより、映像の社会的意味を問い続ける」姿勢がこの学科の核心です。


立教現代心理学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教大学の建学精神(キリスト教精神に基づく「奉仕」と「共生」)は、「なぜ立教現代心理学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。

3つの接続パターン

パターン1(研究テーマ×共生型) 「私が研究したい問いは、社会的に弱い立場に置かれた人々が制度や社会から排除されるメカニズムを解明することです。立教の『共生』の精神——異なる背景を持つ人々が共に生きる社会をつくる——が私の研究の方向性と一致しています。」

パターン2(奉仕×キャリア型) 「将来、○○分野で○○として働く目標は、利益追求ではなく社会への貢献(奉仕)を軸にしたキャリア観に基づいています。この価値観を形成・強化できる環境として、立教の建学精神が息づく現代心理学部を選びました。」

パターン3(知的探究×共生型) 「私が研究したい問いは、異なる文化・立場・価値観を持つ人々がどのように理解し合えるかという問いです。立教の『共生』の精神と、多様な背景を持つ学生が共に学ぶキャンパス環境が、この問いを深めるうえで最も適した学習環境だと考えています。」


立教全体の入試戦略は立教大学 志望理由ガイドを参照。

本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立教大学現代心理学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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