立教法学部 志望理由|推薦と2学科別例文
立教法学部の志望理由|推薦と2学科別例文
立教大学法学部は2学科構成(法学科・国際ビジネス法学科)です。国際ビジネス法学科(法律×国際ビジネスの学際的学科)は立教法学部の固有の差別化軸であり、「法律の知識をビジネス・国際取引の文脈で活かしたい」受験生に向いています。
「法律に興味がある」という動機では評価されません。**「2学科のどちらを選ぶかの根拠と、法律の具体的な問い」**が合否を分けます。
この記事の結論
- 立教法学部の核心は「2学科選択の根拠+法的な問い+建学精神との接続」
- 国際ビジネス法学科:法律×国際ビジネスを統合——他MARCH法学部にはない立教固有の軸
- 「弁護士になりたい」「法律に興味がある」だけでは落ちる
- 明治法(法律学科1学科)・慶應法(法律・政治)との書き分けポイントも解説
目次
2学科の特徴と選び方
| 学科 | 学びの中心 | 向いている問い |
|---|---|---|
| 法学科 | 民法・刑法・憲法・行政法・国際法の体系的学習 | 「プラットフォーム企業の独占はどの法律で規制できるか」 |
| 国際ビジネス法学科 | 国際取引法・企業法・知的財産法・グローバルビジネスの法的枠組み | 「国際M&Aはなぜ契約法制の違いで頓挫することがあるのか」 |
国際ビジネス法学科の特徴:法学科で学ぶ六法体系に加え、「契約・知的財産・競争法・国際仲裁」など国際ビジネスに特化した法律分野を重点的に学びます。将来は企業法務・国際弁護士・国際機関職員を志向する受験生に向いています。
指定校推薦の選考内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願書類 | 志望理由書・調査書・推薦書 |
| 選考 | 書類審査+面接 |
| 評定目安 | 3.8〜4.0程度 |
| 面接頻出 | 「なぜ法学を学びたいのか」「2学科のどちらを選んだ理由」「具体的な研究テーマ」「立教法学部の魅力をどこで知ったか」 |
面接対策のポイント:面接では「なぜ明治法でも中央法でもなく立教法学部か」という比較質問が出ます。「国際ビジネス法学科という固有学科の存在」と「立教の建学精神(奉仕と共生)との接続」を30秒で答えられるよう準備してください。
2学科別志望理由と例文
法学科向け
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
法律に興味があります。将来は弁護士になりたいと思い、立教大学法学部を志望しました。
なぜダメか:「法律に興味がある」「弁護士になりたい」は最も陳腐な表現。どの法的問題を研究したいかという問いがなく、立教法学部を選ぶ理由も示されていない。
After例(改善版・約240字)
「デジタルプラットフォーム企業(GAFAなど)の市場支配力はなぜ既存の独占禁止法で規制しきれないのか」——経済学と法律の接点から持った問いです。デジタル市場の特性(ネットワーク効果・ゼロ価格・データの非対称性)を既存の競争法理論が十分にカバーできていないという問題意識があります。
立教大学法学部法学科では「競争法」「経済法」「デジタル法制度論」を通じてこの問いを研究し、将来は競争法・デジタル規制を専門とする弁護士または公正取引委員会の法務担当として活動することを目指します。立教の「奉仕と共生」精神のもと、「公正な市場の設計」を法律で実現することが私の志望の核心です。
国際ビジネス法学科向け
例文を見る(Before → After)
Before例(約80字)
国際的なビジネスと法律に興味があります。グローバルな法律の専門家として活躍したいと思い、国際ビジネス法学科を志望しました。
なぜダメか:「国際ビジネスと法に興味がある」では問いがない。「国際取引のどの法的問題を研究するか」という具体的な問いが欠落している。
After例(改善版・約240字)
「日本企業が海外スタートアップをM&Aする際、なぜ統合後の知的財産帰属問題で頓挫するケースが多いのか」——国際取引と知的財産法の交差点から持った問いです。国内法と国際条約の間の解釈齟齬と契約設計の不備が原因という仮説を持っています。
立教大学法学部国際ビジネス法学科では「国際知的財産法」「M&A法制」「国際商事仲裁」を通じてこの問いを研究し、将来は外資系法律事務所または日系大手企業の国際法務部門で企業法務専門家として活動することを目指します。
よくある失敗パターン
パターン1:「弁護士になりたい」「法律に興味がある」で終わる → 2学科どちらかを選び、「どの法律問題を研究したいか」を具体的に示す。
パターン2:国際ビジネス法学科を「英語×法律学科」と単純化する → 国際ビジネス法学科の核心は「国際取引・企業法務・知財・仲裁」の実務的法律学習。英語は手段であって目的ではない。
パターン3:明治法・慶應法との書き分けができていない → 立教法学部の差別化:国際ビジネス法学科の存在と、立教の建学精神(奉仕×公正な社会設計)との接続で書き分ける。
パターン4:「立教の雰囲気が好き」「池袋キャンパスに通いたい」 → キャンパスの立地・雰囲気は選択理由にならない。「立教法学部固有の学科構成・カリキュラム・建学精神との接続」で選択理由を示す。
パターン5:国際ビジネス法学科志望なのに英語力への言及がない → 国際ビジネス法学科では英語での法律文書・判例読解の機会がある。英語力の実績・意欲と「英語で国際法務を研究する必然性」を一文組み込む。
セルフチェックリスト
| # | チェック項目 |
|---|---|
| 1 | 志望学科(法学科 or 国際ビジネス法学科)が明示されているか |
| 2 | 法的な「問い」が問いの形で書かれているか |
| 3 | 国際ビジネス法学科志望者:国際取引・企業法務の問いが具体的か |
| 4 | 「弁護士になりたい」だけで終わっていないか |
| 5 | 立教法学部固有の科目への言及があるか |
| 6 | 立教の建学精神との接続があるか |
| 7 | 将来像が職業名+研究・業務まで書かれているか |
| 8 | 「なぜ立教法学部か(明治・慶應ではなく)」の答えがあるか |
| 9 | 高校時代の経験から問いが導出されているか |
| 10 | 立教大学法学部APを読み、応答しているか |
推薦・総合型選抜 志望理由書の準備スケジュール
| 時期 | 取り組むこと |
|---|---|
| 出願4ヶ月前 | APを読む・志望学科の研究内容・科目を調べる・問いの芽を見つける |
| 出願3ヶ月前 | 志望理由書の骨子を作成(問い→経験→研究計画→将来像の4要素) |
| 出願2ヶ月前 | 第1稿を完成・信頼できる教員や添削サービスでフィードバックを受ける |
| 出願1ヶ月前 | 志望理由書を最終化・面接練習開始(問いを30秒で口頭説明できるか) |
| 出願2週間前 | 全書類の最終確認・提出書類のコピー保管・字数・誤字脱字のチェック |
志望理由書に必ず入れる4つの要素
1. 問い:「なぜ○○なのか」という形の学術的な問い。動機の表明(「○○に興味がある」)ではなく問いの形で書く。
2. 経験:その問いを持つようになった高校時代の体験・活動・出来事。「経験→問い」の論理的な接続が重要。
3. 研究計画:その学部・学科の固有の科目・ゼミ・環境を使って問いをどう研究するか。固有名詞(科目名・ゼミ名)を最低2つ入れる。
4. 将来像:職業名だけでなく「その職種で何の問題に取り組むか」まで書く。「弁護士になりたい」ではなく「○○分野の弁護士として○○問題に取り組みたい」。
よくある質問
Q1: 立教法学部と明治法学部・中央法学部、志望理由書はどう変わるか 中央法学部は「法曹養成(司法試験合格者数)」で知名度が高く、法律学科・国際企業関係法学科・政治学科の3学科構成です。明治法学部は「権利自由・独立自治」の建学精神が差別化軸。立教法学部は「国際ビジネス法学科」という固有学科と「奉仕と共生」の建学精神が書き分けポイントです。
Q2: 国際ビジネス法学科を選ぶ場合、英語力は必要か 国際ビジネス法学科では国際取引・国際仲裁・知的財産法を学ぶため、英語で書かれた条文・判例・論文を読む機会があります。高い英語力が必須というわけではありませんが、英語でのリーガルリサーチに意欲があることを示すと説得力が増します。
Q3: 法学部卒業後の進路に「法曹(弁護士・裁判官・検察官)」以外はあるか 法学部卒業生は企業法務・金融機関のコンプライアンス・官公庁・コンサルティング・シンクタンクなど幅広い進路があります。特に国際ビジネス法学科は「企業法務・国際機関・外資系法律事務所」への就職実績があります。「法律の知識を使う仕事」は弁護士だけではないという視点で将来像を描くことが志望理由書の幅を広げます。
立教法学部の志望理由と建学精神の接続方法
立教大学の建学精神(キリスト教精神に基づく「奉仕」と「共生」)は、「なぜ立教法学部か」を答える核心的な軸です。ただし「建学精神に共感しました」の一文だけでは評価されません。自分の研究テーマ・問い・将来像と具体的にどう繋がるかを示すことが重要です。
3つの接続パターン
パターン1(研究テーマ×共生型) 「私が研究したい問いは、社会的に弱い立場に置かれた人々が制度や社会から排除されるメカニズムを解明することです。立教の『共生』の精神——異なる背景を持つ人々が共に生きる社会をつくる——が私の研究の方向性と一致しています。」
パターン2(奉仕×キャリア型) 「将来、○○分野で○○として働く目標は、利益追求ではなく社会への貢献(奉仕)を軸にしたキャリア観に基づいています。この価値観を形成・強化できる環境として、立教の建学精神が息づく法学部を選びました。」
パターン3(知的探究×共生型) 「私が研究したい問いは、異なる文化・立場・価値観を持つ人々がどのように理解し合えるかという問いです。立教の『共生』の精神と、多様な背景を持つ学生が共に学ぶキャンパス環境が、この問いを深めるうえで最も適した学習環境だと考えています。」
立教全体の入試戦略は立教大学 志望理由ガイド、志望理由書の書き方 完全ガイドも参照。
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本記事の情報は2026年5月時点のものです。必ず立教大学法学部公式サイトの最新募集要項をご確認ください。
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