志望理由書

立教社会学部 志望理由|推薦の書き方と3学科別例文

学部別
目次を開く(3項目)
  1. 01推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
  2. 02よくある質問
  3. 03立教社会学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教社会学部の志望理由|推薦の書き方と3学科別例文

立教大学社会学部は3学科構成(社会学科・現代文化学科・メディア社会学科)です。メディア社会学科(メディア現象を社会学的に分析する)は立教社会学部の差別化軸であり、「メディア×社会」の問いを持つ受験生に向いています。

「社会問題に関心がある」という動機では評価されません。**「3学科のどれを選ぶかの根拠と、社会・文化・メディアの具体的な問い」**が合否を分けます。


この記事の結論

  • 立教社会学部の核心は「3学科選択の根拠+実証的な問い+研究手法の意識
  • メディア社会学科:メディア現象を社会学的に分析——「メディアに詳しい」だけでは落ちる
  • 社会学科:フィールドワーク・統計・理論を組み合わせた実証研究
  • 現代文化学科:現代の文化現象(サブカル・ファッション・スポーツ等)を学術的に分析

目次


3学科の特徴と選び方

学科学びの中心向いている問い例
社会学科社会構造・社会問題・格差・社会運動・フィールドワーク「なぜホームレス当事者は支援を拒否することがあるのか」
現代文化学科サブカルチャー・ファッション・スポーツ・ツーリズムの文化研究「なぜアニメ聖地巡礼は地域活性化に繋がるのか」
メディア社会学科SNS・マスメディア・メディア文化・コミュニケーション論「SNSのエコーチェンバーは政治的分極化をどの程度説明するか」

指定校推薦の選考内容

項目内容
出願書類志望理由書・調査書・推薦書
選考書類審査+面接
評定目安3.8〜4.0程度

3学科別志望理由と例文

社会学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

社会問題に関心があります。将来はNPOや社会的な仕事に就いて社会をよくしたいと思い、社会学部を志望しました。

なぜダメか:「社会問題に関心がある」「社会をよくしたい」は問いではない。社会学のどの問い・どの研究手法でアプローチするかが示されていない。


After例(改善版・約230字)

「なぜ日本の貧困家庭の子どもは、支援を受けながらも『貧困の再生産』から抜け出せないことが多いのか」——フードバンクのボランティアで感じた問いです。個人の努力の問題ではなく「社会関係資本の不均等な分配」という構造的要因を、フィールドワーク×統計分析の手法で研究したいと考えています。

立教大学社会学部社会学科では「社会階層論」「フィールドワーク演習」「社会統計学」を通じてこの問いを実証的に研究し、将来はNPOの政策提言担当または社会学研究者として活動することを目指します。

現代文化学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

サブカルチャーやポップカルチャーに興味があります。現代の文化現象を研究したいと思い、現代文化学科を志望しました。

なぜダメか:「サブカルに興味がある」は問いではない。「なぜ特定の文化現象が起きるのか」という社会科学的問いと研究手法への言及がない。


After例(改善版・約220字)

「なぜアニメの聖地巡礼は一部の地域では成功し、他では一時的ブームで終わるのか」——地域振興とサブカルチャーの関係を研究した際に持った問いです。単なる観光資源化ではなく「コンテンツと地域アイデンティティの持続的結合メカニズム」が成否を分けるという仮説を持っています。

立教大学社会学部現代文化学科では「観光文化論」「サブカルチャー研究」「文化社会学」を通じてこの問いをフィールドワークと理論の両面から研究し、将来は地域プランナーまたは文化政策研究者として活動することを目指します。

メディア社会学科向け

例文を見る(Before → After)

Before例(約80字)

SNSやメディアに詳しく、メディアが社会に与える影響に関心があります。メディア社会学科で学びたいと思います。

なぜダメか:「メディアに詳しい」「関心がある」は研究の出発点ではない。「メディア現象を社会学的に分析したい」という研究視点と具体的な問いがない。


After例(改善版・約230字)

「SNSのアルゴリズムが生み出す情報環境は、若者の政治的無関心を強化しているのか——それとも特定の政治的関心を誘発しているのか」——メディア研究と社会学の交差点から持った問いです。アルゴリズムの社会的影響を実証的に検証するためには、メディア技術の理解と社会学的分析の両方が必要です。

立教大学社会学部メディア社会学科では「メディア社会学」「計算社会科学」「コミュニケーション論」を通じてこの問いを研究し、将来はデジタルプラットフォームの研究者または政策シンクタンク研究員として活動することを目指します。


よくある失敗パターン

パターン1:「社会問題に関心がある」で終わる → どの社会問題を・どの学科の・どんな研究手法で分析するかを示す。

パターン2:メディア社会学科を「メディアが好き」で選ぶ → 「メディア現象を社会学的に分析したい」という研究の視点が必要。「SNSが好き」とは違う。

パターン3:研究手法への言及がない → 社会学は「フィールドワーク・統計・インタビュー・文献研究」など多様な手法を持つ。「どの手法でアプローチするか」を志望理由書に一言入れると説得力が増す。


パターン4:「メディア社会学科はSNSが好きだから」 → SNSの利用者がメディア社会学科に向いているわけではない。「SNSのアルゴリズムが社会に何をもたらすかを社会学的に研究したい」という研究視点が必要。

パターン5:研究手法に言及しない → 社会学はフィールドワーク・統計・インタビュー・文献研究など多様な手法を持つ。「どの手法でアプローチするか」を一文入れると、研究の具体性が増し説得力が上がる。

セルフチェックリスト

#チェック項目
1志望学科(3学科のうち1つ)が明示されているか
2社会・文化・メディアの「問い」が問いの形で書かれているか
3研究手法(フィールドワーク・統計・文献等)への言及があるか
4「社会問題に関心がある」で終わっていないか
5立教社会学部固有の科目・ゼミへの言及があるか
6立教の建学精神との接続があるか
7将来像が職業名+研究・業務まで書かれているか
8「なぜ立教社会学部か」の答えがあるか
9高校時代の経験から問いが導出されているか
10立教大学社会学部APを読み、応答しているか

推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール

時期取り組むこと
出願4ヶ月前APを読む・志望学科の研究内容・科目を調べる・問いの芽を見つける
出願3ヶ月前志望理由書の骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像の4要素)
出願2ヶ月前第1稿を完成・信頼できる教員や添削サービスでフィードバックを受ける
出願1ヶ月前志望理由書を最終化・面接練習開始(問いを30秒で口頭説明できるか)
出願2週間前全書類の最終確認・提出書類のコピー保管・字数・誤字脱字のチェック

志望理由書に必ず入れる4つの要素

1. 問い:「なぜ○○なのか」という形の学術的な問い。動機の表明(「○○に興味がある」)ではなく問いの形で書く。

2. 経験:その問いを持つようになった高校時代の体験・活動・出来事。「経験→問い」の論理的な接続が重要。

3. 研究計画:その学部・学科の固有の科目・ゼミ・環境を使って問いをどう研究するか。固有名詞(科目名・ゼミ名)を最低2つ入れる。

4. 将来像:職業名だけでなく「その職種で何の問題に取り組むか」まで書く。「弁護士になりたい」ではなく「○○分野の弁護士として○○問題に取り組みたい」。


よくある質問

Q1: 立教社会学部と明治情コミュ・早稲田文化構想学部、志望理由書はどう変わるか 早稲田文化構想学部は「文化×理論×創造」の学際的アプローチ。明治情コミュは「情報×社会×コミュニケーション」の学際学部。立教社会学部は「実証社会学(フィールドワーク・統計・インタビュー)」を基盤とする研究型社会学部です。「社会現象を実証的に研究したい」なら立教社会学部が最も体系的です。

Q2: メディア社会学科は「ITに詳しければ向いている」か メディア社会学科は「メディア技術の使い方」ではなく「メディア現象が社会に何をもたらすか」を社会学的に研究します。「SNSが得意」「動画編集が好き」は関係なく、「SNSのアルゴリズムが社会の分断を強化するメカニズム」のような問いを持つ受験生が向いています。

Q3: 社会学は「就職に弱い」という印象があるが実際はどうか 社会学科卒業生の就職先は、調査・コンサル・マスメディア・NPO・官公庁・広告など多岐にわたります。「フィールドワーク・統計分析・インタビュー設計」の研究スキルはビジネス現場での定性・定量調査能力として評価されます。「社会学を就職に弱い」と考えるより、「社会学のスキルを何の仕事に活かすか」という視点で将来像を描くことが重要です。


立教社会学部の志望理由と建学精神の接続方法

立教大学の建学精神(キリスト教精神に基づく「奉仕」と「共生」)は、「なぜ立教社会学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。

3つの接続パターン

パターン1(研究テーマ×共生型) 「私が研究したい問いは、社会的に弱い立場に置かれた人々が制度や社会から排除されるメカニズムを解明することです。立教の『共生』の精神——異なる背景を持つ人々が共に生きる社会をつくる——が私の研究の方向性と一致しています。」

パターン2(奉仕×キャリア型) 「将来、○○分野で○○として働く目標は、利益追求ではなく社会への貢献(奉仕)を軸にしたキャリア観に基づいています。この価値観を形成・強化できる環境として、立教の建学精神が息づく社会学部を選びました。」

パターン3(知的探究×共生型) 「私が研究したい問いは、異なる文化・立場・価値観を持つ人々がどのように理解し合えるかという問いです。立教の『共生』の精神と、多様な背景を持つ学生が共に学ぶキャンパス環境が、この問いを深めるうえで最も適した学習環境だと考えています。」


立教全体の入試戦略は立教大学 志望理由ガイドを参照。

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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立教大学社会学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。

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