志望理由書

立命館大学 国際関係学部の志望理由【改善例文】推薦・総合型選抜の書き方

学部別

「立命館の国際関係学部、何を書けばいい?」——立命館大学国際関係学部は、関関同立の中でも**「平和と民主主義」という教学理念と接続しやすい学部**だ。「国際社会に興味がある」「英語を学びたい」という動機だけでは、他の受験生の志望理由書の中に埋もれやすくなる。

評価の核心は**「平和・国際協力・多文化共生のどの問いを、どんな方法論で追究するのか」**の明確さと、立命館の「自由と清新・平和と民主主義」との接続だ。

この記事の結論

  • 「国際社会に興味がある」は入口。「どの問いを、どの地域・テーマで」が評価軸
  • 立命館国際関係学部の大きな違いは「平和研究への専門的コミットメント」
  • 他大学国際系との書き分けは「平和と民主主義」への具体的意志の有無
  • 英語力よりも「英語でなければ研究できない理由」を示すことが重要

公式情報の確認先

入試方式・出願資格・募集人員は年度により変わります。必ず下記の公式ページで最新情報をご確認ください。

目次

  1. 国際関係学部のAP・特徴
  2. 選考内容・入試方式
  3. タイプ別志望理由と例文
  4. よくある失敗パターン
  5. セルフチェックリスト
  6. よくある質問
  7. 「自由と清新・平和と民主主義」との接続方法

国際関係学部のAP・特徴

立命館国際関係学部の独自性

立命館大学国際関係学部が他大学の国際系学部と一線を画す点として、本記事は次の点を挙げる(以下は本記事の解釈であり、公式見解ではありません。正確な情報は公式ページで確認してください)。

① 「平和と民主主義」という教学理念との直結

立命館の教学理念「平和と民主主義」は、1945年以降の民主主義運動・平和教育の流れに根ざしている。国際関係学部はこの理念を学術的に深める場として機能しており、「平和構築・紛争解決・民主化支援」に関心を持つ学生にとって最適な環境を提供している。

② 衣笠キャンパスの立地と人文系研究との融合

京都・衣笠キャンパスに位置し、文学部・政策科学部・法学部との学際的な交流が可能。歴史・文化・宗教という人文学的視点から国際関係を考える機会が豊富。

③ 英語教育と多言語環境

英語コース・国際コースなどで英語をメインとした授業が充実(詳細は公式サイトで確認)。海外協定校との交換留学プログラムも整備されている。

専攻・コース別の問いの方向

関心テーマ研究の方向「平和と民主主義」との接続
紛争・平和構築戦争の原因・停戦プロセス・平和維持活動「平和と民主主義」の中核テーマ
国際開発・貧困開発援助・SDGs・途上国の経済発展民主的な開発の在り方への問い
多文化共生・移民難民・移民政策・文化的摩擦の解消異なる価値観の民主的共存
国際法・安全保障国際法の形成・核不拡散・集団安全保障法による平和秩序の構築
国際政治経済貿易・金融・グローバル・ガバナンス民主的な国際経済秩序への問い

選考内容・入試方式

立命館国際関係学部の主な推薦・総合型入試として、総合型選抜(AO型)・学校推薦型選抜(公募制)があります。

一般的な選考要素(公式要項で必ず確認)

  • 志望理由書(問いの明確さ・国際関係学部との接続)
  • 面接(国際問題への関心・英語力・主体性の確認)
  • 英語資格スコア(英語外部試験等が求められる場合あり)
  • 学業成績・調査書

選考内容・提出書類は年度・入試方式により変わります。必ず立命館大学入試情報公式サイトで確認してください。


タイプ別志望理由と例文

タイプA:学際派(平和・安全保障・国際法を横断的に研究したい)

Before例(約85字)

国際社会に興味があり、特に紛争や平和構築について学びたいと思っています。立命館大学国際関係学部は英語で学べる環境が整っており、グローバルな視点を身につけたいです。

なぜダメか

  • 「国際社会に興味がある」「英語で学べる」は他大学でも同じ
  • 「グローバルな視点を身につけたい」は抽象的すぎる
  • 「平和と民主主義」との具体的接続がない

After例(改善版・約250字)

「武装解除後の元戦闘員が社会に再統合されるとき、大きな障壁は何か」——高校のMUN(模擬国連)活動で南スーダンの停戦問題を調査した際、DDR(武装解除・動員解除・社会復帰)プロセスの実態と理論の乖離に問いを感じました。

立命館大学国際関係学部では、紛争解決・平和構築・国際法を横断した研究が可能で、「平和と民主主義」という教学理念のもと、平和研究に特化した環境が整っています。特に国際法・安全保障と平和構築の接点を研究し、将来はUNDPなどの国際機関でDDR支援プロジェクトに携わりたいと考えています。立命館の「自由と清新」の精神で、既存のDDR理論を現場の実態に即して更新したいと思います。

改善ポイント:MUN活動という具体的経験 → DDRという専門的問い → 立命館の「平和と民主主義」との接続 → 国際機関という具体的な将来像。


タイプB:探究派(特定の地域・問題を深く研究したい)

Before例(約80字)

東南アジアの経済発展に関心があります。国際関係学部で国際経済や開発を学び、将来はこの地域に貢献したい人材になりたいと思っています。

なぜダメか

  • 「東南アジアの経済発展に関心がある」は動機の表明のみ
  • 「貢献したい人材」は何をする人材かが不明
  • 「立命館でなければならない理由」がない

After例(改善版・約250字)

「なぜフィリピンの農村部では、政府の貧困削減プログラムが都市部と比べて効果が出にくいのか」——高校時代にフィリピンへのスタディツアーに参加し、農村の家庭を訪問した際に生まれた問いです。民主主義的な政策決定プロセスが農村の実態とどう乖離しているかを研究したいと考えています。

立命館大学国際関係学部では、開発経済学・政治学・社会学を横断した国際開発研究が可能で、ASEAN地域の研究に強い教員陣が在籍しています(要公式確認)。「平和と民主主義」という教学理念のもと、「民主的な開発の在り方」という問いを深め、将来はJICAで農村開発プロジェクトに従事したいと考えています。

改善ポイント:スタディツアーという具体的経験 → 農村の貧困削減という具体的問い → 立命館の研究環境 → 「平和と民主主義」との接続 → JICAという具体的な将来。


タイプC:スキル派(英語・多言語スキルを活かして国際実務に就きたい)

Before例(約85字)

英語が得意で、グローバルな環境で働きたいと考えています。立命館大学国際関係学部は英語でも授業が受けられ、国際的なキャリアを目指すのに最適だと思いました。

なぜダメか

  • 「英語が得意」「国際的なキャリア」は差別化にならない
  • 「立命館でなければならない理由」がない
  • 「平和と民主主義」との接続が全くない

After例(改善版・約250字)

「なぜロヒンギャ難民に対する国際社会の支援は、現地コミュニティのニーズと乖離するのか」——英語でロヒンギャ問題のNGO報告書を読み込む中で、支援の「届け方」に問いを感じました。英語の情報を直接収集・分析する力と、現地語コミュニティとの対話が国際人道支援には不可欠だと考えています。

立命館大学国際関係学部では、英語を用いた国際開発・人道支援の専門的研究環境が整っており、第2言語(バングラ語・アラビア語等)を修得できる言語環境も充実しています(要公式確認)。「自由と清新」の精神で既存の支援モデルを批判的に見直し、将来はUNHCRで難民支援の政策設計に携わりたいと考えています。

改善ポイント:英語でのNGO報告書読み込みという具体的経験 → ロヒンギャ問題という具体的問い → 立命館の多言語・英語環境 → 「自由と清新」との接続 → UNHCRという具体的な将来。


よくある失敗パターン

失敗パターン1:「英語が得意だから国際系」型

英語力は手段であり目的ではない。「英語でなければ研究できない問いがある」という必然性を示すことが重要。

改善:「○○問題の一次資料は英語で書かれており、現地の研究者と英語で議論する必要がある」という形で英語の必然性を位置づける。

失敗パターン2:「平和が大切だから」型(抽象的)

「平和な世界を作りたい」だけでは、審査官に「どの地域・問題・方法論で」という必要情報が伝わらない。

改善:地域名(東南アジア・中東・アフリカ等)+問題名(紛争・難民・開発等)+方法論(国際法・開発経済学・平和構築学等)を組み合わせて具体化する。

失敗パターン3:「グローバル人材になりたい」型

「グローバル人材」という言葉は抽象的で、何をする人材かが伝わりにくい表現です。

改善:「〇〇地域の△△問題に対して、□□という専門性を持った人材として貢献したい」という具体的な職業・役割・貢献内容を書く。


セルフチェックリスト

#チェック項目
1研究したい地域または問題が具体的に書かれているか
2「〜か?」という問いの形で研究動機を提示しているか
3その問いが生まれた高校時代の具体的経験が書かれているか
4「平和と民主主義」という立命館の教学理念との接続があるか
5「英語が得意」「グローバルな視点」などの抽象表現に頼っていないか
6「グローバル人材になりたい」という抽象的表現を使っていないか
7将来像が具体的な機関・職種・活動レベルで書かれているか
8他大学国際系(上智・ICU・関学国際等)ではなく立命館でなければならない理由があるか
9英語力または多言語スキルが「なぜ必要か」の根拠があるか
10公式APを読んで、自分の志望理由と照合したか

よくある質問

Q1. 立命館国際関係学部とICU・上智・関学国際の書き分けは?

立命館の大きな違いは「平和と民主主義」という教学理念への専門的コミットメントです。ICUは「リベラルアーツ全人教育」、上智は「For Others, With Others(他者への奉仕)」、関学は「Mastery for Service(専門性×奉仕)」という異なる軸があります。「平和構築・紛争解決・民主化支援に学術的に向き合いたい」なら立命館は有力な選択肢になります。

Q2. 国際関係学部は文系ですか?理系でも入れますか?

主に文系の学部ですが、国際開発・環境問題・データ分析など理系的素養が役立つ分野も多くあります。理工系の問題意識を持って国際関係を研究するアプローチも歓迎されます。詳細は公式サイトで確認してください。

Q3. 英語資格は必須ですか?スコアが低くても受けられますか?

入試方式によって要件が異なります。必ず公式要項を確認してください。英語資格スコアが求められる入試では、スコアと「なぜ英語で研究する必要があるか」の問いの質が両方評価されると考えられます(本記事の推測・公式見解ではありません。正確な情報は公式ページで確認してください)。


「自由と清新・平和と民主主義」との接続方法

以下は本記事の解釈であり、立命館大学の公式見解ではありません。正確な情報は公式ページで確認してください。

Pattern 1:「平和と民主主義」との直接接続

平和構築・紛争解決・民主化支援をテーマにする場合の比較的直接的な接続。

例:「武装解除後の社会統合という問いは、立命館大学が掲げる『平和と民主主義』の教学理念が問い続けてきた課題そのものであり、この環境で研究することに強い必然性を感じています」

Pattern 2:「自由と清新」による既存理論の更新

既存の国際関係理論・支援モデルを批判的に見直す姿勢との接続。

例:「既存の開発援助モデルの限界を批判的に分析し、新しい支援の在り方を提案することは、立命館の『自由と清新(既存の枠を超える進取の精神)』の実践だと考えています」

Pattern 3:民主的な国際秩序の構築への意志

国際法・グローバル・ガバナンスを通じた民主的秩序構築との接続。

例:「国連安全保障理事会の拒否権制度の限界を研究し、より民主的な集団安全保障の枠組みを提案することが、立命館の『民主主義』という教学理念への貢献だと考えています」


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