立命館大学の総合型選抜・推薦 志望理由|学部別の書き方と改善例文
立命館大学(立命館・立命)を目指す受験生が志望理由書で最もよくやる失敗は、「歴史ある伝統校だから」「充実した環境だから」という漠然とした理由だ。立命館は複数キャンパス・複数学部を持つ総合大学であり、志望理由書では学部ごとの差まで踏み込む必要がある。「どの大学にも通用する内容」では評価されにくくなる。
立命館の志望理由書を書き分ける軸は2つ——「自由と清新」(進取の精神・既存の枠を超える探究)と**「平和と民主主義」**(平和構築・社会変革への意志)という建学精神だ。
公式情報の確認先
入試方式・出願資格・募集人員・学部情報は年度により変わるため、出願前に必ず大学公式ページで最新情報を確認してください。
この記事のポイント
- 建学精神「自由と清新」「平和と民主主義」を志望理由と接続する方法
- 全学部APマトリクスで学部ごとの書き分け軸を一覧化
- 映像学部・国際関係学部など個性的学部の差別化ポイント
- AO型・公募推薦・指定校それぞれの書き方の違い
建学精神「自由と清新」「平和と民主主義」 {#philosophy}
「自由と清新」とは
1900年に中川小十郎が創立した立命館大学が掲げる「自由と清新」は、「既存の権威・慣習・枠組みに縛られることなく、新しい時代を自らの力で切り拓く進取の精神」を指す。
志望理由書でこれを体現するには:
- **「既存の答えに満足せず、新たな問いを自ら立てた経験」**があること
- その問いが「社会の常識や慣習を疑い、更新しようとする姿勢」から来ていること
「平和と民主主義」とは
戦後の民主主義運動・平和教育と深く結びついた教学理念。これは「平和構築・社会変革・民主的な社会設計への意志」と接続する。特に国際関係学部・政策科学部・産業社会学部はこの理念と親和性が高い。
立命館大学 主要学部APマトリクス {#matrix}
以下は各学部のアドミッションポリシーを本記事が要約したものです。詳細・最新情報は必ず立命館大学公式サイトでご確認ください。
| 学部 | APの核心 | 「自由と清新」「平和と民主主義」との接続 | 詳細記事 |
|---|---|---|---|
| 国際関係学部 | 国際社会の平和・協力・多文化共生 | 「平和と民主主義」と接続しやすい学部 | →国際関係学部 |
| 法学部 | 法と民主主義で社会を変える | 「民主主義・法的正義」× 自由の精神 | →法学部 |
| 産業社会学部 | 産業・社会・文化の実証的変革 | 社会変革への「自由と清新」の姿勢 | →産業社会学部 |
| 政策科学部 | 学際的政策立案と社会課題解決 | 「自由な発想」で社会課題を再設計する | →政策科学部 |
| 映像学部 | 映像表現・メディアアートで社会を変える | 「自由と清新」の創造的精神と接続しやすい | →映像学部 |
| 総合心理学部 | 脳・神経・臨床・社会心理の統合的理解 | 「なぜ人は〜か」という根本的問いへの挑戦 | →総合心理学部 |
上記はすべて本記事の解釈・要約であり、立命館大学の公式見解ではありません。正確な情報は公式ページで確認してください。
学部タイプ診断 {#diagnosis}
Q. あなたの問いはどのタイプに近いですか?
- A:「戦争・紛争・差別のない社会を作るために何ができるか」→ 国際関係学部
- B:「法律・制度で社会の不公正を変えたい」→ 法学部
- C:「メディア・映像・ゲームで社会の見方を変えたい」→ 映像学部
- D:「なぜ人はそう感じ・行動するのかを科学で解明したい」→ 総合心理学部
- E:「社会問題に対して政策という視点から学際的に解決したい」→ 政策科学部
- F:「産業・メディア・子ども・スポーツなど社会の現場を変えたい」→ 産業社会学部
入試方式別 志望理由書の書き分けポイント {#exam}
総合型選抜(AO型)
「問いの独自性・主体性」が最重視される。
- 「自分だけが持つ問いはなにか」を冒頭で宣言する
- 「自由と清新」を体現する経験(既存の枠を超えたアクション)を具体的に書く
- 立命館の固有資源(学部・研究機関・海外提携校)との接続を詳細に示す
学校推薦型選抜(公募制)
「高校の学業・活動と大学での学びの一貫性」が問われる。
- 高校時代の探究・活動経験が「自由と清新」「平和と民主主義」に接続しているか確認
- 「なぜ関関同立の中でも立命館か」という比較の視点を必ず入れる
指定校推薦
書類・面接で「学ぶ意志の明確さ」を示す。「平和と民主主義」と接続した将来ビジョンが効果的。
評価されやすい志望理由⇔されにくい志望理由 {#evaluation}
| 評価されにくい | 評価されやすい |
|---|---|
| 「立命館は伝統ある大学だから」 | 「映像学部の○○カリキュラムは、私の制作テーマ△△に必要不可欠な環境だ」 |
| 「国際的な環境で学びたい」 | 「紛争地域の市民社会構築を研究するために、立命館が提携する○○大学への留学を活用する計画だ」 |
| 「平和な世界を作りたい」のみ | 「□□地域の武装解除プロセスに関する研究論文を読み、その知見をNGOの実務に活かしたいという問いを持っている」 |
| 「映画が好きだから映像学部に」 | 「社会的少数者の声を映像で可視化するドキュメンタリーを制作し、社会の認識を変えたいという問いがある」 |
| 「心理に興味がある」のみ | 「PTSD患者の神経メカニズム解明をBKCの神経科学実験設備で研究し、トラウマ治療の新手法開発に貢献したい」 |
よくある質問 {#faq}
Q1. 立命館と同志社・関学・関大の書き分けは?
立命館の軸は「自由と清新(進取の精神・社会変革)」「平和と民主主義」、同志社は「良心教育(誠実・倫理的判断)」、関学は「Mastery for Service(専門性×奉仕)」、関大は「学の実化(理論と実践の統合)」です。「社会変革・平和構築に挑みたい」なら立命館、「誠実な判断で社会正義を実現したい」なら同志社、という書き分けが有効です。
Q2. 映像学部は就職に不利ですか?
この記事では就職動向の断定はできません。映像学部卒業生はメディア・エンターテインメント・広告・ゲーム業界など多様な進路があることが知られていますが、詳細は立命館大学 映像学部公式サイトの進路情報で確認してください。
Q3. 国際関係学部と政策科学部の違いは?
国際関係学部は「国際社会・外交・平和構築・国際協力」に特化した専門学部、政策科学部は「国内外の社会課題に対して政治・経済・環境など学際的に政策立案する」学部です。「海外・国際社会の問題に専門的に向き合いたい」なら国際関係、「日本の政策課題を学際的に解決したい」なら政策科学が向いています。
Q4. 産業社会学部はどんな学生に向いているか?
「社会学・メディア・子ども・スポーツ」など幅広いテーマを扱います。コース(現代社会コース・メディアコース・スポーツ健康コース・こどもコース)によって向き不向きが異なるため、志望するコースを明確にして志望理由書に反映することが重要です。
Q5. 総合心理学部と心理系他学部の違いは?
立命館の総合心理学部は「脳・神経・臨床・社会・発達の統合的アプローチ」が特徴で、BKCキャンパスの神経科学実験設備を活用した研究が可能です。他大学の心理系学部・専攻と比較する際は、この「神経科学×心理学の統合」という独自性を志望理由に盛り込むと差別化できます。
まとめ
立命館大学の志望理由書の核心は「自由と清新」「平和と民主主義」という建学精神を、自分の問い・経験・将来像と真剣に接続することだ。
- 「既存の枠を超えた問いと行動の経験」(自由と清新との接続)
- 「社会変革・平和構築への具体的意志」(平和と民主主義との接続)
- 「立命館の固有資源でしかできない研究・活動計画」(必然性の担保)
各学部の詳細は以下を参照してほしい。
- 立命館 国際関係学部の志望理由
- 立命館 法学部の志望理由
- 立命館 産業社会学部の志望理由
- 立命館 政策科学部の志望理由
- 立命館 映像学部の志望理由
- 立命館 総合心理学部の志望理由
- 立命館大学のアドミッションポリシー深読み
本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立命館大学公式サイトの最新募集要項をご確認ください。
志望理由書の改善点は? 1分で結果がわかる。
1分!
下書きを無料で添削。 改善点がすぐわかる。
1分!